2009年05月30日 金鯱賞 G2
優勝馬:サクラメガワンダー
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月25日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:27戦7勝
- 総収得賞金
- 420,094,000円
- 母 (母父)
- サクラメガ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- (株) さくらコマース
- 生産者
- 新和牧場 (静内)
- 調教師
- 友道 康夫
- 騎手
- 福永 祐一
京競馬場で行われた金鯱賞は古豪サクラメガワンダーが完勝。大舞台へ向けて視界良好の結果を残した。
本馬を生産したのは新ひだか町の新和牧場。2009年は生産馬サクラオリオンの中京記念に続いての重賞2勝目となった。同牧場の谷岡毅社長は、
「状態が良かったのでチャンスは十分あると思って観戦していました。目標の宝塚記念へ向けて良いレース内容だったと思います。6歳にしては性格が若いし、体も丈夫な馬ですね。2歳で重賞を勝った馬ですが、ここにきてGⅡを勝てましたし、古馬になって着実に力を付けています。」
と、目下の充実ぶりに感心していた。
本馬の母サクラメガはGⅠ馬サクラチトセオー、サクラキャンドルを輩出した名牝サクラクレアーの仔で、父は一時代を築いた名種牡馬サンデーサイレンス。サクラ軍団が誇る良血だ。谷岡社長にサクラメガについて伺うと、
「本当に仔出しの良い繁殖牝馬ですね。人にはきついところがありますが、馬には優しく、受胎も良いです。仔は総じて頭の良い仔が多いです。今年は父シンボリクリスエスの牡馬が無事産まれました。当歳馬は順調です。元気が良すぎるぐらいですね。」
と、近況を伝えてくれた。今年はグラスワンダーを受胎したそうだ。
2番仔サクラメガマックスは1戦1勝で繁殖入りし、今年はサクラローレルを交配。2歳にはサクラメガワンダーの全妹がおり、谷岡社長曰く“小柄な牝馬なので、優しくじっくり育てていきます”とのことで、この馬も将来は良い繁殖牝馬として期待しているそうだ。サクラクレアーから続く活力あるこのファミリーは今後も更に繁栄を遂げることだろう。
さて、今回はデビュー前にサクラメガワンダーの育成に携わった同牧場育成部門の宮内崇副主任にもお話を伺った。
「若い頃は輸送が苦手な面があったようで、なかなか力を出せなかったのですが、最近では弱いところも克服して本格化してきましたね。次はGⅠを獲ってくれたら最高です。」
と、金鯱賞の結果に声が弾む。
育成していた頃の印象を伺うと、
「乗るたびに成長を窺える馬で、早くから素質の高さを感じていました。意思の強いところや気性的にやんちゃな面はありましたが、特に扱いに困ることはなかったですね。」
と、振り返る。
また、宮内さんは今年5月に初勝利を挙げた本馬の半弟サクラメガスターも育成に携わった。
「サクラメガスターはサクラメガワンダーと体型は違いますが、意思が強くて自立心のあるところは似ていますね。長い距離がこなせそうだし、父サクラローレルの代表産駒を目指して欲しいです。」
と、期待を寄せている。
谷岡社長もサクラメガスターについて、
「 サクラメガワンダーに匹敵する器だと思っています。この馬は長い距離で力を発揮できそうだし、この秋へ向けて楽しみにしている一頭です。」
と語り、これからのレースぶりに注目していきたい。
度重なる重賞制覇を受けて、牧場の皆さんも更に自信を深めていることだろう。今後もファンを沸かせてくれる多くの逸材を送り出していただきたい。
本馬を生産したのは新ひだか町の新和牧場。2009年は生産馬サクラオリオンの中京記念に続いての重賞2勝目となった。同牧場の谷岡毅社長は、
「状態が良かったのでチャンスは十分あると思って観戦していました。目標の宝塚記念へ向けて良いレース内容だったと思います。6歳にしては性格が若いし、体も丈夫な馬ですね。2歳で重賞を勝った馬ですが、ここにきてGⅡを勝てましたし、古馬になって着実に力を付けています。」
と、目下の充実ぶりに感心していた。
本馬の母サクラメガはGⅠ馬サクラチトセオー、サクラキャンドルを輩出した名牝サクラクレアーの仔で、父は一時代を築いた名種牡馬サンデーサイレンス。サクラ軍団が誇る良血だ。谷岡社長にサクラメガについて伺うと、
「本当に仔出しの良い繁殖牝馬ですね。人にはきついところがありますが、馬には優しく、受胎も良いです。仔は総じて頭の良い仔が多いです。今年は父シンボリクリスエスの牡馬が無事産まれました。当歳馬は順調です。元気が良すぎるぐらいですね。」
と、近況を伝えてくれた。今年はグラスワンダーを受胎したそうだ。
2番仔サクラメガマックスは1戦1勝で繁殖入りし、今年はサクラローレルを交配。2歳にはサクラメガワンダーの全妹がおり、谷岡社長曰く“小柄な牝馬なので、優しくじっくり育てていきます”とのことで、この馬も将来は良い繁殖牝馬として期待しているそうだ。サクラクレアーから続く活力あるこのファミリーは今後も更に繁栄を遂げることだろう。
さて、今回はデビュー前にサクラメガワンダーの育成に携わった同牧場育成部門の宮内崇副主任にもお話を伺った。
「若い頃は輸送が苦手な面があったようで、なかなか力を出せなかったのですが、最近では弱いところも克服して本格化してきましたね。次はGⅠを獲ってくれたら最高です。」
と、金鯱賞の結果に声が弾む。
育成していた頃の印象を伺うと、
「乗るたびに成長を窺える馬で、早くから素質の高さを感じていました。意思の強いところや気性的にやんちゃな面はありましたが、特に扱いに困ることはなかったですね。」
と、振り返る。
また、宮内さんは今年5月に初勝利を挙げた本馬の半弟サクラメガスターも育成に携わった。
「サクラメガスターはサクラメガワンダーと体型は違いますが、意思が強くて自立心のあるところは似ていますね。長い距離がこなせそうだし、父サクラローレルの代表産駒を目指して欲しいです。」
と、期待を寄せている。
谷岡社長もサクラメガスターについて、
「 サクラメガワンダーに匹敵する器だと思っています。この馬は長い距離で力を発揮できそうだし、この秋へ向けて楽しみにしている一頭です。」
と語り、これからのレースぶりに注目していきたい。
度重なる重賞制覇を受けて、牧場の皆さんも更に自信を深めていることだろう。今後もファンを沸かせてくれる多くの逸材を送り出していただきたい。