2009年05月10日 NHKマイルC G1
優勝馬:ジョーカプチーノ
プロフィール
- 生年月日
- 2006年04月11日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/芦毛
- 戦績
- 国内:9戦4勝
- 総収得賞金
- 302,201,000円
- 馬主
- 上田 けい子
- 生産者
- ハッピーネモファーム (荻伏)
- 調教師
- 中竹 和也
- 騎手
- 藤岡 康太
「相手も強くなっているし、まさか勝てるとは思わなかったです。それでもパドックを見て、落ち着いてるなぁ。今日はよい競馬がきるなぁ、と思っていたんです。でも、覚えているのは4コーナーをまわったあたりまで。気がついたら、わけが分からないままに検量室にいました」とハッピーネモファームの根本明彦さんは、笑顔でその瞬間をふりかえった。
ジョーカプチーノは、飛ばすゲットフルマークスの2番手を折り合って進み、追い出しをガマンしながらも直線は押し出されるように早めに先頭にたった。大歓声の中、同じ好位グループにしたレッドスパーダやグランプリエンゼルが脚を伸ばすが差はつまらない。 後方で脚をためていたはずのブレイクランアウト、アイアンルック、サンカルロが伸び悩む中、堂々の先頭ゴールインだ。
「こんなに強くなるとは思いませんでした。そう思っていたことが、頑張った馬に申し訳ない気持ちです」と愛馬を称える。
そして、この日はもうひとつ嬉しいことがあった。 5レースでハッピーネモファームのコンサイニング馬ダイアナバローズが優勝。オークス出走へ大きな1勝を記録した。「馬主の猪熊さんはダービーにもアントニオバローズを出走させます。パドックで一緒に出られたらよいね、って言っていただいたのですが、それが本当になってしまいました」とまた笑顔。
ジョーカプチーノについては「この馬は、育成を担当した山口ステーブル、そして中竹厩舎への入厩と、生産から馴致、育成、入厩と受け渡しがうまくいきました。意思疎通の大切さを改めて教えてもらった気がします」という。
ただし、コンサイナーとして多くの馬を手掛ける根本さん。すべての馬が気心の知れた人間関係の中で移動するわけでもない。そこで今年のハッピーネモファームのテーマは「精神的に巾のある馬づくり」。多少、人の手や方針が変わっても、戸惑わない馬づくりだという。具体的に言うなら「自分で頭を使える馬に育てる」。それを目指している。
5月下旬。ダービーへの思いは日に日に強まるが、ハッピーネモファームにはセレクトセール、セレクションセールに上場する馬たちが集まっている。それら1頭1頭に手をかけながら、活躍を期待する。
「生産馬も、コンサイニング馬も活躍は嬉しいです。それぞれに思い出があります」と、これまで携わってきた馬の写真付き月別報告書のファイルを見ながら、振り返る
そして、喜び続きの根本さんにとって、残念だったことがひとつ。「G1レースに出走できたことが嬉しくて、買う予定だった馬券を買わなかったんです。買っていたら当たっていたのに」と苦笑い。その理由については聞きそびれてしまったが、G1レースの舞台にいる愛馬から一瞬たりとも目を離したくなかったのだろう。それでも、プレゼンターとして来場した小泉孝太郎さんにサインを入れてもらった。しわくちゃの1着固定3連単馬券のマークシート用紙は、根本さんにとって大切な思い出の品になった。
※同牧場のサイトに優勝時の様子が証拠のマークシ
ートの写真等で楽しく綴られています。
ハッピーネモファーム
ジョーカプチーノは、飛ばすゲットフルマークスの2番手を折り合って進み、追い出しをガマンしながらも直線は押し出されるように早めに先頭にたった。大歓声の中、同じ好位グループにしたレッドスパーダやグランプリエンゼルが脚を伸ばすが差はつまらない。 後方で脚をためていたはずのブレイクランアウト、アイアンルック、サンカルロが伸び悩む中、堂々の先頭ゴールインだ。
「こんなに強くなるとは思いませんでした。そう思っていたことが、頑張った馬に申し訳ない気持ちです」と愛馬を称える。
そして、この日はもうひとつ嬉しいことがあった。 5レースでハッピーネモファームのコンサイニング馬ダイアナバローズが優勝。オークス出走へ大きな1勝を記録した。「馬主の猪熊さんはダービーにもアントニオバローズを出走させます。パドックで一緒に出られたらよいね、って言っていただいたのですが、それが本当になってしまいました」とまた笑顔。
ジョーカプチーノについては「この馬は、育成を担当した山口ステーブル、そして中竹厩舎への入厩と、生産から馴致、育成、入厩と受け渡しがうまくいきました。意思疎通の大切さを改めて教えてもらった気がします」という。
ただし、コンサイナーとして多くの馬を手掛ける根本さん。すべての馬が気心の知れた人間関係の中で移動するわけでもない。そこで今年のハッピーネモファームのテーマは「精神的に巾のある馬づくり」。多少、人の手や方針が変わっても、戸惑わない馬づくりだという。具体的に言うなら「自分で頭を使える馬に育てる」。それを目指している。
5月下旬。ダービーへの思いは日に日に強まるが、ハッピーネモファームにはセレクトセール、セレクションセールに上場する馬たちが集まっている。それら1頭1頭に手をかけながら、活躍を期待する。
「生産馬も、コンサイニング馬も活躍は嬉しいです。それぞれに思い出があります」と、これまで携わってきた馬の写真付き月別報告書のファイルを見ながら、振り返る
そして、喜び続きの根本さんにとって、残念だったことがひとつ。「G1レースに出走できたことが嬉しくて、買う予定だった馬券を買わなかったんです。買っていたら当たっていたのに」と苦笑い。その理由については聞きそびれてしまったが、G1レースの舞台にいる愛馬から一瞬たりとも目を離したくなかったのだろう。それでも、プレゼンターとして来場した小泉孝太郎さんにサインを入れてもらった。しわくちゃの1着固定3連単馬券のマークシート用紙は、根本さんにとって大切な思い出の品になった。
※同牧場のサイトに優勝時の様子が証拠のマークシ
ートの写真等で楽しく綴られています。
ハッピーネモファーム