重賞ウィナーレポート

2008年08月10日 函館2歳S Jpn3

2008年08月10日 函館競馬場 晴 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:フィフスペトル

プロフィール

生年月日
2006年05月22日 02歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:2戦2勝
総収得賞金
253,735,000円
キングカメハメハ
母 (母父)
ライラックレーン(USA)  by  Bahri(USA)
馬主
(有) キャロットファーム
生産者
(有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
調教師
加藤 征弘
騎手
三浦 皇成
 この開催を最後にスタンドの改修工事へと入る函館競馬場。現在のスタンドでは最後の重賞レースとなる函館2歳Sを勝利したのは、期待の新鋭三浦皇成騎手を鞍上に据えたフィフスペトルだった。
 このレースを牧場のスタッフと共に、函館競馬場まで応援に行っていたという白老ファームの石垣節雄繁殖主任は、「目の前での重賞制覇は久しぶりですし、スタッフと共に感動を分かち合うことができて良かったです」と表情をほころばせる。
 
 産まれた頃からバランスも良く、品があったというフィフスペトルはこの世代が初年度産駒となるキングカメハメハ産駒の中でも特に目を引く馬だったという。
 「成長力もありましたし気性も良かったので、自分を始めスタッフの誰もがいい思い出しか無い馬でしたね」(石垣主任)。
 
 殊勲の母となったライラックレーンは、今年の4月25日にアグネスタキオンを父に持つ牝馬を出産。こちらも将来の重賞制覇を期待できそうな血統背景である。
 「成長が早かっただけでなく、重賞を勝つのも早かったですが、距離はまだまだ融通が利くと思います。父のキングカメハメハもマイルからクラシックディスタンスまで勝ち鞍を残している馬ですし、フィフスペトルにもクラシックでの活躍をしてもらいたいですね」(石垣主任)
 「できることなら次にフィフスペトルが出走するときも競馬場で応援したいですね」と笑う石垣主任。勝利の女神ならぬ「勝利の主任」のパワーももらうであろうフィフスペトルの次走にも注目したい。