【取材先：エアメサイア号の生産者・社台ファーム（事務局）】


――――　春の２冠馬をゴール前でしっかりと捕らえての重賞初勝利おめでとうございます。秋華賞に向けて最高のスタートとなりましたね。

（スタッフ）　ありがとうございます。夏の調整も問題なくこなせましたし、良いレースになるのでは、と思っていました。秋緒戦ですし、どういう結果になるかは全くわかりませんでしたが、良い結果が出て嬉しく思います。


――――　牧場時代はどんな馬でしたか？

（スタッフ）　当歳時、育成時とも垢抜けした素晴らしい馬でしたね。お話するエピソードが全くないほど毎日を順調にこなしてくれました。当たり前の毎日を順調に過ごせることがいかに大切かを改めてこの馬で思い知らされたように思います。


――――　続いて母エアデジャヴーについてもお聞かせ下さい。

（スタッフ）　普段から穏やかで人にも馬にもあたりの柔らかい馬ですよ。


――――　今年はどんな当歳馬が産まれましたか？

（スタッフ）　今年はシンボリクリスエスの牝馬を4月22日に産んでいます。兄姉同様骨量があり垢抜けた雰囲気を持つ馬です。


――――　春のクラシックでは非常に悔しい思いをしましたね。母もクラシックではあと一歩という成績でした。秋華賞は何としても欲しいタイトルだと思いますが、本番はどんなレースを期待していますか？

（スタッフ）　そうですね、牧場としてはただ無事にゲートイン出来るよう、スタッフ一同願うだけです。


――――　ありがとうございました。これからも生産馬の益々のご活躍をお祈りいたします。秋華賞トライアル・ローズＳ（ＧII）は、武豊騎乗のエアメサイア（父サンデーサイレンス）が2冠馬（桜花賞、NHKマイルＣ）ラインクラフトをゴール直前で差し切って先頭でゴール。フィリーズレビュー3着、桜花賞4着の雪辱を果たす嬉しい重賞初Ｖを決めた。