2007年05月06日 NHKマイルC Jpn1
優勝馬:ピンクカメオ
プロフィール
- 生年月日
- 2004年04月24日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦4勝
- 総収得賞金
- 180,199,000円
- 母 (母父)
- シルバーレーン(USA) by Silver Hawk(USA)
- 馬主
- 金子真人ホールディングス (株)
- 生産者
- パカパカファーム (新冠)
- 調教師
- 国枝 栄
- 騎手
- 内田 博幸
NHK マイルカップを制したのは17番人気の重賞初制覇となるピンクカメオ。牧場にとっても初めての重賞制覇となり、新冠町新和にあるパカパカファームは驚きと喜びに満ちている。
同牧場は、アイルランドの牧場で生まれ育ったハリー・スウィニーさんが6年前に当地に拠点を持ち、母国で培ったノウハウを活かし生産活動に励んでいる。
当初は、3頭の繁殖牝馬から始めた同牧場だが、現在は27頭に増えジョン・ダハティ場長ほか9名のスタッフが独自の競走馬づくりに励んでいるが、「日本が大好き」という陽気なハリーさんに牧場の雰囲気も明るい。
このハリーさんは1990年に十勝の大樹ファームの場長として来日、待兼牧場(日高町)を経て独立に至っており、国内では、JBBAに登録される唯一の外国人生産者となる。(4月1日現在)
東京競馬場に愛馬の応援に行ったハリーさんは「ビッグサプライズです。東京(競馬場)では1勝(くるみ賞 500万以下)しているので、人気馬に対抗できるとは思いましたが驚きですね。ラスト200mではライバルに負けると思ったけれど、そこから外を一気に来たでしょ、‘Come On !カメオ’と叫びました。ゴールして優勝を確認して、とても嬉しかった。好きな地方(競馬)からのジョッキー(今回の鞍乗は内田博幸騎手)だったしね。金子さん(本馬のオーナー金子真人ホールディングス代表)には御礼のキスをしましたよ。国枝さん(国枝栄調教師)は、この日は新潟(競馬場)に行っていたので、とても運が無い方です。」と親しい国枝調教師へのジョークを交えて嬉しそうに笑う。
父フレンチデピュティについては「本当の芝のトップサイヤーでは無いと思っていますが、今回は雨で本馬に展開が向いたのでしょう。」と本馬の父親を語るハリーさん。
本馬の母はシルバーレーン(母の父 Silver Hawk 米国産)で、仏国でGⅢを含め3勝した後に米・英国で繁殖馬として活躍していた。英国産の半兄には、日本に輸入され安田記念、スプリンターズSを制するなど大活躍したブラックホーク(父Nureyev)がいる。
母は、2003年に同牧場に導入されて、国内での2番仔が本馬となる。セレクトセール当歳馬のせりで7455万円という高額の取引馬となったが、「良い血統でバランスも良く、脚が丈夫で完璧な馬でした。」とハリーさんは自慢する。
2歳(父ファルブラヴ)と1歳(父キングカメハメハ)の半妹たちも期待されるが、今年は、ディープインパクトを配合しており、来年の誕生予定の仔も楽しみだ。
ハリーさんは、現在は単身中。アン夫人とコルム、ケヴィン、カハル、イォーンの4人のお子さんは、勉学の都合上、アイルランド在中で夏休みの2ヶ月は来道し、後の期間はハリーさんが幾度と無く帰郷しているそうだ。
レース直後の快挙の報告は、時差の関係で家族は就寝中のため留守番電話に。
落ち着いた時、家族一人ひとりと電話で話したことを嬉しそうに語るハリーさんの顔は笑顔に満ちている。
丘の上にある同牧場は、4年前の同地区の大災害では難を逃れ、被害にあった方をお風呂に入れてあげるなど地域にも貢献して、地元の方の信頼も得ている。
本馬の快挙は、ハリーさんの競走馬づくりの成果で、アイルランドのノウハウが、馬産地日高に良い影響となる事も期待される。
同牧場は、アイルランドの牧場で生まれ育ったハリー・スウィニーさんが6年前に当地に拠点を持ち、母国で培ったノウハウを活かし生産活動に励んでいる。
当初は、3頭の繁殖牝馬から始めた同牧場だが、現在は27頭に増えジョン・ダハティ場長ほか9名のスタッフが独自の競走馬づくりに励んでいるが、「日本が大好き」という陽気なハリーさんに牧場の雰囲気も明るい。
このハリーさんは1990年に十勝の大樹ファームの場長として来日、待兼牧場(日高町)を経て独立に至っており、国内では、JBBAに登録される唯一の外国人生産者となる。(4月1日現在)
東京競馬場に愛馬の応援に行ったハリーさんは「ビッグサプライズです。東京(競馬場)では1勝(くるみ賞 500万以下)しているので、人気馬に対抗できるとは思いましたが驚きですね。ラスト200mではライバルに負けると思ったけれど、そこから外を一気に来たでしょ、‘Come On !カメオ’と叫びました。ゴールして優勝を確認して、とても嬉しかった。好きな地方(競馬)からのジョッキー(今回の鞍乗は内田博幸騎手)だったしね。金子さん(本馬のオーナー金子真人ホールディングス代表)には御礼のキスをしましたよ。国枝さん(国枝栄調教師)は、この日は新潟(競馬場)に行っていたので、とても運が無い方です。」と親しい国枝調教師へのジョークを交えて嬉しそうに笑う。
父フレンチデピュティについては「本当の芝のトップサイヤーでは無いと思っていますが、今回は雨で本馬に展開が向いたのでしょう。」と本馬の父親を語るハリーさん。
本馬の母はシルバーレーン(母の父 Silver Hawk 米国産)で、仏国でGⅢを含め3勝した後に米・英国で繁殖馬として活躍していた。英国産の半兄には、日本に輸入され安田記念、スプリンターズSを制するなど大活躍したブラックホーク(父Nureyev)がいる。
母は、2003年に同牧場に導入されて、国内での2番仔が本馬となる。セレクトセール当歳馬のせりで7455万円という高額の取引馬となったが、「良い血統でバランスも良く、脚が丈夫で完璧な馬でした。」とハリーさんは自慢する。
2歳(父ファルブラヴ)と1歳(父キングカメハメハ)の半妹たちも期待されるが、今年は、ディープインパクトを配合しており、来年の誕生予定の仔も楽しみだ。
ハリーさんは、現在は単身中。アン夫人とコルム、ケヴィン、カハル、イォーンの4人のお子さんは、勉学の都合上、アイルランド在中で夏休みの2ヶ月は来道し、後の期間はハリーさんが幾度と無く帰郷しているそうだ。
レース直後の快挙の報告は、時差の関係で家族は就寝中のため留守番電話に。
落ち着いた時、家族一人ひとりと電話で話したことを嬉しそうに語るハリーさんの顔は笑顔に満ちている。
丘の上にある同牧場は、4年前の同地区の大災害では難を逃れ、被害にあった方をお風呂に入れてあげるなど地域にも貢献して、地元の方の信頼も得ている。
本馬の快挙は、ハリーさんの競走馬づくりの成果で、アイルランドのノウハウが、馬産地日高に良い影響となる事も期待される。