2008年12月28日 有馬記念 G1
優勝馬:ダイワスカーレット
プロフィール
- 生年月日
- 2004年05月13日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/栗毛
- 戦績
- 国内:12戦8勝
- 総収得賞金
- 786,685,000円
- 馬主
- 大城 敬三
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 松田 国英
- 騎手
- 安藤 勝己
牝馬としてはトウメイ以来37年ぶりとなる有馬記念制覇。しかし、そんな偉業を成し遂げたことの印象が薄れてしまうほどのレースを、ダイワスカーレットは冬枯れの芝が混じる中山競馬場で見せてくれた。
その走りはまさに「影を踏ませぬ」を地でいく逃走劇。
日暮れが早い12月下旬の空の下、いくらダイワスカーレットの影が地面に伸びようとも、ハイペースで後続に脚を使わせるその走りの前に、他の馬は影の後を追うだけしかできなかった。
「有馬記念という大一番において、「完封」といって良い内容での勝利ですからね。改めてこの馬の強さに驚いています」
とは社台ファームの長浜卓也さん。ウオッカとの競馬史に残る激闘を戦った天皇賞・秋の後は、ジャパンカップを回避し、宮城県の山元トレセンで調整されることになった。
「有馬記念に向かう前の調整ということで、山元のスタッフにもかなりのプレッシャーがかかったとは思います。それだけに勝利という最高の結果で応えてくれたダイワスカーレットに敬意を表したいと思いますね」(長浜さん)
今年はドバイ遠征の前にしたフェブラリーSに向けての調教中に角膜炎を発症し、フェブラリーSを回避しただけでなくドバイ遠征も取りやめに。また、大阪杯で勝利した後にも右前脚管骨骨瘤のために長期休養を余儀なくされるなど、決して満足のいくシーズンでは無かった。
「昨年は3戦のみでしたが、どのレースにおいてもダイワスカーレットらしい強さを見せつけてくれました。今年は海外遠征を含めてのローテーションは現時点では未定ですが、なるべく多くのレースでファンの皆さんにお目にかかれるように、厩舎スタッフ、牧場スタッフ一丸となって頑張っていきたいと思っています」
と長浜さんは力強く話す。同世代にウオッカという、こちらも日本競馬史にその名を語り継がれるであろうライバルがいるが、ダイワスカーレットも記録の面では甲乙つけがたいほどの成績を残してきた。
「勝ちを重ねるたびにその存在が大きくなりすぎて、どんどん遠い存在になっていくような感覚を持ってしまうことがあります。少し寂しいような気もしますが、これもダイワスカーレットが強すぎるがための贅沢な悩みなのかもしれませんね」
と笑顔を見せる長浜さん。それも幼い頃から成長を見守ってきた牧場スタッフとしての偽らざらない気持ちであろう。
「有馬記念で改めて能力を証明できたと思いますが、今年も強いダイワスカーレットでいてほしいと思っています。引き続き、ファンの皆様からの応援をよろしくお願いします」
ファンにとってもダイワスカーレットは尊い存在となりつつあるが、それだけにその強さを誇りとできるようなレースを今年も見せてくれるに違いない。
その走りはまさに「影を踏ませぬ」を地でいく逃走劇。
日暮れが早い12月下旬の空の下、いくらダイワスカーレットの影が地面に伸びようとも、ハイペースで後続に脚を使わせるその走りの前に、他の馬は影の後を追うだけしかできなかった。
「有馬記念という大一番において、「完封」といって良い内容での勝利ですからね。改めてこの馬の強さに驚いています」
とは社台ファームの長浜卓也さん。ウオッカとの競馬史に残る激闘を戦った天皇賞・秋の後は、ジャパンカップを回避し、宮城県の山元トレセンで調整されることになった。
「有馬記念に向かう前の調整ということで、山元のスタッフにもかなりのプレッシャーがかかったとは思います。それだけに勝利という最高の結果で応えてくれたダイワスカーレットに敬意を表したいと思いますね」(長浜さん)
今年はドバイ遠征の前にしたフェブラリーSに向けての調教中に角膜炎を発症し、フェブラリーSを回避しただけでなくドバイ遠征も取りやめに。また、大阪杯で勝利した後にも右前脚管骨骨瘤のために長期休養を余儀なくされるなど、決して満足のいくシーズンでは無かった。
「昨年は3戦のみでしたが、どのレースにおいてもダイワスカーレットらしい強さを見せつけてくれました。今年は海外遠征を含めてのローテーションは現時点では未定ですが、なるべく多くのレースでファンの皆さんにお目にかかれるように、厩舎スタッフ、牧場スタッフ一丸となって頑張っていきたいと思っています」
と長浜さんは力強く話す。同世代にウオッカという、こちらも日本競馬史にその名を語り継がれるであろうライバルがいるが、ダイワスカーレットも記録の面では甲乙つけがたいほどの成績を残してきた。
「勝ちを重ねるたびにその存在が大きくなりすぎて、どんどん遠い存在になっていくような感覚を持ってしまうことがあります。少し寂しいような気もしますが、これもダイワスカーレットが強すぎるがための贅沢な悩みなのかもしれませんね」
と笑顔を見せる長浜さん。それも幼い頃から成長を見守ってきた牧場スタッフとしての偽らざらない気持ちであろう。
「有馬記念で改めて能力を証明できたと思いますが、今年も強いダイワスカーレットでいてほしいと思っています。引き続き、ファンの皆様からの応援をよろしくお願いします」
ファンにとってもダイワスカーレットは尊い存在となりつつあるが、それだけにその強さを誇りとできるようなレースを今年も見せてくれるに違いない。