重賞ウィナーレポート

2009年08月30日 キーンランドC G3

2009年08月30日 札幌競馬場 曇 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ビービーガルダン

プロフィール

生年月日
2004年03月10日 05歳
性別/毛色
牡/青鹿毛
戦績
国内:20戦7勝
総収得賞金
336,571,000円
チーフベアハート(CAN)
母 (母父)
オールザチャット(NZ)  by  Westminster(NZ)
馬主
(有) 坂東牧場
生産者
坂東牧場 (平取)
調教師
領家 政蔵
騎手
安藤 勝己
  • 坂東牧場風景
    坂東牧場風景
  • 同

  • キーンランドCゴール前
    キーンランドCゴール前
  • ビービーガルダンの半妹(父シンボリクリスエス)
    ビービーガルダンの半妹(父シンボリクリスエス)
  • すでに1歳馬たちの調教も進められている
    すでに1歳馬たちの調教も進められている
 サマースプリントシリーズの第4戦の第4回キーンランドC(G3)は平取町の坂東牧場生産で2番人気のビービーガルダンが直線で抜け出して1分8秒4で優勝。昨年2着の悔しさを晴らした。

 「もともと休み明けは走る馬ですが、期待以上の強さを見せてくれました」と坂東牧場の荒木一仁マネージャーが相好を崩した。出走を予定していた函館スプリントS(G3)を左前脚の皮膚炎により回避。しかし、一度牧場に戻って再調整されたビービーガルダンは、そんなことは微塵も感じさせない強さを見せてくれた。

 「シルクメビウス(ユニコーンS(G3))アーバンストリート(シルクロードS(G3))など育成馬や休養預かり馬の成績がよいんです。そうしたことも嬉しいですね」と笑顔を広げた。

 今回のビービーガルダンについては「パドックで、いつになく落ち着いていたんです。大人になったのかな、という思いとあの馬らしくないな、という思いが交差しましたが、結果的にはよかったんでしょうね。安藤騎手も一皮むけた印象があると言ってくれましたから」とレースの印象を語ってくれた。当日は、スタッフ約10人と競馬場で観戦。愛馬の強さに酔いしれた。

 当歳、1歳時は決して目立つ馬ではなかったというが、乗り始めた頃からグングン頭角をあらわした。親交のある岡部騎手がデビュー前の同馬にまたがり、褒めてくれたことも支えになったという。

 2歳夏の函館競馬でデビューし、新馬勝ち。クローバー賞はイクスキューズのレコードの前に2着と敗れたが、手応えを感じて挑んだ札幌2歳S(G3)で惨敗。長期休養を余儀なくされた。「逆に、あれがよかったのかもしれませんね」と振り返った。

 次は最大目標のスプリンターズS(G1)。念願のG1獲りに意欲を見せる。「実は、春の高松宮記念(G1)が最大のチャンスだと思ったのですが、もう一度チャンスをもらえて嬉しいです。昨年は使い詰めのローテーションで3着でした。今回は相手が強くなるでしょうが、頑張って欲しい」とエールを送っている。