2008年09月14日 京成杯オータムH G3
優勝馬:キストゥヘヴン
プロフィール
- 生年月日
- 2003年04月25日 05歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:22戦4勝
- 総収得賞金
- 328,988,000円
- 馬主
- 吉田 和子
- 生産者
- 正和山本牧場 (門別)
- 調教師
- 戸田 博文
- 騎手
- 藤田 伸二
2年前、未勝利戦に勝ちあがった本馬は初挑戦となったフラワーカップで重賞初制覇を果たし、続く桜花賞での快挙でGⅠ馬となった。それまでは生産馬の重賞優勝の経験の無かった正和山本牧場にとって、当時は、初めてのことで驚きの連続だった。
その後、重賞戦線に参戦を続けたが掲示板を外すことも多かった本馬が、今年に入って変わり身を見せて好走を続けており、今回は人気(3人気)の一角となったレース。応援し続けてきた牧場の山本正秋さんは胸のつかえが取れたように晴々とした笑顔を見せている。
同牧場は日高町正和の厚別(アッペツ)川上流にある繁殖牝馬9頭を飼養する家族経営の牧場。馬が好きだったという先代の山本衛さんの時代には軍馬の生産も手がけており、正秋さんも小学生の時から馬の世話をしてきたという。
「長い間、勝てませんでしたが、今年になって(トレセンでの調教に)ポリトラックを使うようになってから馬が変ったと聞いていました。今回は専門誌に二重丸が幾つか付いていたので期待していましたよ。4コーナーを回って良い感じで外を伸びてきた時には、家族揃って大声で応援して、ゴールしてから、ようやく勝ったとホッとしました。とにかくいつも一生懸命に走る馬なので、勝ってくれて嬉しいですね。」と、山本さんはいつものように穏やかに笑う。
山本さん家族は、お婆ちゃんのミツさん、奈緒美さん(奥さん)、徹くん(中学生)、香ちゃん(小学生)の5人。桜花賞で優勝した時と同じような歓声が、同じ居間のテレビの前で再現されたようだ。
母ロングバージン(母の父ノーザンテースト)は、同町内で親戚に当たる天羽牧場より譲り受けた日高に継がれる牝系、遡ると名種牡馬ヒンドスタンなども血統に入る。仔出しの良かった母親も今年で21歳になり出産は順調にはいかないようだが、1歳の半弟(父ゼンノロブロイ 初産駒)は、秋のオータムセールに上場予定。秋になって馬に身も入り、馬っぷりも良くなって上場が楽しみな様子。本馬もオータムセール出身馬なので因縁もあり期待は膨らむ。
このレースと同日のセントウルSで、同じ沢(厚別川)の濱本牧場生産のカノヤザクラが快勝している。共に厚賀軽種馬振興会に所属しているが、同日に同じ沢から重賞馬が2頭出る事は大変稀なことであり、生産仲間の喜びは大きい。濱本さんと山本さんも早速お祝いの言葉を交わしたそうでお互いを賞賛する。
この2頭は、レースの路線が少々違うようなので、再びダブル優勝というチャンスが訪れる事があるかもしれない。
先ずは本馬、「府中牝馬Sを得て、エリザベス女王杯かマイルチャンピオンシップのGⅠが目標になりそうだけど、一生懸命に応援するだけですよ。頑張って貰いたい。」と山本さんの期待は膨らんでいる。
その後、重賞戦線に参戦を続けたが掲示板を外すことも多かった本馬が、今年に入って変わり身を見せて好走を続けており、今回は人気(3人気)の一角となったレース。応援し続けてきた牧場の山本正秋さんは胸のつかえが取れたように晴々とした笑顔を見せている。
同牧場は日高町正和の厚別(アッペツ)川上流にある繁殖牝馬9頭を飼養する家族経営の牧場。馬が好きだったという先代の山本衛さんの時代には軍馬の生産も手がけており、正秋さんも小学生の時から馬の世話をしてきたという。
「長い間、勝てませんでしたが、今年になって(トレセンでの調教に)ポリトラックを使うようになってから馬が変ったと聞いていました。今回は専門誌に二重丸が幾つか付いていたので期待していましたよ。4コーナーを回って良い感じで外を伸びてきた時には、家族揃って大声で応援して、ゴールしてから、ようやく勝ったとホッとしました。とにかくいつも一生懸命に走る馬なので、勝ってくれて嬉しいですね。」と、山本さんはいつものように穏やかに笑う。
山本さん家族は、お婆ちゃんのミツさん、奈緒美さん(奥さん)、徹くん(中学生)、香ちゃん(小学生)の5人。桜花賞で優勝した時と同じような歓声が、同じ居間のテレビの前で再現されたようだ。
母ロングバージン(母の父ノーザンテースト)は、同町内で親戚に当たる天羽牧場より譲り受けた日高に継がれる牝系、遡ると名種牡馬ヒンドスタンなども血統に入る。仔出しの良かった母親も今年で21歳になり出産は順調にはいかないようだが、1歳の半弟(父ゼンノロブロイ 初産駒)は、秋のオータムセールに上場予定。秋になって馬に身も入り、馬っぷりも良くなって上場が楽しみな様子。本馬もオータムセール出身馬なので因縁もあり期待は膨らむ。
このレースと同日のセントウルSで、同じ沢(厚別川)の濱本牧場生産のカノヤザクラが快勝している。共に厚賀軽種馬振興会に所属しているが、同日に同じ沢から重賞馬が2頭出る事は大変稀なことであり、生産仲間の喜びは大きい。濱本さんと山本さんも早速お祝いの言葉を交わしたそうでお互いを賞賛する。
この2頭は、レースの路線が少々違うようなので、再びダブル優勝というチャンスが訪れる事があるかもしれない。
先ずは本馬、「府中牝馬Sを得て、エリザベス女王杯かマイルチャンピオンシップのGⅠが目標になりそうだけど、一生懸命に応援するだけですよ。頑張って貰いたい。」と山本さんの期待は膨らんでいる。