重賞ウィナーレポート

2011年03月05日 オーシャンS G3

2011年03月05日 中山競馬場 晴 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダッシャーゴーゴー

プロフィール

生年月日
2007年03月22日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:13戦4勝
総収得賞金
324,445,000円
サクラバクシンオー
母 (母父)
ネガノ(CAN)  by  Miswaki(USA)
馬主
芦田 信
生産者
下河辺牧場 (門別)
調教師
安田 隆行
騎手
川田 将雅
  • 下河辺トレーニングセンターの調教風景
    下河辺トレーニングセンターの調教風景

 高松宮記念(G1)のステップレース第6回オーシャンS(G3)は、ダッシャーゴーゴーが外から力強く伸びて快勝。1分07秒8のレースレコードをマークし、昨年9月のセントウルS(G2)に続く2つ目の重賞タイトルを手にした。

 今シーズン初戦で、馬体重は前走の京阪杯(G3)から14キロ増。それでも、下河辺隆行さん(下河辺牧場)の目にはとても良い気配に映った。

 「プラス14キロとはいえ、太め感はあまりなく、成長分を含む数字だったのでしょう。レース前に安田先生から『良い状態』と聞いていましたので、勝ち負けは別として楽しみにしていました」

 陣営の期待どおり、ダッシャーゴーゴーは直線外から一完歩ごとに前に詰め寄る。最後は昨年の高松宮記念(G1)覇者で、ディフェンディング・チャンピオンでもあるキンシャサノキセキの追撃を封じ込めた。「ゴール前は力が入りましたね。川田騎手も本当に一生懸命追ってくれました」。

 2着キンシャサノキセキからハナ差3着は同じく下河辺牧場生産のレッドスパーダ。惜しくも『牧場のスタッフ全員で馬券を当てて、お金持ち』とはいかなかったが、どちらの馬も先々が楽しみになるレース内容となった。「とくにダッシャーゴーゴーは叩かれてさらに良くなりそう。昨年のスプリンターズS(G1)(※2着入線→4着降着)は悔しいレースでしたから、次(高松宮記念(G1))は良いレースをしてもらいたいです」

 下河辺さんによれば、ダッシャーゴーゴーは1歳秋~2歳の育成時代から「人に対して従順で、手がかからない優等生」だったという。体質も丈夫で、2歳7月のデビューからここまで着実にステップアップを遂げてきた。「馬体重が示すように、今も成長しています。まだまだ変わってきそうですよ」。

 リベンジの時はもうすぐ。短距離界の頂点を目指して、一気に駆け抜ける。