2008年08月31日 キーンランドC Jpn3
優勝馬:タニノマティーニ
プロフィール
- 生年月日
- 2000年05月23日 08歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:48戦9勝
- 総収得賞金
- 278,122,000円
- 父
- ウォーニング(GB)
- 母 (母父)
- タニノメール by リヴリア(USA)
- 馬主
- 谷水 雄三
- 生産者
- カントリー牧場 (静内)
- 調教師
- 須貝 彦三
- 騎手
- 秋山 真一郎
8歳にして、豪快な末脚を繰り出しレコードタイムで重賞初制覇という偉業を成した本馬は静内のカントリー牧場産駒。この2年、JRAの大レースシーンを盛り上げているウオッカの先輩となる。
2歳の未勝利戦を勝ち上がり、この7年間で48戦9勝(2着6回、3着4回)と走り続けて獲得賞金も2億6千万円と積み重なった。ダービーを3勝(タニノハローモア、タニノムーティエ、タニノギムレット)、今回で45度目となる重賞制覇を誇るオーナーブリーダーの同牧場にとっても貴重な孝行馬となっている。
最低人気(16人気)となった今回のレース出走時に、同牧場の西山貴司場長は仕事を優先し千歳空港へ向う車中に居たと言う。
ラジオ中継で快挙を確認したという西山場長は「本当にビックリしました。オーナー(谷水雄三氏)も競馬場へは行っていませんでしたが、直ぐに連絡したらやはり驚いていましたね。しかも、レコードだったので喜んでいました。本馬は、以前から北海道で良い走りをしていたので、前はよく札幌・函館に応援に行っていたのですが、今回はねぇ。」と苦笑い。「なかなか走る気を起こさない馬なのですが、8歳にして何か変わったのかも知れません。」と変わり身を見せた本馬の今後のレースが注目されるが、一躍、サマースプリントシリーズチャンピオンの有力候補となり最終戦への参戦も期待される。
本馬の母タニノメール(母の父 リヴリア)は、米国から同牧場に繁殖入りした4代母のプロミシング(4代母の父 Promised Land)から引き継がれる血統、3代母には阪神牝馬特別、京阪杯を制したタニノテスコ(3代母の父 テスコボーイ)がいる。
本馬は2番仔で、半弟の6歳タニノレジェンド(父ジェネラス、地方10勝)と4歳半弟のドライマティーニ(父タニノギムレット)が現役で活躍中、2歳(父タイキシャトル)と1歳(父ストラヴィンスキー)は共に牝馬で将来の血統後継馬として西山場長の期待は膨らむ。
久し振りの暑い日差しの中、スタッフの小倉さんが厩舎から母タニノメールを牽いて来てくれた。大きな本馬(今回の出走時492キロ)に合わない小柄でアシの短い母親、‘お袋さん’という感じでボリュームある馬体を見せている。「小振りでしょう。こういうのが結構,丈夫で永く走る馬を出すんですよ。」と西山場長はニコヤカに語る。
このスタッフの小倉さんは、レースの日が休暇だったので思い立って札幌競馬場に応援に行っていたそうだ。「予算も無かったので、少しだけ単勝を取らせてもらいました。」と小倉さんは得意そう。少しとはいえ単勝160倍の配当だ、羨ましい。
ウオッカの大活躍の中、目立たなかった本馬が牧場の先輩としての意地を見せたレースだった。
2歳の未勝利戦を勝ち上がり、この7年間で48戦9勝(2着6回、3着4回)と走り続けて獲得賞金も2億6千万円と積み重なった。ダービーを3勝(タニノハローモア、タニノムーティエ、タニノギムレット)、今回で45度目となる重賞制覇を誇るオーナーブリーダーの同牧場にとっても貴重な孝行馬となっている。
最低人気(16人気)となった今回のレース出走時に、同牧場の西山貴司場長は仕事を優先し千歳空港へ向う車中に居たと言う。
ラジオ中継で快挙を確認したという西山場長は「本当にビックリしました。オーナー(谷水雄三氏)も競馬場へは行っていませんでしたが、直ぐに連絡したらやはり驚いていましたね。しかも、レコードだったので喜んでいました。本馬は、以前から北海道で良い走りをしていたので、前はよく札幌・函館に応援に行っていたのですが、今回はねぇ。」と苦笑い。「なかなか走る気を起こさない馬なのですが、8歳にして何か変わったのかも知れません。」と変わり身を見せた本馬の今後のレースが注目されるが、一躍、サマースプリントシリーズチャンピオンの有力候補となり最終戦への参戦も期待される。
本馬の母タニノメール(母の父 リヴリア)は、米国から同牧場に繁殖入りした4代母のプロミシング(4代母の父 Promised Land)から引き継がれる血統、3代母には阪神牝馬特別、京阪杯を制したタニノテスコ(3代母の父 テスコボーイ)がいる。
本馬は2番仔で、半弟の6歳タニノレジェンド(父ジェネラス、地方10勝)と4歳半弟のドライマティーニ(父タニノギムレット)が現役で活躍中、2歳(父タイキシャトル)と1歳(父ストラヴィンスキー)は共に牝馬で将来の血統後継馬として西山場長の期待は膨らむ。
久し振りの暑い日差しの中、スタッフの小倉さんが厩舎から母タニノメールを牽いて来てくれた。大きな本馬(今回の出走時492キロ)に合わない小柄でアシの短い母親、‘お袋さん’という感じでボリュームある馬体を見せている。「小振りでしょう。こういうのが結構,丈夫で永く走る馬を出すんですよ。」と西山場長はニコヤカに語る。
このスタッフの小倉さんは、レースの日が休暇だったので思い立って札幌競馬場に応援に行っていたそうだ。「予算も無かったので、少しだけ単勝を取らせてもらいました。」と小倉さんは得意そう。少しとはいえ単勝160倍の配当だ、羨ましい。
ウオッカの大活躍の中、目立たなかった本馬が牧場の先輩としての意地を見せたレースだった。