2009年10月17日 デイリー杯2歳S Jpn2
優勝馬:リディル
プロフィール
- 生年月日
- 2007年05月08日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:3戦2勝
- 総収得賞金
- 165,571,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- エリモピクシー by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- 前田 幸治
- 生産者
- ノースヒルズマネジメント (新冠)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 小牧 太
京都競馬場で行われたデイリー杯2歳ステークス(Jpn2)はリディルが強烈な末脚を繰り出して快勝。2歳チャンプへ向けて名乗りをあげた。生産は新冠町のノースヒルズマネジメント。過去にはファレノプシス、ノーリーズンなど数々のG1ウイナーを送り出し、最近ではダート路線で高いパフォーマンスを示したトランセンドや良血2歳牝馬のラナンキュラスが注目株だ。
レース当日は前田幸治オーナーはじめ、同牧場と育成の拠点・大山ヒルズ(鳥取県)のスタッフが京都競馬場に応援に駆け付けたそうだ。同牧場の福田洋志獣医師は、「嬉しいですね。オーナーも橋口調教師もたいへん喜んでおりました。自身の上がり時計も優秀でしたし、先につながる内容の濃いレースをしてくれましたね。」と、笑顔で振り返った。
牧場時代の本馬について伺うと、「大人しくて手のかからない馬でした。初仔ということでやや小ぶりでしたね。どちらかと言うと遅生まれの方でしたが、早い段階から良い動きを見せていて、育成の大山ヒルズでも評価の高い馬でした。橋口調教師も当歳時から期待を寄せていましたね。」と、当時から素質の片鱗を見せていたようだ。
母エリモピクシーは現役時代7勝。2歳のデビューから7歳までタフに走り続け、2004年のエリザベス女王杯では4着に善戦した。本馬が初仔で、今年は父ダンスインザダークの牡馬を無事出産している。当歳馬について福田獣医師は、「しっかりした馬ですね。リディルに比べると馬格があって大きく育ちそうです。」とのこと。現在は夜間放牧をして心身を鍛えている。
デビュー3戦目で見事重賞制覇を飾った本馬の次走は2歳の大一番・朝日杯フューチュリティステークスが予定されている。今回の鮮やかな勝ちっぷりから注目を集めそうだ。「母は短距離~マイルで活躍しましたが、ダンシングブレーヴの肌でエリモシックの全妹ですし、血統的に距離が延びても良さそうです。次走予定の朝日杯フューチュリティステークスを弾みに、来年のクラシックでも活躍してくれれば嬉しいですね。」と、福田獣医師は望みを膨らませている。父母譲りの鋭い決め脚を武器に、今後の走りぶりが楽しみだ。
離乳時期が過ぎ、同牧場では次の出産を待つ繁殖牝馬たちが穏やかにその時を待っていた。本馬と同じく前田幸治オーナー所有で、一昨年の優駿牝馬オークスを制したローブデコルテもその一頭。今年はリディルの父と同じアグネスタキオンの仔を受胎しており、1月の予定日が徐々に近づいている。「すっかり繁殖牝馬らしい体つきになってきましたよ。」と、福田獣医師。同牧場ではローブデコルテを含め、6頭の繁殖牝馬がアグネスタキオンのラストクロップを受胎しており、来年の世代にも魅力あふれるラインナップが揃っている。今後も同牧場からクラシックを意識させる逸材が生まれてくることだろう。
レース当日は前田幸治オーナーはじめ、同牧場と育成の拠点・大山ヒルズ(鳥取県)のスタッフが京都競馬場に応援に駆け付けたそうだ。同牧場の福田洋志獣医師は、「嬉しいですね。オーナーも橋口調教師もたいへん喜んでおりました。自身の上がり時計も優秀でしたし、先につながる内容の濃いレースをしてくれましたね。」と、笑顔で振り返った。
牧場時代の本馬について伺うと、「大人しくて手のかからない馬でした。初仔ということでやや小ぶりでしたね。どちらかと言うと遅生まれの方でしたが、早い段階から良い動きを見せていて、育成の大山ヒルズでも評価の高い馬でした。橋口調教師も当歳時から期待を寄せていましたね。」と、当時から素質の片鱗を見せていたようだ。
母エリモピクシーは現役時代7勝。2歳のデビューから7歳までタフに走り続け、2004年のエリザベス女王杯では4着に善戦した。本馬が初仔で、今年は父ダンスインザダークの牡馬を無事出産している。当歳馬について福田獣医師は、「しっかりした馬ですね。リディルに比べると馬格があって大きく育ちそうです。」とのこと。現在は夜間放牧をして心身を鍛えている。
デビュー3戦目で見事重賞制覇を飾った本馬の次走は2歳の大一番・朝日杯フューチュリティステークスが予定されている。今回の鮮やかな勝ちっぷりから注目を集めそうだ。「母は短距離~マイルで活躍しましたが、ダンシングブレーヴの肌でエリモシックの全妹ですし、血統的に距離が延びても良さそうです。次走予定の朝日杯フューチュリティステークスを弾みに、来年のクラシックでも活躍してくれれば嬉しいですね。」と、福田獣医師は望みを膨らませている。父母譲りの鋭い決め脚を武器に、今後の走りぶりが楽しみだ。
離乳時期が過ぎ、同牧場では次の出産を待つ繁殖牝馬たちが穏やかにその時を待っていた。本馬と同じく前田幸治オーナー所有で、一昨年の優駿牝馬オークスを制したローブデコルテもその一頭。今年はリディルの父と同じアグネスタキオンの仔を受胎しており、1月の予定日が徐々に近づいている。「すっかり繁殖牝馬らしい体つきになってきましたよ。」と、福田獣医師。同牧場ではローブデコルテを含め、6頭の繁殖牝馬がアグネスタキオンのラストクロップを受胎しており、来年の世代にも魅力あふれるラインナップが揃っている。今後も同牧場からクラシックを意識させる逸材が生まれてくることだろう。