2009年04月26日 フローラS Jpn2
優勝馬:ディアジーナ
プロフィール
- 生年月日
- 2006年06月02日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/芦毛
- 戦績
- 国内:10戦4勝
- 総収得賞金
- 142,671,000円
- 母 (母父)
- アイネスターキン by ビシヨツプボブ(CAN)
- 馬主
- ディアレスト
- 生産者
- 南部 功 (浦河)
- 調教師
- 田村 康仁
- 騎手
- 内田 博幸
東京競馬場で行われたオークストライアル・フローラSはディアジーナが鮮やかに抜け出し、自身重賞2勝目を飾った。これで東京競馬場では3戦2勝。じっくりとオークスに狙いを定めてきた有力牝馬が、存在を大いにアピールした。
本馬を生産したのは浦河町上絵笛にある南部功牧場。繁殖牝馬は4頭。ご主人の功さん、奥様の道子さんの2人で牧場を切り盛りしている。
功さんにレースの感想を伺うと、
「オークスの権利が獲れる3着までに来てくれれば良いなぁと思って見ていました。直線で先頭に立った時、これは行けるかなと思いました。ゴールした時は“やったー!”という気持ちでした。」
と、喜びいっぱいのご様子だ。
母馬アイネスターキンについて功さんは“種牡馬の良さを引き出す馬”だそうで、産駒は落ち着いていて、利口な仔が多いという。
「ディアジーナの時は難産だったのでよく覚えています。母馬のお腹はさほど大きくなかったけど、お腹にいる仔は大きくて産まれて来るまでに30分ぐらいかかりました。」
と、功さん。
「あの時は母馬をダメにしちゃうかもしれないと心配しました。母馬は出産後もなかなか立ち上がれず、次の日までグタっとしていました。」
と、道子さんの言葉からも出産時の大変さが伝わってくる。
デビューするまでの本馬の印象を伺うと、
「幅があって、胸前あたりの筋肉質なところを見ると、メジロマックイーンの良さを受け継いでいるなと思いました。2歳春に育成先のディアレストクラブへ見に行きましたが、“自分から先頭に立っていく前向きな馬で、度胸がある”と育成の方も褒めていました。」
と、当時の様子を振り返った。
本馬の半弟(牡2歳・父トウカイテイオー)も只今ディアレストクラブで育成中。母馬アイネスターキンはブラックホークの仔をまもなく出産予定で、誕生すると14頭目の産駒となる。今年の交配相手は、只今検討中だそうだ。
生産馬のGⅠ出走は高松宮記念のコスモラブシック以来2度目となる。功さんはオークスの日、馬主ディアレストクラブのご厚意で決戦の地・東京まで招待されているという。
「重賞レースに出走する生産馬を競馬場まで応援に行くことは初めてなので、本当に嬉しいです。」
と、心境を語った。出産や種付けと重なった場合は、娘さんご夫婦に代理で行ってもらうそうだ。道子さんは、
「ディアジーナの持ち味を出し切って、とにかく無事に走ってきて欲しいです。これまでを振り返ると、景気の良い時に売り馬がいなかったり、不況の時に馬が多かったり、悪循環に陥ることもありました。家族経営なものですから、なかなか家を空けられないし、ゆっくり旅行にも行けず、辛い時もありました。ようやく、今までの苦労が報われてきた気持ちです。」
と、切なる思いを打ち明けた。
本馬の3代母はオークス馬シャダイターキン。血統背景から樫の女王になる資質は十分だ。晴れ舞台のそばに愛馬を見つめる南部さんの姿に、ディアジーナもきっと気合いが入ることだろう。
本馬を生産したのは浦河町上絵笛にある南部功牧場。繁殖牝馬は4頭。ご主人の功さん、奥様の道子さんの2人で牧場を切り盛りしている。
功さんにレースの感想を伺うと、
「オークスの権利が獲れる3着までに来てくれれば良いなぁと思って見ていました。直線で先頭に立った時、これは行けるかなと思いました。ゴールした時は“やったー!”という気持ちでした。」
と、喜びいっぱいのご様子だ。
母馬アイネスターキンについて功さんは“種牡馬の良さを引き出す馬”だそうで、産駒は落ち着いていて、利口な仔が多いという。
「ディアジーナの時は難産だったのでよく覚えています。母馬のお腹はさほど大きくなかったけど、お腹にいる仔は大きくて産まれて来るまでに30分ぐらいかかりました。」
と、功さん。
「あの時は母馬をダメにしちゃうかもしれないと心配しました。母馬は出産後もなかなか立ち上がれず、次の日までグタっとしていました。」
と、道子さんの言葉からも出産時の大変さが伝わってくる。
デビューするまでの本馬の印象を伺うと、
「幅があって、胸前あたりの筋肉質なところを見ると、メジロマックイーンの良さを受け継いでいるなと思いました。2歳春に育成先のディアレストクラブへ見に行きましたが、“自分から先頭に立っていく前向きな馬で、度胸がある”と育成の方も褒めていました。」
と、当時の様子を振り返った。
本馬の半弟(牡2歳・父トウカイテイオー)も只今ディアレストクラブで育成中。母馬アイネスターキンはブラックホークの仔をまもなく出産予定で、誕生すると14頭目の産駒となる。今年の交配相手は、只今検討中だそうだ。
生産馬のGⅠ出走は高松宮記念のコスモラブシック以来2度目となる。功さんはオークスの日、馬主ディアレストクラブのご厚意で決戦の地・東京まで招待されているという。
「重賞レースに出走する生産馬を競馬場まで応援に行くことは初めてなので、本当に嬉しいです。」
と、心境を語った。出産や種付けと重なった場合は、娘さんご夫婦に代理で行ってもらうそうだ。道子さんは、
「ディアジーナの持ち味を出し切って、とにかく無事に走ってきて欲しいです。これまでを振り返ると、景気の良い時に売り馬がいなかったり、不況の時に馬が多かったり、悪循環に陥ることもありました。家族経営なものですから、なかなか家を空けられないし、ゆっくり旅行にも行けず、辛い時もありました。ようやく、今までの苦労が報われてきた気持ちです。」
と、切なる思いを打ち明けた。
本馬の3代母はオークス馬シャダイターキン。血統背景から樫の女王になる資質は十分だ。晴れ舞台のそばに愛馬を見つめる南部さんの姿に、ディアジーナもきっと気合いが入ることだろう。