2007年12月16日 阪神C Jpn2
優勝馬:スズカフェニックス
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月29日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:21戦8勝
- 総収得賞金
- 447,678,000円
- 母 (母父)
- ローズオブスズカ(IRE) by Fairy King(USA)
- 馬主
- 永井 啓弍
- 生産者
- 稲原牧場 (平取)
- 調教師
- 橋田 満
- 騎手
- 武 豊
稲原牧場の産駒スズカフェニックスは、高松記念を制した後、安田記念を5着と惜敗し、夏の休養明けのスプリンターズS(9着)、マイルチャンピオンS(3着)と復調し今回のレースではGⅠ馬の貫禄を見せつけた。
稲原美彦社長は「僕は何時も行けると思い応援していましたよ。」とこの愛馬に寄せる信頼は大きい。
「今回は競馬場に行けなくて自宅のテレビで応援していたのだけれど、直線で抜け出てきた時は行けると思いましたよ。競馬はゴールするまでは分かりませんから、安心できませんでしたが勝ってくれて嬉しい。お世話になっている永井オーナーから預かっている大切な血統の繁殖の仔だし、オーナーが喜んでくれたのが何よりです。オーナーとは先代からの永いお付き合いをさせて頂いているのでね。」と笑みを浮かべる稲原社長。
サイレンススズカ(宝塚記念など)、スズカコバン(同)など、多くの活躍馬をこのオーナーと生産者のコンビで輩出してきただけに、お互いの想いは通じる。
今年は、本馬の活躍の陰で母親のローズオブスズカが腸捻転で死亡するという一大事があった。
稲原社長は、顔を曇らせて話を続けた。「母親が6月に亡くなりましてね。オーナーの期待していたスズカマンボと配合を終えた後だったのでなおさら残念でした。良いことばかりでは無いですよ。でも、今回の本馬の優勝の後で、オーナーが‘今年、最後のレースを締めてくれたのだから良かったじゃないか’と言ってくれました。」と、あらためて来年に期待を継ないでいる様子。
本馬は、来年もまた今年と同じようなレーススケジュールとなることが予想されるが、稲原社長は「オーナーと調教師(橋田満師)の決めることなので分かりません。ただ、元気に走り続ける事を願うだけです。」と。
言葉の中に、来年への期待が充分に感じ取れ、高松宮記念連覇など夢は現実に近づいているようだ。
母ローズオブスズカ(母の父Fairy King)が最後に残した仔は、父親がラスカルスズカ(天皇賞・春 2着)でサイレンススズカの弟にあたる。
稲原社長も「少しうるさいところはあるけれど、しっかりとした馬格を持ち楽しみな仔ですよ。」と笑顔を見せる。オーナーと生産者の所縁の名馬の後継馬は2年後にデビュー予定だ。
稲原牧場は、先代の稲原一美さんと美彦さんで既に重賞が29勝目となる。
活躍馬を輩出して来た基礎牝系と、良血の繁殖牝馬の導入による強い競走馬づくりは、“良い土と良い血統を大事にする”稲原牧場の理念と馬主さんとの信頼関係から築かれ、続いているようだ。
来年も今年と同じようなレーススケジュールとなる予想もされる本馬だが、稲原社長は「すべて、オーナーと調教師の判断になりますから分かりません。元気に走り続けてくれるよう願うだけです。」と、来年度への期待は充分の様子だった。
稲原美彦社長は「僕は何時も行けると思い応援していましたよ。」とこの愛馬に寄せる信頼は大きい。
「今回は競馬場に行けなくて自宅のテレビで応援していたのだけれど、直線で抜け出てきた時は行けると思いましたよ。競馬はゴールするまでは分かりませんから、安心できませんでしたが勝ってくれて嬉しい。お世話になっている永井オーナーから預かっている大切な血統の繁殖の仔だし、オーナーが喜んでくれたのが何よりです。オーナーとは先代からの永いお付き合いをさせて頂いているのでね。」と笑みを浮かべる稲原社長。
サイレンススズカ(宝塚記念など)、スズカコバン(同)など、多くの活躍馬をこのオーナーと生産者のコンビで輩出してきただけに、お互いの想いは通じる。
今年は、本馬の活躍の陰で母親のローズオブスズカが腸捻転で死亡するという一大事があった。
稲原社長は、顔を曇らせて話を続けた。「母親が6月に亡くなりましてね。オーナーの期待していたスズカマンボと配合を終えた後だったのでなおさら残念でした。良いことばかりでは無いですよ。でも、今回の本馬の優勝の後で、オーナーが‘今年、最後のレースを締めてくれたのだから良かったじゃないか’と言ってくれました。」と、あらためて来年に期待を継ないでいる様子。
本馬は、来年もまた今年と同じようなレーススケジュールとなることが予想されるが、稲原社長は「オーナーと調教師(橋田満師)の決めることなので分かりません。ただ、元気に走り続ける事を願うだけです。」と。
言葉の中に、来年への期待が充分に感じ取れ、高松宮記念連覇など夢は現実に近づいているようだ。
母ローズオブスズカ(母の父Fairy King)が最後に残した仔は、父親がラスカルスズカ(天皇賞・春 2着)でサイレンススズカの弟にあたる。
稲原社長も「少しうるさいところはあるけれど、しっかりとした馬格を持ち楽しみな仔ですよ。」と笑顔を見せる。オーナーと生産者の所縁の名馬の後継馬は2年後にデビュー予定だ。
稲原牧場は、先代の稲原一美さんと美彦さんで既に重賞が29勝目となる。
活躍馬を輩出して来た基礎牝系と、良血の繁殖牝馬の導入による強い競走馬づくりは、“良い土と良い血統を大事にする”稲原牧場の理念と馬主さんとの信頼関係から築かれ、続いているようだ。
来年も今年と同じようなレーススケジュールとなる予想もされる本馬だが、稲原社長は「すべて、オーナーと調教師の判断になりますから分かりません。元気に走り続けてくれるよう願うだけです。」と、来年度への期待は充分の様子だった。