2007年09月23日 オールカマー G2
優勝馬:マツリダゴッホ
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月15日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:14戦6勝
- 総収得賞金
- 650,139,000円
- 母 (母父)
- ペイパーレイン(USA) by Bel Bolide(USA)
- 馬主
- 高橋 文枝
- 生産者
- 岡田スタツド (静内)
- 調教師
- 国枝 栄
- 騎手
- 蛯名 正義
今年の1月21日、AJCCで重賞初制覇を果たし、今回のオールカマーに快勝した本馬は、目標の天皇賞に向け順調に活躍を続ける。
サンデーサイレンスの最終産駒としての活躍に周囲の注目を浴びるが、オーナーブリーダーの岡田牧雄社長にとっても“総合牧場”として規模を拡大、充実させている時でもあり、本馬の活躍は牧場に勇気を与えているようだ。
1月の取材時に、「まだまだ成長する馬、この夏には変って秋が楽しみ」と語っていた岡田社長は、レースを振り返り「競馬場に行くと気性の激しい面が出るようで、3角では、まだ、かかり気味でしたがようやく精神面でも大人になってきたようですね。馬体もトモはまだ少し薄いですが、骨量のある仔なので変ってくるしょう。目標としてきた東京競馬場(天皇賞)は、ロングスパートしても持つコースで、手前を変える(左回りになるため中山と利き脚を変える)のも問題は無い馬なので楽しみにはしています。サンデーサイレンスの最終世代としてサンデー伝説を増やして貰いたいですね。」とすでに天皇賞に向け期待を膨らましている様子だ。
本馬の母親(母の父Bel Bolide)は、ナリタトップロード(父サッカーボーイ 菊花賞など)の半姉で岡田社長が米国より導入した繁殖牝馬だが、出産に難があり牧場のスタッフの苦労は続いている。
導入後8年経つが産駒は本馬を入れて5頭。全兄にトーセンファイナル(中央1勝後骨折引退)、半妹の2歳(父シンボリクリスエス)は同牧場の育成場で調教していたが間もなく入厩し、順調に行けば10月中にもデビューできる状況という。
また、今年はロージズインメイの初産駒が無事誕生、繁殖スタッフの三和さんも「兄(本馬)よりも大きくて骨の太い仔です。良い仔ですよ。」と頼もしそうに見つめる。
しかし、この仔の出産時も苦労したそうで、海外研修から帰国して繁殖担当を努める次男の壮史(たけふみ)さんは「一人で出産できない母親なので、出産の兆候が見え始めてから2週間ぐらい寝ることが出来ませんでした。出産の時も途中でやめてしまうので、幼駒を引っ張り出して産ませました。」と苦労を語る。
今年は、ディープインパクトを配合したそうだが、残念ながら不受胎に終わったそうだ。
少ない産駒だが、生まれた仔がみんな良駒なだけにスタッフは懸命な努力を続けている。
この3~4年に繁殖牝馬70頭ほど、育成馬は100頭以上もの規模になった同牧場は、成績も右肩上がりで出走率、勝ちあがり率など生産牧場ランキングでも上位に入る。
岡田社長は、「今年の2歳馬からデビューする馬が一気に増えてきます。この2~3年が勝負の年だと思っていたので、本馬の活躍は大変嬉しいですし、自分のやってきた事が、間違いではないと勇気付けてくれました。」と笑顔を見せる。
岡田社長の二人の息子さんも夫々に繁殖、育成を受け持ち“総合牧場”としての体制も整い、今後の活躍が注目される岡田スタッドだった。
サンデーサイレンスの最終産駒としての活躍に周囲の注目を浴びるが、オーナーブリーダーの岡田牧雄社長にとっても“総合牧場”として規模を拡大、充実させている時でもあり、本馬の活躍は牧場に勇気を与えているようだ。
1月の取材時に、「まだまだ成長する馬、この夏には変って秋が楽しみ」と語っていた岡田社長は、レースを振り返り「競馬場に行くと気性の激しい面が出るようで、3角では、まだ、かかり気味でしたがようやく精神面でも大人になってきたようですね。馬体もトモはまだ少し薄いですが、骨量のある仔なので変ってくるしょう。目標としてきた東京競馬場(天皇賞)は、ロングスパートしても持つコースで、手前を変える(左回りになるため中山と利き脚を変える)のも問題は無い馬なので楽しみにはしています。サンデーサイレンスの最終世代としてサンデー伝説を増やして貰いたいですね。」とすでに天皇賞に向け期待を膨らましている様子だ。
本馬の母親(母の父Bel Bolide)は、ナリタトップロード(父サッカーボーイ 菊花賞など)の半姉で岡田社長が米国より導入した繁殖牝馬だが、出産に難があり牧場のスタッフの苦労は続いている。
導入後8年経つが産駒は本馬を入れて5頭。全兄にトーセンファイナル(中央1勝後骨折引退)、半妹の2歳(父シンボリクリスエス)は同牧場の育成場で調教していたが間もなく入厩し、順調に行けば10月中にもデビューできる状況という。
また、今年はロージズインメイの初産駒が無事誕生、繁殖スタッフの三和さんも「兄(本馬)よりも大きくて骨の太い仔です。良い仔ですよ。」と頼もしそうに見つめる。
しかし、この仔の出産時も苦労したそうで、海外研修から帰国して繁殖担当を努める次男の壮史(たけふみ)さんは「一人で出産できない母親なので、出産の兆候が見え始めてから2週間ぐらい寝ることが出来ませんでした。出産の時も途中でやめてしまうので、幼駒を引っ張り出して産ませました。」と苦労を語る。
今年は、ディープインパクトを配合したそうだが、残念ながら不受胎に終わったそうだ。
少ない産駒だが、生まれた仔がみんな良駒なだけにスタッフは懸命な努力を続けている。
この3~4年に繁殖牝馬70頭ほど、育成馬は100頭以上もの規模になった同牧場は、成績も右肩上がりで出走率、勝ちあがり率など生産牧場ランキングでも上位に入る。
岡田社長は、「今年の2歳馬からデビューする馬が一気に増えてきます。この2~3年が勝負の年だと思っていたので、本馬の活躍は大変嬉しいですし、自分のやってきた事が、間違いではないと勇気付けてくれました。」と笑顔を見せる。
岡田社長の二人の息子さんも夫々に繁殖、育成を受け持ち“総合牧場”としての体制も整い、今後の活躍が注目される岡田スタッドだった。