2006年09月17日 セントライト記念 G2
優勝馬:トーセンシャナオー
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月24日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:11戦2勝
- 総収得賞金
- 72,928,000円
- 母 (母父)
- ジョウノエンジェル by トウシヨウボーイ
- 馬主
- 島川 隆哉
- 生産者
- 三城牧場 (門別)
- 調教師
- 森 秀行
- 騎手
- L.イネス
本馬の生産牧場は日高町緑町の三城牧場。
生産・育成・調教をする‘総合牧場’で、現在繁殖牝馬14頭、育成馬20頭を10名のスタッフで管理しており、20hほどの広々とした敷地内には調教用の600Mのトラックや700M坂路があり牧場は綺麗に整備されている。
昨年、一昨年とウインラディウス(スプリングカップ他)やシャドウスケイプ(根岸S)と重賞馬を出しているが、昨年10月の富士S(前者)以来約1年振りの本馬の快挙は、菊花賞や今後の古馬戦へつながる優勝だけにスタッフの表情も明るい。
同牧場オーナーの小川義勝社長に代わり、牧場の業務を取り仕切る村上場長はスタッフと事務所のテレビで応援したそうだが「レース前は人気も薄く、あまり期待はしていませんでしたが、パドックでは馬体も仕上がっていましたね。レースも向正面でスムーズな走りをして、ゴール前では勝てそうな勢いだったのでみんなで大騒ぎになりました。この世代は、牧場の生産馬としては4頭しか走っていないので、この優勝は嬉しいですね。」と笑みを見せる。
気難しさの残る本馬だが、場長は「本馬は幼駒の頃からうるさい仔で馴らすのに苦労しました。放牧地でも仲間の仔にチョッカイを出して走り回り、仲間の仔も追っかけられて走らされていましたよ。そのお陰なのか、同期の仔も勝ち上がっています。」と笑う。
本馬の母ジョウノエンジェル(母の父 トウショウボーイ)は中央で3勝をあげているが、母の半妹に重賞戦線で活躍したシーズグレイス(エリザベス女王杯3着)がいる。本馬には現在6頭の兄弟がいるが、今年の当歳は父がマンハッタンカフェで「悪くないですよ。」と村上場長は秘かに期待する。
本馬は藤沢厩舎の管理馬だが、同牧場の産駒は、同厩舎と関西の森厩舎の東西リーディングトレーナーのトップに預けられ、配合種牡馬もサンデーサイレンス、ブライアンズタイム、フォーティーナイナーとトップクラスの種牡馬が選ばれる。牧場はエリート集団の環境の中にあるが、村上場長は「今回のレースの後に小川社長は“競馬って分からないよ”と話していましたが、競走馬を作るのは本当に難しい。僕等は、あせらずに、精一杯手をかけて育てているだけですよ。」と謙虚に語る。
しかし、同牧場では今回の優勝で実に11回目の重賞制覇。環境だけでなく、村上場長とスタッフの積み重ねた努力がこれだけの実績として表れている。
後は、念願のGⅠ制覇となるだけに、本馬への期待が膨らんでいる様子だった。
生産・育成・調教をする‘総合牧場’で、現在繁殖牝馬14頭、育成馬20頭を10名のスタッフで管理しており、20hほどの広々とした敷地内には調教用の600Mのトラックや700M坂路があり牧場は綺麗に整備されている。
昨年、一昨年とウインラディウス(スプリングカップ他)やシャドウスケイプ(根岸S)と重賞馬を出しているが、昨年10月の富士S(前者)以来約1年振りの本馬の快挙は、菊花賞や今後の古馬戦へつながる優勝だけにスタッフの表情も明るい。
同牧場オーナーの小川義勝社長に代わり、牧場の業務を取り仕切る村上場長はスタッフと事務所のテレビで応援したそうだが「レース前は人気も薄く、あまり期待はしていませんでしたが、パドックでは馬体も仕上がっていましたね。レースも向正面でスムーズな走りをして、ゴール前では勝てそうな勢いだったのでみんなで大騒ぎになりました。この世代は、牧場の生産馬としては4頭しか走っていないので、この優勝は嬉しいですね。」と笑みを見せる。
気難しさの残る本馬だが、場長は「本馬は幼駒の頃からうるさい仔で馴らすのに苦労しました。放牧地でも仲間の仔にチョッカイを出して走り回り、仲間の仔も追っかけられて走らされていましたよ。そのお陰なのか、同期の仔も勝ち上がっています。」と笑う。
本馬の母ジョウノエンジェル(母の父 トウショウボーイ)は中央で3勝をあげているが、母の半妹に重賞戦線で活躍したシーズグレイス(エリザベス女王杯3着)がいる。本馬には現在6頭の兄弟がいるが、今年の当歳は父がマンハッタンカフェで「悪くないですよ。」と村上場長は秘かに期待する。
本馬は藤沢厩舎の管理馬だが、同牧場の産駒は、同厩舎と関西の森厩舎の東西リーディングトレーナーのトップに預けられ、配合種牡馬もサンデーサイレンス、ブライアンズタイム、フォーティーナイナーとトップクラスの種牡馬が選ばれる。牧場はエリート集団の環境の中にあるが、村上場長は「今回のレースの後に小川社長は“競馬って分からないよ”と話していましたが、競走馬を作るのは本当に難しい。僕等は、あせらずに、精一杯手をかけて育てているだけですよ。」と謙虚に語る。
しかし、同牧場では今回の優勝で実に11回目の重賞制覇。環境だけでなく、村上場長とスタッフの積み重ねた努力がこれだけの実績として表れている。
後は、念願のGⅠ制覇となるだけに、本馬への期待が膨らんでいる様子だった。