重賞ウィナーレポート

2006年12月09日 鳴尾記念 G3

2006年12月09日 阪神競馬場 小雨 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サクラメガワンダー

プロフィール

生年月日
2003年03月25日 03歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:11戦4勝
総収得賞金
420,094,000円
グラスワンダー(USA)
母 (母父)
サクラメガ  by  サンデーサイレンス(USA)
馬主
(株) さくらコマース
生産者
新和牧場 (静内)
調教師
友道 康夫
騎手
O.ペリエ
  • 母サクラメガ
    母サクラメガ
  • 同

  • 新和牧場豊畑分場
    新和牧場豊畑分場
 昨年のラジオたんぱ杯2歳S以来、1年ぶりとなった本馬の重賞2勝目。
 本馬の母サクラメガのいる新和牧場の豊畑分場へお伺いすると、繁殖主任の高市さんが待っていてくれた。「しばらく勝てなかったので心配でしたけれど、これで来年の古馬戦は楽しみになりました。お母さん(サクラメガ)もこのとおり元気ですよ。」と嬉しそう。
 母サクラメガはサクラチトセオー(天皇賞・秋)、サクラキャンドル(エリザベス女王杯)を兄姉に持ちサンデーサイレンスを肌に入れた同牧場の基礎牝馬。 高市主任は、一生涯世話をして来たサクラセンチュリー(日経新春杯他)の母サクラヒラメキを昨年亡くしているだけに、このサクラメガには期待もかかり力の入っている様子だ。
「父親譲りのきかないところはあるけど、自分の仔の面倒を良く見る母親ですよ。本馬は、この牝系と、父グラスワンダーの良いところが両方出ていますね。」と優しく愛馬を見つめていた。

 同町静内田原の本場事務所に移動すると、谷岡社長も嬉しそうに笑顔を見せる。
 谷岡社長にとっては今年のクラシック戦線での活躍を楽しみにしていた本馬だが、「1年間、(私の気持ちは)死んでいたよ。楽しみだったクラシック路線はことごとくダメだったからね。まだ身が入っていなかったのだろうね。ダービー当日のパドックでは、メイショウサムソンの出来上がった体を見て、こんなのと走って勝てるわけないと思ったぐらいだ。最近になって、体もしっかりとしてきて、毎日王冠(9着)、天皇賞・秋(9着)で古馬とのレースにも目途が立ってきたので楽しみだった。今回は来年に向けての出走だと思っていたら勝ちましたね。ペリエ騎手も上手かった。本馬にとっても4角の位置取りがポイントだったけれど、早めにつけて上手く乗ってくれましたよ。」と満足そうだ。
 
 獣医でもある谷岡社長は、毎週のように競馬場まで足を運び、生産馬を中心に多くの馬体を見ている様子だが、研究熱心で仕事には厳しい方だ。硬くなっている私に蕎麦を食べに誘ってくれた。噂には聞いていた新冠町の‘八文字’。
 話題は生産界の将来のことなど多くのことに及んだが、本馬のことについても話したいことは沢山あるようで“次回の機会に話す”という。
 来年の早い時期での本馬の優勝を期待したい。