2008年06月29日 宝塚記念 G1
優勝馬:エイシンデピュティ
プロフィール
- 生年月日
- 2002年04月09日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:27戦10勝
- 総収得賞金
- 441,045,000円
- 母 (母父)
- エイシンマッカレン(USA) by Woodman(USA)
- 馬主
- 平井 豊光
- 生産者
- 栄進牧場 (浦河)
- 調教師
- 野元 昭
- 騎手
- 内田 博幸
今年になって安定した強い走りを見せていた本馬が遂にGⅠを制した。
生産牧場の栄進牧場(浦河町)の名古屋唯男繁殖主任やスタッフにとっては、待ちに待ったタイトルだった。同牧場はオーナーブリーダー(平井豊光オーナー)の名門牧場で、自己生産馬の重賞制覇だけでも本馬の4勝(エプソムカップ、京都金杯、金鯱賞、宝塚記念)を含め14勝目となった。
過去には、1990年に、こちらも名古屋主任が送り出したエイシンサニー(オークス)がGⅠをとっている。前回の取材で「そろそろ(エイシン)サニー以来となるGⅠが欲しいですね。」と繰り返し語っていただけに、今回の優勝の喜びはひとしおのようだ。
浦河町絵笛にある繁殖分場の休憩所で4人のスタッフと応援していた名古屋さん「いろんな条件に恵まれたのでしょうけれど、願っていたGⅠだけに嬉しいですね。金鯱賞で勝ってくれたので期待はしましたが、今回は未経験の200m長くなる距離で不安もありましたが内田騎手が積極的に乗ってくれました。最後にメイショウサムソンが並びかけてきた時は林君(メイショウサムソンの生産者林孝輝さん)には悪いけど、“来るなァー”ってテーブルを叩いて叫んでいました。」と本音もちらりと出る。
「母エイシンマッカレンは、オーナーが期待して輸入した牝系なので大変喜んでいるようですよ。それに今年は、オーナーの念願だったフレンチデピュティを受胎しました。」と名古屋さん。本馬の活躍に来年の全兄弟の誕生がますます楽しみとなるが、繁殖主任の名古屋さんにとっては牝馬が欲しいという贅沢な期待もある。
母エイシンマッカレン(母の父 Woodman)は、競走馬として輸入され、中央では500万下まで勝ちあがっている。2年少々の短い現役生活を終えて早い時期に繁殖牝馬となった。本馬は2番仔、エイシンシテンノー(牡 5歳 父フジキセキ)、エーシンダードマン(牡 4歳 父ダンスインザダーク)の半弟が現役で活躍中、2歳半妹(父タイキシャトル)は同牧場の岡山県久世トレーニングセンターに、1歳の半妹(父クロフネ)は同町の本場で中間育成中だ。
平井豊光オーナーは米国にも牧場を持つが、良血馬の導入に目途がついたのか米国を撤収、こちらの牧場に集約して競走馬づくりを進めていくようだ。
オーナーとしては、今回を含めると所有馬では、実に41度目の重賞制覇を果たした事になる。その中でエイシンチャンプ(朝日杯フューチュリティーS)、エイシンワシントン(CBC賞他)などが記憶に新しいが、朝日杯3歳Sを勝って香港マイルC、クイーンエリザベスⅡ世C(2連覇)を制し日本の競馬界の語り草になったエイシンプレストンを出すなど平井オーナーの功績は大きい。
繁殖を預かる名古屋主任は、同牧場で25年ほど働いているという経験豊富なホースマン。幼駒の時から常に馬に話しかけ、手を触れて人間との信頼関係を築いているという。
夜間放牧こそしていないが、海に近いので夏のアブも少なく長時間の放牧で自然の風に当てて馬を鍛えているそうだ。
競馬専門誌にも「エイシン」(平井豊光氏)、「エーシン」(平井宏承氏)を冠名にする競走馬がまた増えてきそうだ。
生産牧場の栄進牧場(浦河町)の名古屋唯男繁殖主任やスタッフにとっては、待ちに待ったタイトルだった。同牧場はオーナーブリーダー(平井豊光オーナー)の名門牧場で、自己生産馬の重賞制覇だけでも本馬の4勝(エプソムカップ、京都金杯、金鯱賞、宝塚記念)を含め14勝目となった。
過去には、1990年に、こちらも名古屋主任が送り出したエイシンサニー(オークス)がGⅠをとっている。前回の取材で「そろそろ(エイシン)サニー以来となるGⅠが欲しいですね。」と繰り返し語っていただけに、今回の優勝の喜びはひとしおのようだ。
浦河町絵笛にある繁殖分場の休憩所で4人のスタッフと応援していた名古屋さん「いろんな条件に恵まれたのでしょうけれど、願っていたGⅠだけに嬉しいですね。金鯱賞で勝ってくれたので期待はしましたが、今回は未経験の200m長くなる距離で不安もありましたが内田騎手が積極的に乗ってくれました。最後にメイショウサムソンが並びかけてきた時は林君(メイショウサムソンの生産者林孝輝さん)には悪いけど、“来るなァー”ってテーブルを叩いて叫んでいました。」と本音もちらりと出る。
「母エイシンマッカレンは、オーナーが期待して輸入した牝系なので大変喜んでいるようですよ。それに今年は、オーナーの念願だったフレンチデピュティを受胎しました。」と名古屋さん。本馬の活躍に来年の全兄弟の誕生がますます楽しみとなるが、繁殖主任の名古屋さんにとっては牝馬が欲しいという贅沢な期待もある。
母エイシンマッカレン(母の父 Woodman)は、競走馬として輸入され、中央では500万下まで勝ちあがっている。2年少々の短い現役生活を終えて早い時期に繁殖牝馬となった。本馬は2番仔、エイシンシテンノー(牡 5歳 父フジキセキ)、エーシンダードマン(牡 4歳 父ダンスインザダーク)の半弟が現役で活躍中、2歳半妹(父タイキシャトル)は同牧場の岡山県久世トレーニングセンターに、1歳の半妹(父クロフネ)は同町の本場で中間育成中だ。
平井豊光オーナーは米国にも牧場を持つが、良血馬の導入に目途がついたのか米国を撤収、こちらの牧場に集約して競走馬づくりを進めていくようだ。
オーナーとしては、今回を含めると所有馬では、実に41度目の重賞制覇を果たした事になる。その中でエイシンチャンプ(朝日杯フューチュリティーS)、エイシンワシントン(CBC賞他)などが記憶に新しいが、朝日杯3歳Sを勝って香港マイルC、クイーンエリザベスⅡ世C(2連覇)を制し日本の競馬界の語り草になったエイシンプレストンを出すなど平井オーナーの功績は大きい。
繁殖を預かる名古屋主任は、同牧場で25年ほど働いているという経験豊富なホースマン。幼駒の時から常に馬に話しかけ、手を触れて人間との信頼関係を築いているという。
夜間放牧こそしていないが、海に近いので夏のアブも少なく長時間の放牧で自然の風に当てて馬を鍛えているそうだ。
競馬専門誌にも「エイシン」(平井豊光氏)、「エーシン」(平井宏承氏)を冠名にする競走馬がまた増えてきそうだ。