2010年01月30日 東京新聞杯 G3
優勝馬:レッドスパーダ
プロフィール
- 生年月日
- 2006年05月21日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:9戦4勝
- 総収得賞金
- 339,783,000円
- 母 (母父)
- バービキャット(USA) by Storm Cat(USA)
- 馬主
- (株) 東京ホースレーシング
- 生産者
- 下河辺牧場 (門別)
- 調教師
- 藤沢 和雄
- 騎手
- 横山 典弘
東京新聞杯(G3)は明け4歳のレッドスパーダが好時計で快勝。古馬マイル戦線の有力馬が集結した中で、堂々たるパフォーマンスを示した。
本馬の生産は日高町の下河辺牧場。これまで牝馬三冠を成し遂げたスティルインラブやオークス馬ダイワエルシエーロ、ダート重賞を数多く制したナリタハヤブサなどを生産している。昨年はブロードストリートが強烈な末脚を武器に牝馬戦線を盛り上げた。
同牧場の下河辺行雄さんはレースを振り返って、「強かったですね。昨年、厩舎サイドから“来年になれば本格化していく馬”と聞いていましたし、じっくり育ててくれたことが実を結びました。厩舎、オーナーの皆さんに感謝しています。」と、喜びを語った。
これまでの戦績をひも解くと、3歳春に出走したスプリングステークス(Jpn2)では後の皐月賞馬アンライバルドの2着に入り、続くNHKマイルカップ(G1)でも2着に健闘。強豪馬相手に奮闘するもなかなか勝ち運に恵まれなかったが、今年1月のニューイヤーステークスをものにするや、返す刀で重賞初制覇を飾った。
牧場時代の本馬について行雄さんは、「馬格的には際立って目立つタイプではありませんでしたが、歩きがスムーズで動かせると良いタイプでしたね。放牧地で走っている様子を見ていますと、力強いというよりは柔らかさが際立っていました。」と、当時を思い出して語る。しなやかな馬体が豊かなスピード能力につながっているのだろう。
母バービキャットは小柄なタイプとのことだったが、本馬は2歳秋に516kgの馬体重でデビュー勝ち。東京新聞杯では出走馬16頭中で最も大きな534kgの体で出走した。「500kg台の馬になるとは思いませんでしたね。」と、行雄さん。大柄に育った馬体は父タイキシャトルのエッセンスが効いているといえそうだ。
牧場では半妹となる3歳馬(父キングカメハメハ)がデビューに向けて育成中。行雄さんは、
「半妹はとてもきれいな馬ですね。今は成長が進む時期なので、馬体に実が入るのを待ってじっくり調整しています。」と、現在の様子を伝えてくれた。父はうなぎ上りに種牡馬成績を伸ばしているキングカメハメハで、兄の活躍も受けてこちらも注目を浴びる存在となりそうだ。
年が明け、幸先良いスタートを切り、本馬にとって今年は飛躍の一年となりそうだ。行雄さんは、「今後も無事に走ってくれれば幸いです。」と、親心を込めてエールを送る。立派な馬体と磨きをかけたスピードを生かし、これからの戦いも好勝負を演じてくれるだろう。
本馬の生産は日高町の下河辺牧場。これまで牝馬三冠を成し遂げたスティルインラブやオークス馬ダイワエルシエーロ、ダート重賞を数多く制したナリタハヤブサなどを生産している。昨年はブロードストリートが強烈な末脚を武器に牝馬戦線を盛り上げた。
同牧場の下河辺行雄さんはレースを振り返って、「強かったですね。昨年、厩舎サイドから“来年になれば本格化していく馬”と聞いていましたし、じっくり育ててくれたことが実を結びました。厩舎、オーナーの皆さんに感謝しています。」と、喜びを語った。
これまでの戦績をひも解くと、3歳春に出走したスプリングステークス(Jpn2)では後の皐月賞馬アンライバルドの2着に入り、続くNHKマイルカップ(G1)でも2着に健闘。強豪馬相手に奮闘するもなかなか勝ち運に恵まれなかったが、今年1月のニューイヤーステークスをものにするや、返す刀で重賞初制覇を飾った。
牧場時代の本馬について行雄さんは、「馬格的には際立って目立つタイプではありませんでしたが、歩きがスムーズで動かせると良いタイプでしたね。放牧地で走っている様子を見ていますと、力強いというよりは柔らかさが際立っていました。」と、当時を思い出して語る。しなやかな馬体が豊かなスピード能力につながっているのだろう。
母バービキャットは小柄なタイプとのことだったが、本馬は2歳秋に516kgの馬体重でデビュー勝ち。東京新聞杯では出走馬16頭中で最も大きな534kgの体で出走した。「500kg台の馬になるとは思いませんでしたね。」と、行雄さん。大柄に育った馬体は父タイキシャトルのエッセンスが効いているといえそうだ。
牧場では半妹となる3歳馬(父キングカメハメハ)がデビューに向けて育成中。行雄さんは、
「半妹はとてもきれいな馬ですね。今は成長が進む時期なので、馬体に実が入るのを待ってじっくり調整しています。」と、現在の様子を伝えてくれた。父はうなぎ上りに種牡馬成績を伸ばしているキングカメハメハで、兄の活躍も受けてこちらも注目を浴びる存在となりそうだ。
年が明け、幸先良いスタートを切り、本馬にとって今年は飛躍の一年となりそうだ。行雄さんは、「今後も無事に走ってくれれば幸いです。」と、親心を込めてエールを送る。立派な馬体と磨きをかけたスピードを生かし、これからの戦いも好勝負を演じてくれるだろう。