2008年10月04日 シリウスS G3
優勝馬:マイネルアワグラス
プロフィール
- 生年月日
- 2004年05月01日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:17戦5勝
- 総収得賞金
- 230,717,000円
- 母 (母父)
- マイネプリテンダー(NZ) by Zabeel(NZ)
- 馬主
- (株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
- 生産者
- ビッグレッドファーム (新冠)
- 調教師
- 稲葉 隆一
- 騎手
- 吉田 稔
新冠町明和のビッグレッドファーム生産馬のマイネルアワグラスの重賞初制覇には、同牧場の蛯名マネージャーも嬉しさを隠せない。最後の直線を最後方から剛脚を繰り出しての快勝劇に蛯名マネージャーは
「期待をかけていなかった訳ではありませんが、成長途上で追い込み切れない競馬を続けていただけに、重賞で結果を出してくれるとは。次走は条件戦(1600下条件)を予定しておりましたので、嬉しい誤算です。全弟のマイネルチャールズがG1でも有力馬として取り上げられてきただけに、弟に負けじと結果を出してくれたことは嬉しいの一言です。既に引退したマイネルヌーヴェルも含めて、兄弟3頭が重賞勝ちを果たしました。歩む道は別になると思いますが、今後も兄弟で競馬を盛り上げて欲しいと思います。重賞勝馬を3頭も産んだマイネプリテンダーは、残念ながら既に他界しておりますが、改めて母親に感謝する気持ちで一杯です。」
と母親のマイネプリテンダーを称える。
母マイネプリテンダー(母の父Zabeel 新国産)は、将来の牧場の繁殖牝馬になることを見据えて導入された。脚部の不安から早く繁殖入りしたが、現役時代には中央4戦で1勝、2着3回と活躍している。
1番仔のマイネヌーヴェル(8歳 牝 父ブライアンズタイム)はフラワーカップを制し、現在は大切な血統後継馬として同牧場で繁殖活動をしている。昨年は、第1仔ロージズインメイの仔を誕生させて、今年はアグネスタキオンを受胎中だという。
2番仔はマイネルヌーヴォー(牡 父ペンタイア)、育成時代の評判も良く、期待されたが事故で競走馬を断念。
3番仔はマイネルネオス(5歳 牡 父スティゴールド)、こちらも期待され4勝をあげているが、現在は障害レースに参戦中で2戦2着1回、平地への復帰が期待される。
4番仔が本馬(4歳 牡 父ブライアンズタイム)で、5番仔がマイネルチャールズ(3歳 牡 父ブライアンズタイム)。今年の弥生賞、京成杯に優勝、皐月賞(3着)・日本ダービー(4着)とクラシック戦線を賑わしている。
母マイネプリテンダーは、マイネルチャールズを出産後1ヶ月ばかりたった時に腸捻転が災いして死亡している。
兄弟の現況を語る蛯名マネージャーは「当牧場はブライアンズタイムとの相性が良い方だと思いますが、特に相性の良かった繁殖牝馬であったと思います。偉大な母親でした。」と改めて母マイネプリテンダーを想う。
ビッグレッドファームにとって基礎牝系として大切な存在となった血統後継馬マイネヌーヴェルに会わせてもらった。明和の事務所の先にある繁殖厩舎に行くと、お昼前の放牧に出される時で繁殖担当の菊池さんが待ち構えてくれていた。菊池さんは、母親のマイネプリテンダーも扱い、兄弟たちの出産から幼駒時代をすべて知る方だ。
すっかり繁殖牝馬らしい体型になったマイネヌーヴェルを牽く菊池さんは
「5頭の子供の中で、ただ1頭の牝馬ですし牧場の中ではSクラスの繁殖牝馬です。他馬と差別するわけではないのですが気を遣ってしまいますね。代表やファンの皆様の期待に応えられるように、ヌーヴェルの仔たちには絶対に走ってもらいたいです。」と夢を膨らます。
