2004年09月12日 セントウルS G3
優勝馬:ゴールデンキャスト
プロフィール
- 生年月日
- 2000年03月01日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:20戦5勝
- 総収得賞金
- 273,362,000円
- 母 (母父)
- リターンバンダム by Niniski(USA)
- 馬主
- 前田 幸治
- 生産者
- バンダム牧場 (荻伏)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 武 豊
本馬のふるさとは浦河町上東栄のバンダム牧場。社長は山科 統氏で先代の直治氏がオーナーブリーダーとして開設したが、先代はご存知の「バンダイ」の創業者でもある。 同牧場は現在マーケットブリーダーとして馬主の立場と区分して、15頭の繁殖牝馬をメインに10名のスタッフにより営まれる。ここを取り仕切るのが寺屋圭一場長だが今週は米国・ケンタッキィーのセプテンバーセールに競走馬購入の為出かけており、今日(18日)の取材となった。この日はたまたま、忙しい仕事の合間に牧場に来られた山科社長も居られ、お二人にお話をお伺いすることが出来た。
さすがに一流人の山科社長は気品のある笑顔を浮かべながら喜びを語る。「ここを始めて16年になるのですが、これが初めての重賞制覇なのです。いろいろな方にお世話になり関係者やスタッフの人が頑張ってくれ、父(直治氏)の実現出来なかった夢が果たせたので、嬉しいですよ」さらに、常に一番人気と注目された本馬をここまで導いてくれた橋口調教師、好騎乗の武豊騎手にも感謝を忘れない。
一方、寺屋場長はケンタッキーでJRAのインターネットサービスを利用し同行の調教師や牧場の方々と観戦、「嬉しかったですね。皆さんが居られましたので(少し気を使って)一人になれる所に行き、万歳をしました」と喜びを爆発させたようだ。責任感のある寺屋場長にとって、本馬の重賞初制覇は嬉しい。
本馬の母はリターンバンダム(母の父Niniski)。生産牧場は大樹ファームで北海道市場(1歳市場)にて同牧場が落札し中央2勝のあと繁殖活動に入った。本馬は第3仔になるが、兄弟は6歳半姉リターンキャスト(父ノーザンテースト)で血統後継馬として同牧場に。5歳半兄バンダムトニー(父トニービン)は中央を退き、乗馬競技で優勝等活躍中。3歳半弟トーホウラセツ(父ピルサドスキー)は現役で中央1勝、明日(19日)札幌で出走予定、2歳半妹(父マヤノトップガン)はデビューに向け浦河のBTCで調教中だ。昨年は空胎だが今年はタニノギムレットを配合、受胎中で来年の誕生が待たれる。
本馬は幼駒の時より「堂々とした仔で馬体があかぬけており、走りそうでしたよ」(寺屋場長)と期待が持たれており、次には本馬のGⅠ制覇に向けて夢を膨らます牧場の表情は明るい。
同牧場には、余生を過ごす数頭の馬がいるが、盲目で不遇の馬も居る。山科社長は夫人の「ひとつの命を助ければ、他の馬のひとつの命も助ける」との一言があり大切に面倒を見ているという。乗馬に熱心な夫人と娘さん、先代の父親と馬を愛する一族に昔ながらの‘馬が好きな馬主さん’の姿がここにある。 秋のスプリント重賞の緒戦、第18回セントウルステークスは、1番人気のゴールデンキャストが2番手から直線で鋭く抜け出して快勝。待望の重賞初制覇を果たした。
さすがに一流人の山科社長は気品のある笑顔を浮かべながら喜びを語る。「ここを始めて16年になるのですが、これが初めての重賞制覇なのです。いろいろな方にお世話になり関係者やスタッフの人が頑張ってくれ、父(直治氏)の実現出来なかった夢が果たせたので、嬉しいですよ」さらに、常に一番人気と注目された本馬をここまで導いてくれた橋口調教師、好騎乗の武豊騎手にも感謝を忘れない。
一方、寺屋場長はケンタッキーでJRAのインターネットサービスを利用し同行の調教師や牧場の方々と観戦、「嬉しかったですね。皆さんが居られましたので(少し気を使って)一人になれる所に行き、万歳をしました」と喜びを爆発させたようだ。責任感のある寺屋場長にとって、本馬の重賞初制覇は嬉しい。
本馬の母はリターンバンダム(母の父Niniski)。生産牧場は大樹ファームで北海道市場(1歳市場)にて同牧場が落札し中央2勝のあと繁殖活動に入った。本馬は第3仔になるが、兄弟は6歳半姉リターンキャスト(父ノーザンテースト)で血統後継馬として同牧場に。5歳半兄バンダムトニー(父トニービン)は中央を退き、乗馬競技で優勝等活躍中。3歳半弟トーホウラセツ(父ピルサドスキー)は現役で中央1勝、明日(19日)札幌で出走予定、2歳半妹(父マヤノトップガン)はデビューに向け浦河のBTCで調教中だ。昨年は空胎だが今年はタニノギムレットを配合、受胎中で来年の誕生が待たれる。
本馬は幼駒の時より「堂々とした仔で馬体があかぬけており、走りそうでしたよ」(寺屋場長)と期待が持たれており、次には本馬のGⅠ制覇に向けて夢を膨らます牧場の表情は明るい。
同牧場には、余生を過ごす数頭の馬がいるが、盲目で不遇の馬も居る。山科社長は夫人の「ひとつの命を助ければ、他の馬のひとつの命も助ける」との一言があり大切に面倒を見ているという。乗馬に熱心な夫人と娘さん、先代の父親と馬を愛する一族に昔ながらの‘馬が好きな馬主さん’の姿がここにある。 秋のスプリント重賞の緒戦、第18回セントウルステークスは、1番人気のゴールデンキャストが2番手から直線で鋭く抜け出して快勝。待望の重賞初制覇を果たした。