2009年10月18日 府中牝馬S G3
優勝馬:ムードインディゴ
プロフィール
- 生年月日
- 2005年01月19日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/栗毛
- 戦績
- 国内:15戦3勝
- 総収得賞金
- 134,206,000円
- 母 (母父)
- リープフォージョイ(GB) by Sharpo(GB)
- 馬主
- 金子真人ホールディングス (株)
- 生産者
- (有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
- 調教師
- 友道 康夫
- 騎手
- 田中 勝春
4頭のG1馬が出走、この夏に力を付けてきた上がり馬もゲートインするなど、さしずめ「プレエリザベス女王杯」となった印象もある今年の府中牝馬S(G3)。1000m通過が58秒1というハイペースで繰り広げられたレースは、スタートとゴールで隊列がひっくり返ったような後方一気の展開となったが、どの馬よりも早い上がり33秒7の脚を見せたのが、勝ったムードインディゴだった。
「これまでの重賞でも好走を続けていたので、期待こそ持っていたのですが、まさかこのメンバーを相手に直線で突き抜けてくるとは思わなかったですね」と驚いた様子で話してくれるのは、白老ファームの石垣節雄繁殖主任。このレースには同じ白老ファーム生産馬であるリトルアマポーラが出走していたが、このレースにおける人気、そしてG1勝ちという実績からしても、重賞すら勝っていなかったムードインディゴが遙かに上回るものだっただけに、驚くのも無理はないのかもしれない。
母リープフォージョイは、イタリアの3歳古牝馬チャンピオンに輝くなど、白老ファームの繋養牝馬でも抜けた競走実績を持つ名牝。繁殖入り後はオークスの2着馬チャペルコンサートを送り出すなど、優秀な繁殖実績を残したが、残念なことにリープアヘッド(牡3)を出産後に亡くなっている。
ムードインディゴは当歳時にセレクトセールへ上場され、2700万円(税抜き)で、オーナーである金子真人氏が落札。1月生まれということもあり、この時のせりでも特に見栄えのする馬であった。2歳の12月にデビューを果たすと、次の年には忘れな草賞を勝利してオープン入り。秋にはローズS(Jpn2)、そして秋華賞(Jpn1)でも2着と、母譲りと言える能力の高さを証明する。
「それでも騎手の方などからは『完成するのは古馬になってから』と聞いていました。デビューから馬体重の増減も激しかった馬ですが、ここにきてしっかりしてきたことが、府中牝馬S(G3)のレースぶりにも現れたのではないかと思います」(石垣氏)
次はエリザベス女王杯(G1)を目指すことになったが、このレースには寮馬リトルアマポーラも出走。「2頭ともいいレースを見せて欲しいです」と石垣氏は話すが、未知なる魅力も大きいムードインディゴには一発を期待する。
「後ろから行く馬ですし、今回のレースを見ても広いコースは合っていると思います。ここでも直線で突き抜けてくる姿を見たいですね」と石垣氏。理想はリトルアマポーラとのワン・ツーフィニッシュだろうが、「前門の虎、後方の狼」と言える布陣で望めるエリザベス女王杯(G1)は、白老ファームの関係者にとって、絶好の展開で望めるレースとなりそうだ。
「これまでの重賞でも好走を続けていたので、期待こそ持っていたのですが、まさかこのメンバーを相手に直線で突き抜けてくるとは思わなかったですね」と驚いた様子で話してくれるのは、白老ファームの石垣節雄繁殖主任。このレースには同じ白老ファーム生産馬であるリトルアマポーラが出走していたが、このレースにおける人気、そしてG1勝ちという実績からしても、重賞すら勝っていなかったムードインディゴが遙かに上回るものだっただけに、驚くのも無理はないのかもしれない。
母リープフォージョイは、イタリアの3歳古牝馬チャンピオンに輝くなど、白老ファームの繋養牝馬でも抜けた競走実績を持つ名牝。繁殖入り後はオークスの2着馬チャペルコンサートを送り出すなど、優秀な繁殖実績を残したが、残念なことにリープアヘッド(牡3)を出産後に亡くなっている。
ムードインディゴは当歳時にセレクトセールへ上場され、2700万円(税抜き)で、オーナーである金子真人氏が落札。1月生まれということもあり、この時のせりでも特に見栄えのする馬であった。2歳の12月にデビューを果たすと、次の年には忘れな草賞を勝利してオープン入り。秋にはローズS(Jpn2)、そして秋華賞(Jpn1)でも2着と、母譲りと言える能力の高さを証明する。
「それでも騎手の方などからは『完成するのは古馬になってから』と聞いていました。デビューから馬体重の増減も激しかった馬ですが、ここにきてしっかりしてきたことが、府中牝馬S(G3)のレースぶりにも現れたのではないかと思います」(石垣氏)
次はエリザベス女王杯(G1)を目指すことになったが、このレースには寮馬リトルアマポーラも出走。「2頭ともいいレースを見せて欲しいです」と石垣氏は話すが、未知なる魅力も大きいムードインディゴには一発を期待する。
「後ろから行く馬ですし、今回のレースを見ても広いコースは合っていると思います。ここでも直線で突き抜けてくる姿を見たいですね」と石垣氏。理想はリトルアマポーラとのワン・ツーフィニッシュだろうが、「前門の虎、後方の狼」と言える布陣で望めるエリザベス女王杯(G1)は、白老ファームの関係者にとって、絶好の展開で望めるレースとなりそうだ。