【取材先：マルカシェンク号の生産者・社台ファーム（事務局）】

――――　不安と期待の混じる2戦目だったと思いますが、本当に強い勝ちっぷりでしたね。まずはレースを御覧になっての感想をお聞かせ下さい。

（スタッフ）　ありがとうございます。不安はありませんでした。前走が終いまで余裕ありましたし、今回もどんな動きを見せてくれるか楽しみで一杯でしたよ。


――――　新馬戦勝ちを収めた後、早くもクラシック級との声も上がりましたが、やはり牧場時代からかなりの期待をされていた一頭ですか？

（スタッフ）　サンデーサイレンス特有の精神的に強い面を持った馬ですし、馬体重が500キロある割りには、捌きが軽くて俊敏な動きを見せていましたので、能力は相当なものだという自信はありましたが、それがレース結果とつながるかどうかは別ですので・・・


――――　続いて母シェンクについてお聞かせ下さい。
1）普段はどんな母親ですか？

（スタッフ）　しつけに厳しいお母さんですね。

2）今年はどんな当歳馬が生まれていますか？

（スタッフ）　今年はアグネスタキオンの牝馬を3/22に出産しています。骨量があって筋肉量も多く、良い意味で牝馬離れした馬です。


――――　いよいよＳＳ産駒はこれが最後の世代となりましたね。ＳＳの子供だけでも数々の名馬を生産してきた牧場にとって、本馬にはこの先どんな馬に成長していって欲しいと思いますか？　

（スタッフ）　アグネスタキオン産駒旋風が吹きつつありますが、真打サンデー産駒の代表となれるよう、無事にいくことを願うばかりです。


――――　ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致しております。大雨の京都競馬場で行われた第40回デイリー杯2歳Ｓ（ＧII）は、福永祐一騎乗で単勝1.6倍の断然1番人気マルカシェンク（父サンデーサイレンス）が直線でアッサリ抜け出して快勝。デビュー2戦目で桁違いの能力を見せつけて重賞初制覇を決めた。