2010年05月01日 青葉賞 G2
優勝馬:ペルーサ
プロフィール
- 生年月日
- 2007年03月20日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:4戦4勝
- 総収得賞金
- 293,084,000円
- 父
- ゼンノロブロイ
- 母 (母父)
- アルゼンチンスター(ARG) by Candy Stripes(USA)
- 馬主
- 山本 英俊
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 藤沢 和雄
- 騎手
- 横山 典弘
「今年のダービーはヴィクトワールピサで決まりかな」と、今年の皐月賞(G1)を見た競馬ファンの誰もが思ったに違いない。しかし、ヴィクトワールピサと同じ社台ファーム生産馬のペルーサが、日本ダービー(G1)と同条件で行われた青葉賞(G2)を快勝。一躍、日本ダービー(G1)の有力馬として注目されることとなった。
「ダービーと同じ舞台、そして同じ距離でこの結果ですから、何も言うことはありません。ここまでは着差の割りには強いイメージでしたが、今回は着差以上に強かったですね」と社台ファームの長浜さんも、その勝ちっぷりの良さに、どこか興奮したように話をしてくれる。
ペルーサはその長浜さんが鑑定人を務めた「セレクトセール2007」の当歳セクションにおける取引馬。1億円(税抜き)という取引価格は、この時、上場されていたゼンノロブロイ産駒の最高価格であり、当歳セクション全体でも9番目となる高額馬だった。
せりの直後は、鑑定台に立っていたこともあり誰が競り落としたのか分からなかったという長浜さんだったが、それでもゼンノロブロイの産駒の中でも最高額の取引価格となったことに驚きを覚えていた。
「牧場の生産馬ながらも素晴らしいとは思っていましたが、母アルゼンチンスターの産駒は、ここまで思ったとおり戦績を上げることができていなかったので、ここまで競り上がったというのは嬉しい反面、意外にも思っていたのが正直な気持ちでした」
しかし、競り落としたのが山本英俊オーナーであり、そこに管理を任されることとなった藤沢調教師がいたと聞いたときに、長浜さんの意外な気持ちは吹き飛んだ。「藤沢調教師は父のゼンノロブロイも管理されていただけでなく、沢山のゼンノロブロイ産駒の中でもこの馬を高く評価されていた、とせりの後で聞いた時には、もの凄く嬉しかったですね」(長浜さん)
馬の出来の良さはせりでの評価価格に現れているのは勿論、幼少期から能力の高さは抜きん出ていたというペルーサの姿を見て、牧場スタッフの誰もが「余計な手を加えず無事に厩舎に送り出しさえすれば、必ず良い結果が出る、と確信を持つようになっていた。
その評価通りの青葉賞(G2)勝利であり、そして日本ダービー(G1)出走。あまりにも出来すぎのドラマという印象さえ持ってしまうが、サラブレッドという選別と淘汰を繰り返してきた動物としては、これが至極全うな事実。それを4戦無敗という競走成績として証明したのが、ペルーサかもしれない。
「幼少期から評価の高い馬が、無敗でダービーに出走というのは、山元トレーニングセンターを含めた牧場従業員一同が、ホースマン冥利に尽きる思いさえします。ライバルも多くなるでしょうし、流れも違ってくるかもしれませんが、ダービーも期待しています」(長浜さん)
ペルーサの表舞台登場によって、間違いなく言えること。それは、今年の日本ダービー(G1)は、とても面白いレースとなるということだ。
「ダービーと同じ舞台、そして同じ距離でこの結果ですから、何も言うことはありません。ここまでは着差の割りには強いイメージでしたが、今回は着差以上に強かったですね」と社台ファームの長浜さんも、その勝ちっぷりの良さに、どこか興奮したように話をしてくれる。
ペルーサはその長浜さんが鑑定人を務めた「セレクトセール2007」の当歳セクションにおける取引馬。1億円(税抜き)という取引価格は、この時、上場されていたゼンノロブロイ産駒の最高価格であり、当歳セクション全体でも9番目となる高額馬だった。
せりの直後は、鑑定台に立っていたこともあり誰が競り落としたのか分からなかったという長浜さんだったが、それでもゼンノロブロイの産駒の中でも最高額の取引価格となったことに驚きを覚えていた。
「牧場の生産馬ながらも素晴らしいとは思っていましたが、母アルゼンチンスターの産駒は、ここまで思ったとおり戦績を上げることができていなかったので、ここまで競り上がったというのは嬉しい反面、意外にも思っていたのが正直な気持ちでした」
しかし、競り落としたのが山本英俊オーナーであり、そこに管理を任されることとなった藤沢調教師がいたと聞いたときに、長浜さんの意外な気持ちは吹き飛んだ。「藤沢調教師は父のゼンノロブロイも管理されていただけでなく、沢山のゼンノロブロイ産駒の中でもこの馬を高く評価されていた、とせりの後で聞いた時には、もの凄く嬉しかったですね」(長浜さん)
馬の出来の良さはせりでの評価価格に現れているのは勿論、幼少期から能力の高さは抜きん出ていたというペルーサの姿を見て、牧場スタッフの誰もが「余計な手を加えず無事に厩舎に送り出しさえすれば、必ず良い結果が出る、と確信を持つようになっていた。
その評価通りの青葉賞(G2)勝利であり、そして日本ダービー(G1)出走。あまりにも出来すぎのドラマという印象さえ持ってしまうが、サラブレッドという選別と淘汰を繰り返してきた動物としては、これが至極全うな事実。それを4戦無敗という競走成績として証明したのが、ペルーサかもしれない。
「幼少期から評価の高い馬が、無敗でダービーに出走というのは、山元トレーニングセンターを含めた牧場従業員一同が、ホースマン冥利に尽きる思いさえします。ライバルも多くなるでしょうし、流れも違ってくるかもしれませんが、ダービーも期待しています」(長浜さん)
ペルーサの表舞台登場によって、間違いなく言えること。それは、今年の日本ダービー(G1)は、とても面白いレースとなるということだ。