多くの名種牡馬を導入した種牡馬事業に伴い、多くの繁殖牝馬を入れてさらに規模を拡大してきたビッグレッドファームグループ、総合的な競走馬づくりで日高の第一人者となった牧場は、まさに充実期に入っている。ラフィアンターフマンクラブの代表として活躍する同グループ総師の岡田繁幸氏の長男紘和さんに続き、3男の義広さんが海外研修を経て昨年に牧場入りして同グループのコスモヴューファームの専務に就任している。
13日から始まる北海道市場オータムセールでは、再び、岡田ファミリー3人の鋭い相馬眼が上場馬に注がれる事だろう。
「期待をかけていなかった訳ではありませんが、成長途上で追い込み切れない競馬を続けていただけに、重賞で結果を出してくれるとは。次走は条件戦(1600下条件)を予定しておりましたので、嬉しい誤算です。全弟のマイネルチャールズがG1でも有力馬として取り上げられてきただけに、弟に負けじと結果を出してくれたことは嬉しいの一言です。既に引退したマイネルヌーヴェルも含めて、兄弟3頭が重賞勝ちを果たしました。歩む道は別になると思いますが、今後も兄弟で競馬を盛り上げて欲しいと思います。重賞勝馬を3頭も産んだマイネプリテンダーは、残念ながら既に他界しておりますが、改めて母親に感謝する気持ちで一杯です。」
と母親のマイネプリテンダーを称える。
母マイネプリテンダー(母の父Zabeel 新国産)は、将来の牧場の繁殖牝馬になることを見据えて導入された。脚部の不安から早く繁殖入りしたが、現役時代には中央4戦で1勝、2着3回と活躍している。
1番仔のマイネヌーヴェル(8歳 牝 父ブライアンズタイム)はフラワーカップを制し、現在は大切な血統後継馬として同牧場で繁殖活動をしている。昨年は、第1仔ロージズインメイの仔を誕生させて、今年はアグネスタキオンを受胎中だという。
2番仔はマイネルヌーヴォー(牡 父ペンタイア)、育成時代の評判も良く、期待されたが事故で競走馬を断念。
3番仔はマイネルネオス(5歳 牡 父スティゴールド)、こちらも期待され4勝をあげているが、現在は障害レースに参戦中で2戦2着1回、平地への復帰が期待される。
4番仔が本馬(4歳 牡 父ブライアンズタイム)で、5番仔がマイネルチャールズ(3歳 牡 父ブライアンズタイム)。今年の弥生賞、京成杯に優勝、皐月賞(3着)・日本ダービー(4着)とクラシック戦線を賑わしている。
母マイネプリテンダーは、マイネルチャールズを出産後1ヶ月ばかりたった時に腸捻転が災いして死亡している。
兄弟の現況を語る蛯名マネージャーは「当牧場はブライアンズタイムとの相性が良い方だと思いますが、特に相性の良かった繁殖牝馬であったと思います。偉大な母親でした。」と改めて母マイネプリテンダーを想う。
ビッグレッドファームにとって基礎牝系として大切な存在となった血統後継馬マイネヌーヴェルに会わせてもらった。明和の事務所の先にある繁殖厩舎に行くと、お昼前の放牧に出される時で繁殖担当の菊池さんが待ち構えてくれていた。菊池さんは、母親のマイネプリテンダーも扱い、兄弟たちの出産から幼駒時代をすべて知る方だ。
すっかり繁殖牝馬らしい体型になったマイネヌーヴェルを牽く菊池さんは
「5頭の子供の中で、ただ1頭の牝馬ですし牧場の中ではSクラスの繁殖牝馬です。他馬と差別するわけではないのですが気を遣ってしまいますね。代表やファンの皆様の期待に応えられるように、ヌーヴェルの仔たちには絶対に走ってもらいたいです。」と夢を膨らます。
多くの名種牡馬を導入した種牡馬事業に伴い、多くの繁殖牝馬を入れてさらに規模を拡大してきたビッグレッドファームグループ、総合的な競走馬づくりで日高の第一人者となった牧場は、まさに充実期に入っている。ラフィアンターフマンクラブの代表として活躍する同グループ総師の岡田繁幸氏の長男紘和さんに続き、3男の義広さんが海外研修を経て昨年に牧場入りして同グループのコスモヴューファームの専務に就任している。
13日から始まる北海道市場オータムセールでは、再び、岡田ファミリー3人の鋭い相馬眼が上場馬に注がれる事だろう。