重賞ウィナーレポート

2005年04月24日 アンタレスS G3

2005年04月24日 京都競馬場 晴 良 ダ 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ピットファイター

プロフィール

生年月日
1999年02月26日 06歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:17戦9勝
総収得賞金
223,855,000円
Pulpit(USA)
母 (母父)
デアリングダンジグ(USA)  by  Danzig(USA)
馬主
臼田 浩義
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
加藤 征弘
騎手
安藤 勝己
【取材先:ピットファイター号の生産者・社台ファーム(事務局)】

―――― 昨年の武蔵野S以来の勝利、おめでとうございます。このレースは同牧場の生産馬ヒシアトラス号が人気を集めていましたが、レース前はどのようなお気持ちでしたか?

(スタッフ) ありがとうございます。ピットもアトラスも状態は良い、と調教師さんから知らされていたので、どういうケイバをしてくれるか楽しみにしていました。


―――― レースは終始好意につけ、直線で抜け出してからは強い勝ちっぷりでしたね。ゴールした瞬間のお気持ちもお聞かせ下さい。

(スタッフ) 好位からのソツないレースでしたが、終始2着馬にマークされており、見た目以上にキツイ展開だったように思いますが、良く辛抱してくれたと思います。また、当日は臼田オーナーが社台ファームに来場されており、オーナーと一緒に応援できる幸運に従業員一同めぐまれました。最高の結果が出て大変盛り上がりましたよ。


―――― 脚部との闘いからあまり連戦出来ないと調教師さんのコメントにありましたが、それでいて重賞2勝は立派な成績です。既に6歳ですがこれからも息長く活躍して欲しいですね?

(スタッフ) 年齢の割には心身ともに若い馬だと思いますし、まだまだ強くなってくれると思っています。


―――― さて本馬の妹デアリングハート号も桜花賞で3着と活躍中ですし、牧場内でも益々期待される血統ではないでしょうか。

(スタッフ) スーパーダービー馬エクトンパークを輩出している繁殖ですので、当然期待の高い馬です。まだまだ強い産駒を出して欲しいですが、それは欲張りな願いでしょうか?

注:エクトンパーク号・・・本馬の半兄(父フォーティナイナー)でスーパーダービー(GⅠ)など勝ち米国6勝で現在種牡馬。



―――― その母デアリングダンジグの現在についてお聞かせ下さい。今年の当歳は既に生まれていますか?

(スタッフ) 今年はファルブラヴの牝馬を4月20日に出産しました。骨量がありながらも、あまり重さは感じさせず、しなやかな動きを見せる馬です。頭の造りが軽いので上品さを感じさせてくれます。今はやりの子顔の可愛らしいお嬢さんですよ。今年の配合については未定です。


―――― ご協力ありがとうございました。これからも無事に益々ご活躍されることを心よりお祈り申し上げます。ダート重賞、第10回アンタレスS(GIII)は、単勝5番人気のピットファイター(牡6歳)が、好位追走から直線早めに先頭に立つと後続を振り切って完勝。昨年の武蔵野Sに続く重賞2勝目を決めた。鞍上の安藤勝巳騎手は本レース2連覇となった。