重賞ウィナーレポート

2008年03月09日 弥生賞 Jpn2

2008年03月09日 中山競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:マイネルチャールズ

プロフィール

生年月日
2005年04月27日 03歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:6戦4勝
総収得賞金
207,756,000円
ブライアンズタイム(USA)
母 (母父)
マイネプリテンダー(NZ)  by  Zabeel(NZ)
馬主
(株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
生産者
ビッグレッドファーム (新冠)
調教師
稲葉 隆一
騎手
松岡 正海
  • スタッフのみなさん
    スタッフのみなさん
  • ビッグレッドファームの風景
    ビッグレッドファームの風景
  • 同上
    同上
  • 同上
    同上
京成杯に続いて、弥生賞を制して08年度クラシックの中心となったのはマイネルチャールズ(牡3歳、父ブライアンズタイム)だった。グループ悲願である「ダービー制覇」に大きな1歩を踏み出した。
 
 「第一印象はちょっと小柄でしたが、品のある良い馬でした」と振り返るのは真歌トレーニングパーク時代の担当を受け持った小林司さん。「あの馬は走ることが大好きな馬でした。好きすぎてテンションがあがることもありましたが、頭の良い馬で人間の指示を理解してくれる馬でした」と振りかえる。
 今回は、中山競馬場での観戦。「友人と一緒に応援にいきました。1コーナーでよいポジションをとったときに今日は勝てると思いました。でも、ゴール前はやっぱり声が出ましたけど」と笑った。
 母のマイネプリテンダーはニュージーランド産馬。競走馬として輸入され4戦1勝2着3回。「相当な能力を持った馬でしたが、脚部不安で早期引退を余儀なくされました。繁殖牝馬としても初仔から重賞勝馬(マイネヌーヴェル)を出してくれたんですけどね」と九鬼勝己場長が残念そうにいう。母は、マイネルチャールズを産み落として約1ヶ月後に不慮の事故で死亡してしまったという。しかし、母を失った仔は多くの人の手によって育てられた。
 「当場の生産馬ということもあって、スタッフみんなが育てた馬です。喜びを分かち合えるのが嬉しいです」と相好を崩す。G3の京成杯からG2の弥生賞へ。そして夢のG1レースへ夢は広がる。