2007年12月23日 有馬記念 G1
優勝馬:マツリダゴッホ
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月15日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:16戦7勝
- 総収得賞金
- 650,139,000円
- 母 (母父)
- ペイパーレイン(USA) by Bel Bolide(USA)
- 馬主
- 高橋 文枝
- 生産者
- 岡田スタツド (静内)
- 調教師
- 国枝 栄
- 騎手
- 蛯名 正義
優勝直後、静内目名にある岡田スタッド本場に駆けつけると、早くも新ひだか町の酒井町長はじめ、日高軽種馬農協の職員たちがお祝いに来ていた。
岡田牧雄社長は、愛馬の快挙にはさすがに驚いている様子。この日、岡田社長は勝てるとは思わず中山競馬場には行かないで自宅で応援していたそうだ。
「ビックリしたよね。ソファーで横になりながら見ていたら、調子が良さそうで坂を上っても後ろが離れていたので“これは勝つ”と思い跳び起きましたよ。息子と二人で痛くなるほど手を叩いて声を上げて応援していた。中山の直線がこんなにも長く感じたのは初めてだね。目標としていた天皇賞で負けて、年明けに仕切り直しをして使う予定だったのを国枝調教師の強い要望でこのレースに使った。今回は調教師の執念の勝利だったね。」と満面の笑みを浮かべる。
一緒に応援していた繁殖担当の三男壮史さんも「信じられないよね。勝った瞬間には、親父と思わず手を握り合っていた。親子で何をやっていたのでしょうかね。笑ってしまいますよ。」と顔を崩している。
お産に難を持つ母親に、本馬の出産時には3週間も寝られずに苦労をした壮史さん、本馬の快挙には特別な想いもある。
オーナーの高橋文枝さんから本馬の管理を任されている岡田社長だが、今後の本馬の予定を伺うと「当初は、去年勝ったAJCCを使う予定でいたのだけれど、グランプリを勝ったのだから、もっと上を目指さないと馬に失礼だよね。一緒に走った馬たちの名誉の為にも、GⅠや海外のレースも視野に入れて検討し直します。」と夢を膨らます。
ナリタトップロードの半姉ということで米国より導入した本馬の母ペイパーレイン(母の父 Bel Bolide)は、前述のようにお産に難しい所があり、今年はディープインパクトを配合したものの不受胎に終わっている。しかし、半妹の2歳キラリン(父 シンボリクリスエス)は、今年デビューを果たして今後の活躍が期待され、また、半弟の当歳(父 ロージズインメイ)も順調に育成が進められていると言う。
10年ほど前から育成にも力を入れ、トレーニングコースなどの施設も充実してきた同牧場にとって本馬は、まさに出産から調教まで自前で競走馬に育てられたものだ。
今年から来年に掛けては、一斉に多くの産駒がデビューする同牧場にとって、本馬の今回の快挙は力強い後押しになった。
ビッグレッドファ-ム、岡田牧場、岡田猛牧場など牧場の名家・岡田ファミリーの本家を引き継ぐ岡田牧雄社長だが、ファミリーにとっても初のグランプリを手にした時、亡くなった先代の創業者である父蔚男(しげお)さんの喜ぶ笑顔が浮かんだと言う。
益々、今後の活躍が期待され勢いに乗る岡田スタッドだ。
岡田牧雄社長は、愛馬の快挙にはさすがに驚いている様子。この日、岡田社長は勝てるとは思わず中山競馬場には行かないで自宅で応援していたそうだ。
「ビックリしたよね。ソファーで横になりながら見ていたら、調子が良さそうで坂を上っても後ろが離れていたので“これは勝つ”と思い跳び起きましたよ。息子と二人で痛くなるほど手を叩いて声を上げて応援していた。中山の直線がこんなにも長く感じたのは初めてだね。目標としていた天皇賞で負けて、年明けに仕切り直しをして使う予定だったのを国枝調教師の強い要望でこのレースに使った。今回は調教師の執念の勝利だったね。」と満面の笑みを浮かべる。
一緒に応援していた繁殖担当の三男壮史さんも「信じられないよね。勝った瞬間には、親父と思わず手を握り合っていた。親子で何をやっていたのでしょうかね。笑ってしまいますよ。」と顔を崩している。
お産に難を持つ母親に、本馬の出産時には3週間も寝られずに苦労をした壮史さん、本馬の快挙には特別な想いもある。
オーナーの高橋文枝さんから本馬の管理を任されている岡田社長だが、今後の本馬の予定を伺うと「当初は、去年勝ったAJCCを使う予定でいたのだけれど、グランプリを勝ったのだから、もっと上を目指さないと馬に失礼だよね。一緒に走った馬たちの名誉の為にも、GⅠや海外のレースも視野に入れて検討し直します。」と夢を膨らます。
ナリタトップロードの半姉ということで米国より導入した本馬の母ペイパーレイン(母の父 Bel Bolide)は、前述のようにお産に難しい所があり、今年はディープインパクトを配合したものの不受胎に終わっている。しかし、半妹の2歳キラリン(父 シンボリクリスエス)は、今年デビューを果たして今後の活躍が期待され、また、半弟の当歳(父 ロージズインメイ)も順調に育成が進められていると言う。
10年ほど前から育成にも力を入れ、トレーニングコースなどの施設も充実してきた同牧場にとって本馬は、まさに出産から調教まで自前で競走馬に育てられたものだ。
今年から来年に掛けては、一斉に多くの産駒がデビューする同牧場にとって、本馬の今回の快挙は力強い後押しになった。
ビッグレッドファ-ム、岡田牧場、岡田猛牧場など牧場の名家・岡田ファミリーの本家を引き継ぐ岡田牧雄社長だが、ファミリーにとっても初のグランプリを手にした時、亡くなった先代の創業者である父蔚男(しげお)さんの喜ぶ笑顔が浮かんだと言う。
益々、今後の活躍が期待され勢いに乗る岡田スタッドだ。