2007年04月22日 アンタレスS G3
優勝馬:ワイルドワンダー
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月19日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:15戦7勝
- 総収得賞金
- 349,584,000円
- 母 (母父)
- ワルツダンサー by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- 草間 庸文
- 生産者
- 静内フジカワ牧場 (静内)
- 調教師
- 久保田 貴士
- 騎手
- 岩田 康誠
9年ぶりとなった産駒の重賞制覇に静内フジカワ牧場の藤川靖仁社長は満面の笑みを湛えていた。
静内豊畑の広い河川敷にある同牧場は、藤川さん夫妻とスタッフ1名で16頭の繁殖牝馬を飼養している。1997年にデュークグランプリ(武蔵野S,JBCブリーダーズGCなど)を出し、本馬は2度目の殊勲馬となった。
「うちの仔が重賞に出る時は必ず競馬場まで行っていたのですが、今回はお産や種付の都合で行けませんでした。お世話になっているオーナー(草間庸文氏)や先生(久保田貴士調教師)に大変失礼してしまい、頑張って重賞レースに出てきた彼(本馬)にも申し訳ないことをしました。」と、大きな喜びの中にも悔いの残ったという言葉が出てくる。藤川さんは、真面目で丁寧な方、周りの方への配慮が優先する。
本馬の、アッと思わせるような鋭い末脚での快勝に、藤川さんは「あの末脚は彼本来の姿ですよ。首を低くして,重心の低い綺麗なフォームが前走(コーラルS 1着)で戻ってきました。このレースも岩田騎手が上手くタメて絶妙のタイミングでビュンと抜け出してくれました。さすが、今、旬の騎手だけありますね。本馬は5歳になって、体も精神も一回り大きくなったようです。小さい頃、ヤンチャだった本馬をここまで良く育ててくれた皆さんに、ただ感謝の気持ちだけでいっぱいです。」と陣営に感謝する。
本馬の母ワルツダンサーは、良血が肌に入る繁殖牝馬。藤川さんは「ノーザンダンサーとミスタープロスペクターの肌に母の父がサンデーサイレンスです。本馬は、ブライアンズタイムが父なので活躍種牡馬の名が見事に並びました。草間オーナーから、お預かりしている大事な血統馬なので大事にしていますが、今年生まれたのが本馬の全妹で、ゆくゆくは、血統後継馬としての期待もあり今後にも夢が残ります。」と夢は膨らむ。
本馬は第1仔で、産まれた頃は小さめだったという。半弟(父グラスワンダー)の4歳は中央で活躍中のラインドライブ、3歳の半弟オペラブラーボ(父オペラハウス)も中央の新馬戦を勝ち上がっている。
産駒の活躍に同牧場の秘訣を伺うと「別に何も特別な事はしていませんよ。でも、親父から譲り受けた土地は大事にしています。2年前に土地が広がりましたので、順番に放牧地を休ませる事も出来るようになりました。大切な馬を預かっていることもあって、夜間放牧には踏み切れませんが、同じ運動量をさせようと、毎朝3時半から13~4時間放牧しています。」と藤川さんの努力は重ねられている。
現在、札幌で勉学に励んでいるという二人のお子さんも、小さい頃から牧場を手伝い飼養馬や産駒のことは詳しく、本馬の活躍で親子のコミュニケーションも多いようだ。本格化した本馬の今後の活躍に、藤川ファミリーの暖かい応援が続く。
静内豊畑の広い河川敷にある同牧場は、藤川さん夫妻とスタッフ1名で16頭の繁殖牝馬を飼養している。1997年にデュークグランプリ(武蔵野S,JBCブリーダーズGCなど)を出し、本馬は2度目の殊勲馬となった。
「うちの仔が重賞に出る時は必ず競馬場まで行っていたのですが、今回はお産や種付の都合で行けませんでした。お世話になっているオーナー(草間庸文氏)や先生(久保田貴士調教師)に大変失礼してしまい、頑張って重賞レースに出てきた彼(本馬)にも申し訳ないことをしました。」と、大きな喜びの中にも悔いの残ったという言葉が出てくる。藤川さんは、真面目で丁寧な方、周りの方への配慮が優先する。
本馬の、アッと思わせるような鋭い末脚での快勝に、藤川さんは「あの末脚は彼本来の姿ですよ。首を低くして,重心の低い綺麗なフォームが前走(コーラルS 1着)で戻ってきました。このレースも岩田騎手が上手くタメて絶妙のタイミングでビュンと抜け出してくれました。さすが、今、旬の騎手だけありますね。本馬は5歳になって、体も精神も一回り大きくなったようです。小さい頃、ヤンチャだった本馬をここまで良く育ててくれた皆さんに、ただ感謝の気持ちだけでいっぱいです。」と陣営に感謝する。
本馬の母ワルツダンサーは、良血が肌に入る繁殖牝馬。藤川さんは「ノーザンダンサーとミスタープロスペクターの肌に母の父がサンデーサイレンスです。本馬は、ブライアンズタイムが父なので活躍種牡馬の名が見事に並びました。草間オーナーから、お預かりしている大事な血統馬なので大事にしていますが、今年生まれたのが本馬の全妹で、ゆくゆくは、血統後継馬としての期待もあり今後にも夢が残ります。」と夢は膨らむ。
本馬は第1仔で、産まれた頃は小さめだったという。半弟(父グラスワンダー)の4歳は中央で活躍中のラインドライブ、3歳の半弟オペラブラーボ(父オペラハウス)も中央の新馬戦を勝ち上がっている。
産駒の活躍に同牧場の秘訣を伺うと「別に何も特別な事はしていませんよ。でも、親父から譲り受けた土地は大事にしています。2年前に土地が広がりましたので、順番に放牧地を休ませる事も出来るようになりました。大切な馬を預かっていることもあって、夜間放牧には踏み切れませんが、同じ運動量をさせようと、毎朝3時半から13~4時間放牧しています。」と藤川さんの努力は重ねられている。
現在、札幌で勉学に励んでいるという二人のお子さんも、小さい頃から牧場を手伝い飼養馬や産駒のことは詳しく、本馬の活躍で親子のコミュニケーションも多いようだ。本格化した本馬の今後の活躍に、藤川ファミリーの暖かい応援が続く。