2009年11月21日 東スポ杯2歳S Jpn3
優勝馬:ローズキングダム
プロフィール
- 生年月日
- 2007年05月10日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:2戦2勝
- 総収得賞金
- 694,668,000円
- 父
- キングカメハメハ
- 母 (母父)
- ローズバド by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 小牧 太
「バラ一族」が久しぶりに重賞で大輪の花を咲かせた。今年の東京スポーツ杯2歳S(Jpn3)の覇者となったのは、この牝系の祖であるローザネイから3代血を重ねてきたローズキングダム。叔父に当たるローゼンクロイツの金鯱賞(G2)以来、約2年半ぶりの重賞制覇で、「バラ一族」の衰えぬ活力を証明してみせた。
「メイクデビューを勝ちきった時に、能力の高さだけでなく、競走馬に不可欠なスピリットを感じました。今回のレースでも、直線に入ってからのたたき合いに、そのスピリットを見せていたような気がします」とノーザンファームの中尾義信氏。改めて「バラ一族」の能力の高さのなせる業ですね、と話を向けると中尾氏は「牝系だけの力ではないですよ」と答えを返してきた。
「勿論、優秀な牝系から高い能力を受け継いでいると思いますが、2歳戦からこれだけのレースができるのは、やはり父であるキングカメハメハの力もあると思います。また、2歳戦での活躍というのは、我々の育成調教もこの馬に適していたのでしょう。それを支えてくれた育成スタッフ、何よりも馬の成長度合いを見ながら、入厩時期、そして入厩してからも慎重に進めてくれた橋口厩舎のスタッフに感謝するだけです」(中尾氏)
育成のことについて中尾氏にも話を聞いたが、育成厩舎に移ってからの資料を見る限り、一度も調教を休んだことが無かったという。「無事是名馬」という言葉があるが、競走成績も含めて、ローズキングダムがその丈夫さを武器に、名馬の階段を登っていることは間違いなさそうだ。
ところで「バラ一族」と言えば、オークス(G1)、秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)と3度に渡ってG1で2着だった母のローズバドを筆頭に、あと、もう少しのところでG1タイトルには手が届かなかった馬が多い。それだけにローズキングダムの重賞勝利は、一族悲願のG1タイトルを充分に期待させるものとなったと言える。
「競ってからの強さはこれからの重賞戦線だけでなく、来年のクラシックにおいても生きてくるはずです。あとはこれからの成長にも期待したいです」と中尾氏。バラの開花時期は5月から11月までと広い。蕾の状態でも、その美しさと強さを証明したローズキングダムの開花もまた、5月から6月にかけてとなりそうな気がしてくる。
「メイクデビューを勝ちきった時に、能力の高さだけでなく、競走馬に不可欠なスピリットを感じました。今回のレースでも、直線に入ってからのたたき合いに、そのスピリットを見せていたような気がします」とノーザンファームの中尾義信氏。改めて「バラ一族」の能力の高さのなせる業ですね、と話を向けると中尾氏は「牝系だけの力ではないですよ」と答えを返してきた。
「勿論、優秀な牝系から高い能力を受け継いでいると思いますが、2歳戦からこれだけのレースができるのは、やはり父であるキングカメハメハの力もあると思います。また、2歳戦での活躍というのは、我々の育成調教もこの馬に適していたのでしょう。それを支えてくれた育成スタッフ、何よりも馬の成長度合いを見ながら、入厩時期、そして入厩してからも慎重に進めてくれた橋口厩舎のスタッフに感謝するだけです」(中尾氏)
育成のことについて中尾氏にも話を聞いたが、育成厩舎に移ってからの資料を見る限り、一度も調教を休んだことが無かったという。「無事是名馬」という言葉があるが、競走成績も含めて、ローズキングダムがその丈夫さを武器に、名馬の階段を登っていることは間違いなさそうだ。
ところで「バラ一族」と言えば、オークス(G1)、秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)と3度に渡ってG1で2着だった母のローズバドを筆頭に、あと、もう少しのところでG1タイトルには手が届かなかった馬が多い。それだけにローズキングダムの重賞勝利は、一族悲願のG1タイトルを充分に期待させるものとなったと言える。
「競ってからの強さはこれからの重賞戦線だけでなく、来年のクラシックにおいても生きてくるはずです。あとはこれからの成長にも期待したいです」と中尾氏。バラの開花時期は5月から11月までと広い。蕾の状態でも、その美しさと強さを証明したローズキングダムの開花もまた、5月から6月にかけてとなりそうな気がしてくる。