重賞ウィナーレポート

2007年11月18日 マイルChS G1

2007年11月18日 京都競馬場 曇 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダイワメジャー

プロフィール

生年月日
2001年04月08日 06歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:26戦9勝
総収得賞金
1,002,230,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
スカーレットブーケ  by  ノーザンテースト(CAN)
馬主
大城 敬三
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
上原 博之
騎手
安藤 勝己
 スカーレットの次はメジャー。ダイワ、社台ファーム、そしてアンカツと、このトリオで勝った今年のG1タイトルの数は、このマイルCSでの勝利で5勝となった。ちなみにダイワメジャーは3歳時に皐月賞、昨年も天皇賞・秋とマイルCSを優勝しており、兄弟ではG1を8勝。これはビワハヤヒデ、ナリタブライアン兄弟と並ぶ大記録でもある。

 「ダイワスカーレットもそうですが、ダイワメジャーも勝ったレースでは2着に着差を付けていないんですよ。それなのにいつも完勝というのか、レース内容を見れば2着、3着馬がどうやっても勝てないレースをしているというのか。我々も改めてこの2頭の強さに驚かされているところです」
 と社台ファームの長浜卓也さん。1番人気に支持されたとはいえ、天皇賞・秋での不利によって被った中間の不安や、年齢的な衰えをささやかれるなど、今年の安田記念馬に対する評価は決して高かったとは言えない。しかし、この完ぺきと言える勝利でその風評を払拭する形となった。

 安田記念、マイルCSと連覇したことで、今年の最優秀短距離馬に選出されることはほぼ確実。それどころか大城オーナーからは、昨年3着に敗れた有馬記念への出走のプランも告げられているが、なんとこのレースにはダイワスカーレットも出走を表明。もし、2頭揃って出走してくるようなら、今、競馬界が最も注目する兄妹対決が実現することとなる。