2008年04月26日 福島牝馬S G3
優勝馬:マイネカンナ
プロフィール
- 生年月日
- 2004年03月13日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/栗毛
- 戦績
- 国内:16戦4勝
- 総収得賞金
- 105,796,000円
- 馬主
- (株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
- 生産者
- ビッグレッドファーム (新冠)
- 調教師
- 国枝 栄
- 騎手
- 吉田 隼人
本馬の重賞初制覇に、ビッグレッドファームのメンバーは一息ついたようだ。
牧場にとって念願だったクラシック制覇へ挑戦したマイネルチャールズが皐月賞で惜敗、また、マイネルシーガルが香港遠征で海外重賞制覇を逃したところだった。
同牧場は、近年、名血の種牡馬を逐次導入しており、それに伴うように繁殖牝馬の導入を進め、現在は、同グループの繁殖牝馬だけで130頭程までになったという。マイネカンナはその流れの中で大成した産駒だ。
同牧場の蛯名マネージャーは「本馬の母は、岡田紘和(ラフィアンターフマンクラブ代表)が繁殖馬セールで購入した馬です。その時、お腹に居たのが兄のマイネルキッツ(父チーフベアハート 現役・オープン馬)で本馬は2番仔になります。良い繁殖牝馬を購買させていただきました。(マイネ)カンナは幼駒の頃は臆病で神経質な仔でしたけれど、期待は大きく、スタッフからはクラシックへの期待も抱かせる手応えを感じているとの声も聞かれました。実際に会員(ラフィアンTC)の募集時には1番の人気でした。重賞は中々勝ち切れませんでしたが、ようやく地力を見せてくれて嬉しいです。」とホッとした様子も伺える。
蛯名マネージャーは、笑いながら一言加えた。「スタッフの中で、誰よりも喜んでいるのが鉾田にいます。」と、ラフィアンTCの機関誌「エンジョイ ラフィアン」5月号を出してくれた。フリーライター村本浩平氏のマイネカンナの取材記事が載っている。
同誌によると育成担当だった稲垣賢さんは、兄のマイネルキッツに引き続き本馬の育成・調教をしていた。稲垣さんは静内・真歌で騎乗訓練中に暴れた本馬に落とされ全治2ヶ月の左足首骨折をしながらもうるさい本馬を育て上げた苦労を持つ。現在も、茨城のビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンターに移り両馬の調整トレーニングなどを担当するスタッフだ。
前走の中山牝馬Sで13番人気ながら2着と好走した本馬に歓喜する様子と、今回のレースへの期待が語られているが、筆者は最後に「骨折させた借りを返すために、最低でも重賞制覇ぐらいはしてもらおう」と締めている。重賞を制覇した今、本馬には来るヴィクトリアマイルでのGⅠ取りも借りを返すためのノルマになりそうだ。
活躍馬を輩出する母タカラカンナだが、本馬の下には動きが良くてデビューを期待される2歳の牝馬(父マイネルラヴ)と、今年は父ロージズインメイで骨格のしっかりした牡馬が産まれ期待を集めている。
ビッグレッドファームグループでは、放牧地や施設を拡大し、良血の種牡馬や繁殖牝馬を導入して競走馬づくりを充実させて、昨年は、JRA100勝という目標もクリアしている。蛯名マネージャーは「今年は、GⅠを必ずひとつは取ろうと目標を立てています。」と謙虚に語るが、今年は既に重賞5勝しGⅠ戦線でも産駒の活躍が目立つ。地力をあげたマイネカンナがあっさりとGⅠを制覇するのも夢ではない。
※母タカラカンナの放牧地に、初仔(父ロージズインメイ)連れたマイネサマンサがいました。昨年、引退レースの中山牝馬Sで強烈な差し足を繰り出して優勝した勇ましさとは、打って変わった易しい母親の表情をしていました。こちらも楽しみです。
牧場にとって念願だったクラシック制覇へ挑戦したマイネルチャールズが皐月賞で惜敗、また、マイネルシーガルが香港遠征で海外重賞制覇を逃したところだった。
同牧場は、近年、名血の種牡馬を逐次導入しており、それに伴うように繁殖牝馬の導入を進め、現在は、同グループの繁殖牝馬だけで130頭程までになったという。マイネカンナはその流れの中で大成した産駒だ。
同牧場の蛯名マネージャーは「本馬の母は、岡田紘和(ラフィアンターフマンクラブ代表)が繁殖馬セールで購入した馬です。その時、お腹に居たのが兄のマイネルキッツ(父チーフベアハート 現役・オープン馬)で本馬は2番仔になります。良い繁殖牝馬を購買させていただきました。(マイネ)カンナは幼駒の頃は臆病で神経質な仔でしたけれど、期待は大きく、スタッフからはクラシックへの期待も抱かせる手応えを感じているとの声も聞かれました。実際に会員(ラフィアンTC)の募集時には1番の人気でした。重賞は中々勝ち切れませんでしたが、ようやく地力を見せてくれて嬉しいです。」とホッとした様子も伺える。
蛯名マネージャーは、笑いながら一言加えた。「スタッフの中で、誰よりも喜んでいるのが鉾田にいます。」と、ラフィアンTCの機関誌「エンジョイ ラフィアン」5月号を出してくれた。フリーライター村本浩平氏のマイネカンナの取材記事が載っている。
同誌によると育成担当だった稲垣賢さんは、兄のマイネルキッツに引き続き本馬の育成・調教をしていた。稲垣さんは静内・真歌で騎乗訓練中に暴れた本馬に落とされ全治2ヶ月の左足首骨折をしながらもうるさい本馬を育て上げた苦労を持つ。現在も、茨城のビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンターに移り両馬の調整トレーニングなどを担当するスタッフだ。
前走の中山牝馬Sで13番人気ながら2着と好走した本馬に歓喜する様子と、今回のレースへの期待が語られているが、筆者は最後に「骨折させた借りを返すために、最低でも重賞制覇ぐらいはしてもらおう」と締めている。重賞を制覇した今、本馬には来るヴィクトリアマイルでのGⅠ取りも借りを返すためのノルマになりそうだ。
活躍馬を輩出する母タカラカンナだが、本馬の下には動きが良くてデビューを期待される2歳の牝馬(父マイネルラヴ)と、今年は父ロージズインメイで骨格のしっかりした牡馬が産まれ期待を集めている。
ビッグレッドファームグループでは、放牧地や施設を拡大し、良血の種牡馬や繁殖牝馬を導入して競走馬づくりを充実させて、昨年は、JRA100勝という目標もクリアしている。蛯名マネージャーは「今年は、GⅠを必ずひとつは取ろうと目標を立てています。」と謙虚に語るが、今年は既に重賞5勝しGⅠ戦線でも産駒の活躍が目立つ。地力をあげたマイネカンナがあっさりとGⅠを制覇するのも夢ではない。
※母タカラカンナの放牧地に、初仔(父ロージズインメイ)連れたマイネサマンサがいました。昨年、引退レースの中山牝馬Sで強烈な差し足を繰り出して優勝した勇ましさとは、打って変わった易しい母親の表情をしていました。こちらも楽しみです。