2010年08月22日 レパードS(重賞)
優勝馬:ミラクルレジェンド
プロフィール
- 生年月日
- 2007年02月17日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/栗毛
- 戦績
- 国内:8戦4勝
- 総収得賞金
- 332,420,000円
- 父
- フジキセキ
- 母 (母父)
- パーソナルレジェンド(USA) by Awesome Again(CAN)
- 馬主
- 吉田 照哉
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 藤原 英昭
- 騎手
- 北村 宏司
夏競馬に入って活躍が目立つ、社台ファーム生産の牝馬たち。距離や条件、世代を問わず結果を残しているのは驚くばかりだが、オークス(G1)を制したサンテミリオンと同期となるミラクルレジェンドが、並み居る牡馬を退けてダート界で頭角を表した。
「馬体重が400㎏代前半と小柄な牝馬ですが、牡馬相手に素晴らしい勝負根性を見せてくれました」と話してくれたのは、社台ファームの牝馬調教主任である斎藤孝さん。ミラクルレジェンドとサンテミリオンだけでなく、今年のサマースプリントシリーズの頂点に立ったワンカラット、そしてクイーンS(G3)を優勝し、秋の牝馬クラシック戦線を沸かせてくれそうなアプリコットフィズなど、今年の重賞戦線を沸かす多くの牝馬が、斎藤さんの元を巣立ってきた。
「素質の高さは厩舎陣営も感じていたようで、デビュー当初はクラシック参戦を目標としていました。当初は芝のレースを中心に使っていましたが、ダートに路線変更した途端の快進撃ですので、厩舎陣営の眼力の高さに感服しています」と斎藤さん。育成時の話を聞くと、まるで不安が無かった健康優良児とのことだったが、なかなか馬体が増えないことが悩みの種だったという。
「馬体重の管理には苦労を要しましたが、でも、これは世の女性からすれば贅沢な悩みなのでしょうね(笑)」と斎藤さんは冗談も交えてくる。
とはいっても近走は馬体重の増減も安定してきて、大人の馬に近づいた感も受ける。藤原厩舎と社台ファームと言えば、今年のダービー馬であるエイシンフラッシュとも一緒。まさにゴールデンコンビだけに、この後のミラクルレジェンドの活躍も楽しみになってくる。
「厩舎の皆さんや、様々な関係者の方の応援のおかげで良い結果を得られました。この場を借りてお礼を言わせていただきたいですね」と斎藤さん。3歳牡馬はエイシンフラッシュ、3歳牝馬はサンテミリオンと、クラシックの頂点に立つ馬を送り出した社台ファームであるが、3歳ダート界の頂点と立つ馬は、このミラクルレジェンドとなりそうな気もしてくる。