2005年02月13日 ダイヤモンドS G3
優勝馬:ウイングランツ
プロフィール
- 生年月日
- 2000年04月08日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:23戦4勝
- 総収得賞金
- 155,737,000円
- 母 (母父)
- アリシーナ(USA) by Alysheba(USA)
- 馬主
- (株) ウイン
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 高市 圭二
- 騎手
- 松岡 正海
【取材先:ウイングランツ号の生産者・ノーザンファーム(事務局)】
――――― 重賞初勝利おめでとうございます。51キロという軽ハンデを活かし、最後は見事に接戦を制しましたね。どういった気持ちでこのレースはご覧になりましたか?
(スタッフ)3,400mといった長丁場のレースでもあり、その距離自体の経験馬が少ないことやハンデ戦といった様々なファクターを思いますと、重賞実績のない本馬でも状態の良さで上位への期待は持って応援していました。
――――― デビュー当時から1,800m~2,600mの中長距離路線で走ってきましたが、3,400mという距離でもやはりダンスインザダーク産駒らしい巧者ぶりが見られましたね?
(スタッフ)確かにダンスインザダーク産駒らしい粘り腰には関心させられましたが、本来は母系が距離延びてしぶとい競馬をする傾向があるようなので、本馬もその特性をここ一番で発揮できたことが勝因の一つと思います。
――――― レースをご覧になって、今後に向けてのご感想は如何ですか?
(スタッフ)ハンデ戦とはいえ、やはり地力がなければこのレースは勝ちきれませんし、昨夏よりの地道な成長力を思うと案外これを契機に飛躍する可能性が大きいのではないでしょうか。とにかくここまで我慢強く大事に育ててくれた高市厩舎スタッフの技術力も素晴らしいですし、松岡騎手の迷いのない騎乗ぶりにも関心させられました。
――――― 本馬の牧場時代のことについてお聞かせ下さい。本馬はセレクトセールの取引馬ですが、当歳時の印象はどうでしたか?
(スタッフ)父の産駒にしては、当歳馬であることを考慮しても細身のイメージが先行したタイプで、せり上場時点では距離の融通性云々よりも、もう少しスピード優先の競走馬になるのではと思っていたのですが・・・
――――― 続いて母アリシーナについてお聞かせ下さい。
1)どんな母親ですか?
(スタッフ)アリシーバの産駒にしてはコンパクトな体型の繁殖牝馬です。性格も温和で全く変わったところはありません。
2)今年のお産予定について教えて下さい。
(スタッフ)今年はすでに1月25日にフジキセキの牝馬が生まれていますが、とても点数の高い造りの馬です。
――――― 最後になりますが、このレースを勝った事、それから血統的を考えても、次は天皇賞・春が目標になると思います。本馬のこれからにどのような期待をしていますか?
(スタッフ)これで重賞勝馬の仲間入りしたわけですし、大きな目標を持つことは大切なことですが、競走回数も少ないですし、本馬の個性を十分発揮できるようなレース選択で更に飛躍の年にしたいと思います。
――――― ご協力ありがとうございました。これからも益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。天皇賞を占う長距離ハンデ戦・第55回ダイヤモンドS(GIII)は、51キロの伏兵、10番人気ウイングランツが重賞初制覇を飾った。2着に8番人気ハイフレンドトライ、3着に4番人気チャクラが入り、3連単は50万7610円の大波乱となった。後方から見事なマクリを決めた鞍上の松岡正海騎手はデビュー3年目でうれしい初重賞制覇となった。
――――― 重賞初勝利おめでとうございます。51キロという軽ハンデを活かし、最後は見事に接戦を制しましたね。どういった気持ちでこのレースはご覧になりましたか?
(スタッフ)3,400mといった長丁場のレースでもあり、その距離自体の経験馬が少ないことやハンデ戦といった様々なファクターを思いますと、重賞実績のない本馬でも状態の良さで上位への期待は持って応援していました。
――――― デビュー当時から1,800m~2,600mの中長距離路線で走ってきましたが、3,400mという距離でもやはりダンスインザダーク産駒らしい巧者ぶりが見られましたね?
(スタッフ)確かにダンスインザダーク産駒らしい粘り腰には関心させられましたが、本来は母系が距離延びてしぶとい競馬をする傾向があるようなので、本馬もその特性をここ一番で発揮できたことが勝因の一つと思います。
――――― レースをご覧になって、今後に向けてのご感想は如何ですか?
(スタッフ)ハンデ戦とはいえ、やはり地力がなければこのレースは勝ちきれませんし、昨夏よりの地道な成長力を思うと案外これを契機に飛躍する可能性が大きいのではないでしょうか。とにかくここまで我慢強く大事に育ててくれた高市厩舎スタッフの技術力も素晴らしいですし、松岡騎手の迷いのない騎乗ぶりにも関心させられました。
――――― 本馬の牧場時代のことについてお聞かせ下さい。本馬はセレクトセールの取引馬ですが、当歳時の印象はどうでしたか?
(スタッフ)父の産駒にしては、当歳馬であることを考慮しても細身のイメージが先行したタイプで、せり上場時点では距離の融通性云々よりも、もう少しスピード優先の競走馬になるのではと思っていたのですが・・・
――――― 続いて母アリシーナについてお聞かせ下さい。
1)どんな母親ですか?
(スタッフ)アリシーバの産駒にしてはコンパクトな体型の繁殖牝馬です。性格も温和で全く変わったところはありません。
2)今年のお産予定について教えて下さい。
(スタッフ)今年はすでに1月25日にフジキセキの牝馬が生まれていますが、とても点数の高い造りの馬です。
――――― 最後になりますが、このレースを勝った事、それから血統的を考えても、次は天皇賞・春が目標になると思います。本馬のこれからにどのような期待をしていますか?
(スタッフ)これで重賞勝馬の仲間入りしたわけですし、大きな目標を持つことは大切なことですが、競走回数も少ないですし、本馬の個性を十分発揮できるようなレース選択で更に飛躍の年にしたいと思います。
――――― ご協力ありがとうございました。これからも益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。天皇賞を占う長距離ハンデ戦・第55回ダイヤモンドS(GIII)は、51キロの伏兵、10番人気ウイングランツが重賞初制覇を飾った。2着に8番人気ハイフレンドトライ、3着に4番人気チャクラが入り、3連単は50万7610円の大波乱となった。後方から見事なマクリを決めた鞍上の松岡正海騎手はデビュー3年目でうれしい初重賞制覇となった。