2010年01月17日 京成杯 G3
優勝馬:エイシンフラッシュ
プロフィール
- 生年月日
- 2007年03月27日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:5戦3勝
- 総収得賞金
- 756,072,000円
- 母 (母父)
- ムーンレディ(GER) by Platini(GER)
- 馬主
- 平井 豊光
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 藤原 英昭
- 騎手
- 横山 典弘
昨年のリーディングブリーダーに輝いた社台ファームの勢いが止まらない。昨年末のラジオNIKKEI杯2歳ステークス(Jpn3)を制したヴィクトワールピサに続き、京成杯(G3)をエイシンフラッシュが優勝。今年の牡馬クラシック戦線に大駒2枚を揃えることとなった。
「母ムーンレディは2006年のイギリス・タタソールズセールの購入馬になります。重賞勝ち(独セントレジャー(G2)、ロングアイランドH(G2)など重賞4勝)をあげたという実績はもちろんのこと、線が太くて力強い姿勢と馬自身の持つ上品さが購入の決め手となりました。その時にお腹に入っていたのがエイシンフラッシュとなりますが、日本に来て最初の産駒が重賞を勝つのですから、本馬の勝負強さは母譲りだと思います」とは社台ファームの長浜卓也さん。
社台ファームにしては珍しい持ち込み馬での重賞制覇となったわけだが、これも優秀な繁殖牝馬を見つけてくる目と、その後の中期育成、そして騎乗育成が全てうまくいっていることの何ものでもないだろう。
7月に阪神競馬場で行われたメイクデビューのあと、社台ファームへと調整放牧のために戻ってきたエイシンフラッシュだが、その時の印象を長浜さんはこう話す。
「この期間に心身ともに随分しっかりとしたように思います。実際に休養後の緒戦で未勝利を勝ちあがり、その後、エリカ賞にも勝利ときっちりと軌道に乗ってくれました。課題を与えられながら1戦ごとに克服できるエイシンフラッシュ自身の能力も素晴らしいと思いますが、敗戦を教訓に馬を強くしていく藤原厩舎の手腕にはいつも驚かされるばかりです」
社台ファーム=藤原英昭厩舎のラインからはヴィクトリアマイル(Jpn1)を勝ったエイジアンウインズ、札幌記念(Jpn2)を含む重賞3勝をあげたタスカータソルテなど、多くの活躍馬が誕生しているが、その藤原調教師からはレース後に、「(横山典弘騎手は)ウチの馬によく乗ってくれるジョッキーなので、ウチの馬の作りかたをよく理解してくれた上で、負担のかからないレースで結果を出してくれた」という言葉が聞かれている。
長浜さんはこの言葉にも触れて、「この勝利はまさに騎手も含めた、牧場、厩舎とのチームワークの勝利だ、と感じました。大目標を前に、馬を作りながら勝たせる藤原組の手腕にはいつも唸らされますし、今後もそのチームの和を乱さないように、牧場一丸となって馬作りに励んでいきたいですね」と嬉しそうな表情を浮かべた。
出世レースとされるエリカ賞からの重賞制覇、そして勝ちっぷりの良さ共に、一躍、牡馬クラシック戦線の有力馬となったエイシンフラッシュだが、「賞金加算も叶いましたし、今後のローテが組みやすくなったことを思うと、意味のある1勝だったと思います」と長浜さんの気持ちは、牡馬クラシックのタイトルの方向を向いていた。
「母ムーンレディは2006年のイギリス・タタソールズセールの購入馬になります。重賞勝ち(独セントレジャー(G2)、ロングアイランドH(G2)など重賞4勝)をあげたという実績はもちろんのこと、線が太くて力強い姿勢と馬自身の持つ上品さが購入の決め手となりました。その時にお腹に入っていたのがエイシンフラッシュとなりますが、日本に来て最初の産駒が重賞を勝つのですから、本馬の勝負強さは母譲りだと思います」とは社台ファームの長浜卓也さん。
社台ファームにしては珍しい持ち込み馬での重賞制覇となったわけだが、これも優秀な繁殖牝馬を見つけてくる目と、その後の中期育成、そして騎乗育成が全てうまくいっていることの何ものでもないだろう。
7月に阪神競馬場で行われたメイクデビューのあと、社台ファームへと調整放牧のために戻ってきたエイシンフラッシュだが、その時の印象を長浜さんはこう話す。
「この期間に心身ともに随分しっかりとしたように思います。実際に休養後の緒戦で未勝利を勝ちあがり、その後、エリカ賞にも勝利ときっちりと軌道に乗ってくれました。課題を与えられながら1戦ごとに克服できるエイシンフラッシュ自身の能力も素晴らしいと思いますが、敗戦を教訓に馬を強くしていく藤原厩舎の手腕にはいつも驚かされるばかりです」
社台ファーム=藤原英昭厩舎のラインからはヴィクトリアマイル(Jpn1)を勝ったエイジアンウインズ、札幌記念(Jpn2)を含む重賞3勝をあげたタスカータソルテなど、多くの活躍馬が誕生しているが、その藤原調教師からはレース後に、「(横山典弘騎手は)ウチの馬によく乗ってくれるジョッキーなので、ウチの馬の作りかたをよく理解してくれた上で、負担のかからないレースで結果を出してくれた」という言葉が聞かれている。
長浜さんはこの言葉にも触れて、「この勝利はまさに騎手も含めた、牧場、厩舎とのチームワークの勝利だ、と感じました。大目標を前に、馬を作りながら勝たせる藤原組の手腕にはいつも唸らされますし、今後もそのチームの和を乱さないように、牧場一丸となって馬作りに励んでいきたいですね」と嬉しそうな表情を浮かべた。
出世レースとされるエリカ賞からの重賞制覇、そして勝ちっぷりの良さ共に、一躍、牡馬クラシック戦線の有力馬となったエイシンフラッシュだが、「賞金加算も叶いましたし、今後のローテが組みやすくなったことを思うと、意味のある1勝だったと思います」と長浜さんの気持ちは、牡馬クラシックのタイトルの方向を向いていた。