2009年12月13日 阪神ジュベナイルフィリーズ Jpn1
優勝馬:アパパネ
プロフィール
- 生年月日
- 2007年04月20日 02歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:4戦3勝
- 総収得賞金
- 558,592,000円
- 父
- キングカメハメハ
- 母 (母父)
- ソルティビッド(USA) by Salt Lake(USA)
- 馬主
- 金子真人ホールディングス (株)
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 国枝 栄
- 騎手
- 蛯名 正義
今年の阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)は、1着がアパパネ、2着がアニメイトバイオと、ノーザンファーム生産育成馬のワンツーフィニッシュとなった。
レース当日は現地で声援を送っていたというノーザンファーム事務局の中尾義信さんは、「アパパネは大外枠となりましたが、いい位置取りでレースを進めてくれましたし、流れもこの馬に向いていたと思います。また、2着のアニメイトバイオも直線に入ってから粘り強さを見せてくれました」と2頭の健闘を称える。実はアパパネとアニメイトバイオの2頭は、2頭ともノーザンファーム空港牧場の育成馬であり、また同じ厩舎で育成が行われていた。
「G1の舞台に育成馬を2頭送り出せることだけでも嬉しいことだったのに、その2頭でワンツーフィニッシュを決めてくれた時には、嬉しさだけでなく、仕事をやり遂げたという充実感もありました」とは、2頭の育成を手がけた窪田淳厩舎長。この2歳世代から窪田さんの厩舎では育成馬へのアプローチを変えており、その初年度から結果を出してくれたことも、喜びを更に大きくさせたという。
「アパパネとアニメイトバイオともに乗りやすい馬でしたし、教えた通りの動きもできる賢さも備えていました」と窪田厩舎長。このレースでアパパネは大外枠からの出走ということもあり、折り合いを懸念する報道も聞かれていたが、鞍上の指示に従って勝負所ですっと抜け出してくるレースぶりにも、窪田厩舎長の言葉が証明されている。
7月に福島競馬場で行われたメイクデビューを使った後で、一端、ノーザンファーム空港牧場で調整されることとなったアパパネだが、この時に目覚ましい成長を見せることとなる。「こちらに来た時と、送り出した時とでは、体力や馬体からして違っていました。牧場にいる時間だけでこれほどの成長力を示してくれたのなら、これからのレースも楽しみだと思ったほどです」
そんな窪田厩舎長の期待通りに、休み明けの未勝利戦を勝利したアパパネは、続く赤松賞もコースレコードで勝利。この流れだと阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)もまた、来年のクラシックに向けての通過点にも思えてくる。
「アパパネは阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)でのレースぶりにも現れているように、同じ舞台で行われる桜花賞(G1)でもいいレースを見せてくれそうです。また、アニメイトバイオは距離の融通が利きそうなので、こちらはオークス(G1)でも好走を期待できそうではないのでしょうか」と窪田さん。このアパパネやアニメイトバイオだけでなく、窪田さんの育成厩舎からは、来年のクラシックを沸かせてくれそうな馬たちが次々と勝ち上がっている。また、この取材でお話を聞かせてもらうことがありそうだ。
ノーザンファーム空港牧場は全長1200mの屋内坂路を初めとする様々な育成施設にも証明されているように、一般的には育成調教の最先端を走っていると思われがちである。しかし、その影には窪田さんのようなスタッフたちが、日夜、育成馬たちにとってより良い調教を取り入れようと努力を重ねていることが、ノーザンファーム空港牧場を更に進化させ続けているのだろう。
レース当日は現地で声援を送っていたというノーザンファーム事務局の中尾義信さんは、「アパパネは大外枠となりましたが、いい位置取りでレースを進めてくれましたし、流れもこの馬に向いていたと思います。また、2着のアニメイトバイオも直線に入ってから粘り強さを見せてくれました」と2頭の健闘を称える。実はアパパネとアニメイトバイオの2頭は、2頭ともノーザンファーム空港牧場の育成馬であり、また同じ厩舎で育成が行われていた。
「G1の舞台に育成馬を2頭送り出せることだけでも嬉しいことだったのに、その2頭でワンツーフィニッシュを決めてくれた時には、嬉しさだけでなく、仕事をやり遂げたという充実感もありました」とは、2頭の育成を手がけた窪田淳厩舎長。この2歳世代から窪田さんの厩舎では育成馬へのアプローチを変えており、その初年度から結果を出してくれたことも、喜びを更に大きくさせたという。
「アパパネとアニメイトバイオともに乗りやすい馬でしたし、教えた通りの動きもできる賢さも備えていました」と窪田厩舎長。このレースでアパパネは大外枠からの出走ということもあり、折り合いを懸念する報道も聞かれていたが、鞍上の指示に従って勝負所ですっと抜け出してくるレースぶりにも、窪田厩舎長の言葉が証明されている。
7月に福島競馬場で行われたメイクデビューを使った後で、一端、ノーザンファーム空港牧場で調整されることとなったアパパネだが、この時に目覚ましい成長を見せることとなる。「こちらに来た時と、送り出した時とでは、体力や馬体からして違っていました。牧場にいる時間だけでこれほどの成長力を示してくれたのなら、これからのレースも楽しみだと思ったほどです」
そんな窪田厩舎長の期待通りに、休み明けの未勝利戦を勝利したアパパネは、続く赤松賞もコースレコードで勝利。この流れだと阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)もまた、来年のクラシックに向けての通過点にも思えてくる。
「アパパネは阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)でのレースぶりにも現れているように、同じ舞台で行われる桜花賞(G1)でもいいレースを見せてくれそうです。また、アニメイトバイオは距離の融通が利きそうなので、こちらはオークス(G1)でも好走を期待できそうではないのでしょうか」と窪田さん。このアパパネやアニメイトバイオだけでなく、窪田さんの育成厩舎からは、来年のクラシックを沸かせてくれそうな馬たちが次々と勝ち上がっている。また、この取材でお話を聞かせてもらうことがありそうだ。
ノーザンファーム空港牧場は全長1200mの屋内坂路を初めとする様々な育成施設にも証明されているように、一般的には育成調教の最先端を走っていると思われがちである。しかし、その影には窪田さんのようなスタッフたちが、日夜、育成馬たちにとってより良い調教を取り入れようと努力を重ねていることが、ノーザンファーム空港牧場を更に進化させ続けているのだろう。