重賞ウィナーレポート

2008年05月10日 京都新聞杯 Jpn2

2008年05月10日 京都競馬場 雨 稍重 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:メイショウクオリア

プロフィール

生年月日
2005年04月12日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:6戦3勝
総収得賞金
191,379,000円
マンハッタンカフェ
母 (母父)
アンノウンウォーターズ(USA)  by  Rahy(USA)
馬主
松本 好雄
生産者
富田牧場 (浦河)
調教師
西橋 豊治
騎手
岩田 康誠
  • 富田牧場の喜びのスタッフの皆さん
    富田牧場の喜びのスタッフの皆さん
  • 富田秀一社長と半弟の当歳(父ネオユニヴァース)
    富田秀一社長と半弟の当歳(父ネオユニヴァース)
  • 母アンノウンウォーターズ)
    母アンノウンウォーターズ)
  • 同

 富田牧場は、浦河町西舎にある。JRA日高育成牧場や優駿ビレッジAERUに行く入り口付近に位置する。道道の両側に30haほどの敷地を持ち、山際まで延びた放牧地の風景が大変綺麗なところで春には山桜、秋には紅葉と、山と一体となる牧場風景が美しい。
 現在、3代目の富田秀一さんが代表を務め22頭の繁殖牝馬を5名のスタッフと飼養しているが、先代の輝次さんと共に過去にも名馬を輩出してきている。タカクラオー(京都記念など)、ブツシャン(安田記念)、カミノテシオ(天皇賞・秋など)、テキサスワイポン(中山大障害)、メイショウエイカン(京都大賞典)、ナイスナイスナイス(京都記念など)、メイショウドメニカ(福島記念)が同牧場産駒の重賞ウイナーだ。

 本馬の快挙は、牧場にとって5年ぶりの重賞制覇になるが、富田さんにとっては父の時代から世話になっているオーナーの松本好雄さんに喜んでもらった事が何よりの喜びだった。「頑張ってくれました。とにかくダービーに出走できる事が嬉しいですね。最終切符だったでしょう。本当に良かった。メイショウさん(松本好雄氏)も喜んでくれたし、仲間もみんなで喜んでくれました。(松本氏所有馬の)ダービー出走もメイショウサムソンで途切れずにつないでくれましたからね。これでまた、みんなで競馬場に応援に行けます。」と人事のように喜びを語る富田さん。オーナーの話は続いていく。
 地元では、松本好雄オーナーを「メイショウさん」と呼ぶのですが、生産者と共に競馬を楽しみ、生産者の中に入る松本好雄氏を敬意と親しみをもって地元の人が使う呼称です。

 本馬の話しに戻った富田さんは、「僕は、Rahyの血統が入る繁殖牝馬が欲しくて、ディッセンバーセール(ヨーロッパ)で購入したのが、メイショウクオリアの母なのです。本馬は2番仔ですが、生れた時は、こんな素晴らしい馬はいないと思うぐらいバランスが良く素性の良さそうな仔でした。」と本馬を賞賛する。
 母アンノウンウォーターズ(母の父 Rahy)の牝系をたどると、近親に名馬アラジ等がいる。母の兄弟には、中央で現役活躍中のヴリル(父 サンデーサイレンス)がいるが、同馬は、ビッグレッドファームグループの代表岡田繁幸氏がオーストラリアのせりで当時の最高価格で落札し話題になった馬だ。
 本馬には半兄にメイショウダンケン(セン 5歳 父メイショウオウドウ)が、半弟に2歳の牡馬(父キングカメハメハ)がいる。今年は、2月8日にネオユニヴァースの仔が誕生しており、その後アグネスタキオンが配合されたそうだ。

 本馬のダービー参戦に、メイショウさんを囲んで、富田さんや仲間の応援が集まりスタンドも熱くなりそうだ。

※同牧場に繋養中の功労馬センリョウヤクシャ(牡24歳 阪急杯)も元気でした。