2009年09月06日 新潟2歳S Jpn3
優勝馬:シンメイフジ
プロフィール
- 生年月日
- 2007年02月12日 02歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:3戦2勝
- 総収得賞金
- 95,278,000円
- 父
- フジキセキ
- 母 (母父)
- レディミューズ by ティンバーカントリー(USA)
- 馬主
- 織田 芳一
- 生産者
- ケイアイファーム (三石)
- 調教師
- 安田 隆行
- 騎手
- 岩田 康誠
フルゲート18頭で行われた第29回新潟2歳ステークス(Jpn3)を優勝したのは、道中最後方の位置取りから直線で外に持ち出し、上がり3ハロン32.9秒の末脚で鮮やかな後方一気を決めたシンメイフジだった。
本馬を生産したのは、新ひだか町三石川上にあるケイアイファーム。平成元年に三石鳧舞地区で創業、8年前に規模を拡大して三石川上地区に移転した。現在は20名余りの従業員が働き、繁殖部門で約30頭、育成部門で約60頭の馬を管理し、生産から育成までを行っている。
過去の活躍馬には1995年サファイアステークス(G3)、1996年函館記念(G3)を勝ったブライトサンディー、2001年函館記念(G3)を勝ったロードプラチナムなどがいる。一口クラブである「ロードホースクラブ」の馬を中心に、多くの生産馬を送り出している。
ケイアイファームでは場長や厩舎長といった「役職」が無いそうで、若いスタッフからベテランまで、対等に責任感を持った仕事に勤めているそうで、今回のインタビューにあたっては、当歳時の本馬を良く知る繁殖部門の杉山寿広さんに話を伺った。
当日のレースは、スタッフの皆さんがそれぞれの厩舎で応援していたそうだが「毎回、良い脚を使ってくれるので期待はしていましたが、『(本馬の末脚を)信じていました!』と語れればかっこいいんですが、さすがにあの位置からの競馬は厳しいんじゃないかと思いましたね」とヒヤヒヤしたレース振りを語ってくれた。
「母レディミューズ、姉のレディプリンセスも気が強かったし、祖母のシンコウラブリイも気が強かったと聞いています。この一族の女系は気が強いのですが、本馬の当歳時は大人しい馬で、いつも強い馬の後ろを付いて歩くような馬でしたね」と当歳時を振り返る。
本馬の母レディミューズは中央3勝。重賞は勝てなかったものの、3歳時には牝馬クラシックにも駒を進め、チューリップ賞(G3)2着、桜花賞(G1)6着、オークス(G1)4着と能力を見せた。繁殖牝馬としても優秀で、2004年から2009年まで休みなく産駒を送り出し、今年も無事にジャングルポケットを受胎している。「レディミューズは物凄く子供を可愛がる馬で、お産の時期は子供を守ろうと人間を威嚇していたのですが、最近はやっと落ち着いてきました」と出産時期の苦労を語る。
「新潟2歳ステークス(Jpn3)での末脚に『ブエナビスタの再来だ!』と色めき立っているスタッフも居るのですが(笑)、今年の桜花賞(Jpn1)では生産馬のレディルージュが7着に負けてしまったので、来春の牝馬クラシックを順調に迎えて活躍して欲しいですね。」と期待を語る杉山さんだ。母が果たせなかったクラシック制覇に一躍有力馬として名乗りを挙げることとなった本馬のこれからに期待したい。
本馬を生産したのは、新ひだか町三石川上にあるケイアイファーム。平成元年に三石鳧舞地区で創業、8年前に規模を拡大して三石川上地区に移転した。現在は20名余りの従業員が働き、繁殖部門で約30頭、育成部門で約60頭の馬を管理し、生産から育成までを行っている。
過去の活躍馬には1995年サファイアステークス(G3)、1996年函館記念(G3)を勝ったブライトサンディー、2001年函館記念(G3)を勝ったロードプラチナムなどがいる。一口クラブである「ロードホースクラブ」の馬を中心に、多くの生産馬を送り出している。
ケイアイファームでは場長や厩舎長といった「役職」が無いそうで、若いスタッフからベテランまで、対等に責任感を持った仕事に勤めているそうで、今回のインタビューにあたっては、当歳時の本馬を良く知る繁殖部門の杉山寿広さんに話を伺った。
当日のレースは、スタッフの皆さんがそれぞれの厩舎で応援していたそうだが「毎回、良い脚を使ってくれるので期待はしていましたが、『(本馬の末脚を)信じていました!』と語れればかっこいいんですが、さすがにあの位置からの競馬は厳しいんじゃないかと思いましたね」とヒヤヒヤしたレース振りを語ってくれた。
「母レディミューズ、姉のレディプリンセスも気が強かったし、祖母のシンコウラブリイも気が強かったと聞いています。この一族の女系は気が強いのですが、本馬の当歳時は大人しい馬で、いつも強い馬の後ろを付いて歩くような馬でしたね」と当歳時を振り返る。
本馬の母レディミューズは中央3勝。重賞は勝てなかったものの、3歳時には牝馬クラシックにも駒を進め、チューリップ賞(G3)2着、桜花賞(G1)6着、オークス(G1)4着と能力を見せた。繁殖牝馬としても優秀で、2004年から2009年まで休みなく産駒を送り出し、今年も無事にジャングルポケットを受胎している。「レディミューズは物凄く子供を可愛がる馬で、お産の時期は子供を守ろうと人間を威嚇していたのですが、最近はやっと落ち着いてきました」と出産時期の苦労を語る。
「新潟2歳ステークス(Jpn3)での末脚に『ブエナビスタの再来だ!』と色めき立っているスタッフも居るのですが(笑)、今年の桜花賞(Jpn1)では生産馬のレディルージュが7着に負けてしまったので、来春の牝馬クラシックを順調に迎えて活躍して欲しいですね。」と期待を語る杉山さんだ。母が果たせなかったクラシック制覇に一躍有力馬として名乗りを挙げることとなった本馬のこれからに期待したい。