重賞ウィナーレポート

2009年11月28日 京阪杯 G3

2009年11月28日 京都競馬場 晴 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:プレミアムボックス

プロフィール

生年月日
2003年04月08日 06歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:27戦8勝
総収得賞金
243,956,000円
アドマイヤベガ
母 (母父)
チャッターボックス  by  ターゴワイス(USA)
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
上原 博之
騎手
幸 英明
 最初の重賞勝ちとなったオーシャンS(Jpn3)が7番人気、CBC賞(G3)が12番人気、そしてこの京阪杯(G3)が7番人気と、人気薄での好走が目立つプレミアムボックス。しかし、京阪杯までの4戦でメンバー最高の上がりタイムを記録していたように、好走の兆しは見せていた。

 「これで重賞3勝となりますが、人気とは関係のない、この馬自身の力を再確認できたような気がします」とは社台ファーム事務局の青田力也さん。京阪杯のレースを見ていた青田さんは、前半が速く流れていたことから、ひょっとしたらゴール手前で出番があるかもとも思っていたという。

 「元々この母系は派手さこそないものの、堅実な仔出しを見せていました。母チャッターボックスの産駒も、勝ち上がり率が高く、我々としても安心できる牝馬というイメージがありました」(青田さん)

 そのチャッターボックスだが、92年に第一子を出産してから、一年も途切れることなく産駒を誕生させている。22歳となった今年も、アグネスタキオンの牝馬を出産。その当歳馬も元気に育っているという。

 「高齢となっても活力の落ちない血統なのかもしれません。それは年齢を重ねるごとにレースぶりが安定してきた、プレミアムボックスのレースぶりからも証明されているような気がします」

 このあとは年末に行われる阪神C(G2)への出走が目されているが、このレースでも好走を見せるようだと、来年にはG1制覇への期待も産まれてくる。しかも近年では高齢馬の活躍も目立ってきており、来年で7歳を迎えるとは思えないほど若々しいレースを見せるプレミアムボックスなら、その可能性が無いとは言えない。

 「ずっと応援してもらえる馬だと思いますし、これからもその声援に応えるだけの結果を残してくれると思います」と青田さん。

 競馬ファンとしては、プレミアムボックスが出走してきたのなら、人気とは関係なくまずは馬券を購入して応援すべきだろう。