2008年01月05日 中山金杯 G3
優勝馬:アドマイヤフジ
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月01日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:21戦5勝
- 総収得賞金
- 406,331,000円
- 父
- アドマイヤベガ
- 母 (母父)
- アドマイヤラピス(IRE) by Be My Guest(USA)
- 馬主
- 近藤 利一
- 生産者
- 辻 牧場 (浦河)
- 調教師
- 橋田 満
- 騎手
- 川田 将雅
本馬は、一昨年の1月に日経新春杯を制している。
その後も、宝塚記念4着など好走しながらも惜敗が続き、年末の鳴尾記念3着で本来の走りが見えてきたところだ。良血の血統で幼駒の頃から馬格も良く、中間育成も抜きん出たものを持ち、当初から辻牧場のスタッフや近藤利一オーナーの期待していた馬だけに「こんな馬でない。」という想いはあったはずだ。
繁殖分場の藤沢場長は、会心の重賞制覇に「首を痛めて長期の放牧があったりして、色々ありましたからね。ようやくこの馬本来の切れ味が出てきました。今回のレースは、積極的に乗った川田騎手の好判断があり、馬を遊ばせなかったのも良かったです。近藤オーナーや辻社長にとっては期待を寄せていた馬だけに喜びも格別なものだったでしょう。うちらも嬉しいですね。後は、欲を言ってGⅠでしょうか。牧場にとってもインターグロリア(1977年桜花賞、エリザベス女王杯)以来30年ほど無いですから期待してしまいます。」と笑顔。
今回で生産馬の重賞制覇が42度目(ニホンピロムーテー、ニホンピロエース、ハードウエイ、ハシノケンシロウなど)になる同牧場にとっては、ひとつでも大きな勲章を欲しいところだ。重賞レースの優勝では少し間があったが、近年ではメイショウキオウ(中京記念)、ヒラボクロイヤル(青葉賞)を出し名門牧場として復活している。
本レースにヒラボクロイヤルも出走(8着)したが、藤沢場長は「あの馬もあんなものではないよ。最近、真面目に走っていないようだけど良い足を持っているから楽しみはあります。」という。同馬は今週の日経新春杯出走の予定だ。
本馬の母アドマイヤラピス(父 Be My Guest)は、輸入馬だが現役時代もステイヤーズS2着、オープン1着2回など活躍して、今までに8仔を出産している仔出しの良い繁殖馬。半兄アドマイヤホープ(父フォーティナイナー)は全日本2歳優駿(中央交流)GⅠを優勝して現役で活躍中、そのほかの産駒も殆どは中央デビューして勝ちあがっている孝行馬だ。
妹にはアドマイヤカンナ(5歳 父ブライアンズタイム)、アドマイヤビアン(4歳 父アドマイヤコジーン)、アドマイヤトパーズ(3歳 父アドマイヤベガ)など。
藤沢場長は「子供を産み続けたので、今年は休み当歳の予定はありません。ゆっくり休めたのでまた来年の仔が楽しみ。アドマイヤジャパンを配合予定です。」と活躍馬の兄弟に早くも期待を寄せる。
数々の名馬を輩出する名オーナーの種牡馬と牝系の仔が名門牧場で産まれる。これらは何れも期待される競走馬として育っていくのだろうが“アドマイヤ血統”などと呼ばれる日も遠くではなさそうだ。
その後も、宝塚記念4着など好走しながらも惜敗が続き、年末の鳴尾記念3着で本来の走りが見えてきたところだ。良血の血統で幼駒の頃から馬格も良く、中間育成も抜きん出たものを持ち、当初から辻牧場のスタッフや近藤利一オーナーの期待していた馬だけに「こんな馬でない。」という想いはあったはずだ。
繁殖分場の藤沢場長は、会心の重賞制覇に「首を痛めて長期の放牧があったりして、色々ありましたからね。ようやくこの馬本来の切れ味が出てきました。今回のレースは、積極的に乗った川田騎手の好判断があり、馬を遊ばせなかったのも良かったです。近藤オーナーや辻社長にとっては期待を寄せていた馬だけに喜びも格別なものだったでしょう。うちらも嬉しいですね。後は、欲を言ってGⅠでしょうか。牧場にとってもインターグロリア(1977年桜花賞、エリザベス女王杯)以来30年ほど無いですから期待してしまいます。」と笑顔。
今回で生産馬の重賞制覇が42度目(ニホンピロムーテー、ニホンピロエース、ハードウエイ、ハシノケンシロウなど)になる同牧場にとっては、ひとつでも大きな勲章を欲しいところだ。重賞レースの優勝では少し間があったが、近年ではメイショウキオウ(中京記念)、ヒラボクロイヤル(青葉賞)を出し名門牧場として復活している。
本レースにヒラボクロイヤルも出走(8着)したが、藤沢場長は「あの馬もあんなものではないよ。最近、真面目に走っていないようだけど良い足を持っているから楽しみはあります。」という。同馬は今週の日経新春杯出走の予定だ。
本馬の母アドマイヤラピス(父 Be My Guest)は、輸入馬だが現役時代もステイヤーズS2着、オープン1着2回など活躍して、今までに8仔を出産している仔出しの良い繁殖馬。半兄アドマイヤホープ(父フォーティナイナー)は全日本2歳優駿(中央交流)GⅠを優勝して現役で活躍中、そのほかの産駒も殆どは中央デビューして勝ちあがっている孝行馬だ。
妹にはアドマイヤカンナ(5歳 父ブライアンズタイム)、アドマイヤビアン(4歳 父アドマイヤコジーン)、アドマイヤトパーズ(3歳 父アドマイヤベガ)など。
藤沢場長は「子供を産み続けたので、今年は休み当歳の予定はありません。ゆっくり休めたのでまた来年の仔が楽しみ。アドマイヤジャパンを配合予定です。」と活躍馬の兄弟に早くも期待を寄せる。
数々の名馬を輩出する名オーナーの種牡馬と牝系の仔が名門牧場で産まれる。これらは何れも期待される競走馬として育っていくのだろうが“アドマイヤ血統”などと呼ばれる日も遠くではなさそうだ。