重賞ウィナーレポート

2009年03月21日 フラワーC G3

2009年03月21日 中山競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ヴィーヴァヴォドカ

プロフィール

生年月日
2006年01月27日 03歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:4戦2勝
総収得賞金
45,416,000円
ダンスインザダーク
母 (母父)
トウカイステラ  by  トウカイテイオー
馬主
芹澤 精一
生産者
(有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
調教師
勢司 和浩
騎手
村田 一誠
 圧倒的な一番人気馬を従えての逃走。だが、ヴィーヴァヴォドカにはゴールまで押し切るだけの底力も持ち合わせていた。

 「ゴールの後はびっくりしたというのが本当の気持ちです。前走の黄梅賞では押さえて引っかかったとのことで、今回は前で競馬をさせるとは聞いていたのですが、展開が向いたどころかまさか逃げ切りまで決めてしまうとは…」

 と白老ファームの橋本裕充場長は驚いたように話す。母トウカイステラは中央であげた4勝が全て芝1000Mというスプリンター。素人目には菊花賞馬となったダンスインザダークがスタミナを補強したとも言えるが、橋本場長の見解は違う。

 「母はスピード能力が高いからこそ芝の短距離が合っていたのでしょうが、長い距離を走れる能力も持ち合わせていたのかもしれません。血統的に馴染みのある馬の名前も並んでいますし、距離適正なども含め、これからどんな活躍をしてくれるかも楽しみですね」(橋本場長)

 楽しみなのはこの後に控える桜花賞。1強と言われている今年の桜花賞ではあるが、自分のペースで競馬ができるヴィーヴァヴォドカが、一泡吹かせる可能性が無いとは言えない。

 「挑戦者として挑むレースとなるとは思いますが、それでも見せ場は充分に作ってくれそうですね」

 と橋本場長はエールを送る。今年の桜花賞で波乱の主役となる馬。それは無欲でゴールまで駆け抜けるヴィーヴァヴォドカと言えるだろう。