2007年10月07日 毎日王冠 G2
優勝馬:チョウサン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年02月18日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:18戦6勝
- 総収得賞金
- 165,091,000円
- 馬主
- 長山 尚義
- 生産者
- 坂東牧場 (平取)
- 調教師
- 清水 利章
- 騎手
- 松岡 正海
坂東牧場の生産馬の重賞制覇が初めてだった事に、馬産地の関係者は一様に意外だという表情を見せている。
それ程までに実績を積む同牧場は、日高町福満の本場を中心に第五分場まで180ha以上を有し、屋根付きの1,000mダートコース、850m坂路など施設も日高でトップクラスの規模を誇る。繁殖から調教まで一貫とした競走馬づくりを行なうが、現在は繁殖牝馬が10頭、中間育成馬など100頭、調教馬130頭を飼養し、従来からの育成牧場としてプロフェッショナルの信念を貫いている。
昭和25年創業の同牧場は、40年ほど前に繁殖から育成牧場に転換したが日高の育成牧場の草分け的な存在で、現在の牧場規模まで築き上げてきた。
同牧場の代表は3代目の坂東勝彦社長で、専務の正積さんと80名のスタッフと共にこの牧場を営む。
ダイワメジャーなど強豪が参戦して注目されたこのレースをコースレコードで快勝、天皇賞へ向け大きく夢を膨らませた本馬だが、東京競馬場に応援に行った坂東専務は「パドックでは出来の良さを見せていましたが、勝つとは思っていませんでした。でも3コーナーから上り、直線に入って松岡騎手が外に持ち出した時は勝てると思いましたよ。このタイムですからフロックでも無いでしょうし、これからも楽しみです。うちは育成を中心にやっていますが、生産馬はやはり愛着があるので嬉しいですね。本馬も産まれたときから良い馬だと思っていましたが、乗り始めてから手ごたえを感じていました。」と喜ぶ。
クラシック戦線に行かずにマイペースで実力をつけて、今回につながった事に坂東専務も満足そうだ。
「繁殖は良血馬を集めて少数精鋭でこれからも続けていきます。でも、あくまでも育成が中心。」という坂東専務だが、ここまでの規模になるには様々な工夫や努力があったようだ。
しかし、専務は、「設備がある程度整えば、後は人の問題です。うちには、元ジョッキーなど騎乗スタッフも揃い、優秀なメンバーが毎日ミーティングを繰り返し二重、三重のチェックをしながら管理しています。5つの分場で分業していますが、みんなチームワークを大事にしてやってくれていますよ。」と、先ずはスタッフを称える。
本馬の母ステイヤング(母の父 サッカーボーイ)は、胆振からの導入馬。
1番仔の本馬の下に4歳全兄弟のプジュリ(中央2勝)、3歳の半弟(父シンボリスウォード 地方3勝)が現役活躍中で、1歳と当歳の全兄弟も同牧場で育てられているが、何れも専務自慢の仔たちだ。
当歳のいる第5分場に案内してもらうと、厩舎にはGⅠ馬など現役活躍馬の兄弟たちが並んでいて驚かされる。
「育て上げて競馬場に送り込んだ馬が、直ぐにレースで勝ってくれると嬉しくて仕事のやりがいを感じます。」という専務やスタッフの意気込みと、きめ細やかな管理に多くの調教師や大手牧場の信頼も厚く、預けられる育成馬も期待馬が多い。
現在、競走馬づくりに大きなウエイトを持つ育成の世界だが、「育成は注目度が低いですよね。今回本馬が勝って、こんなに多くのお祝いを頂きビックリしていますよ。競馬新聞に‘育成牧場’の欄があっても良いですよね。」と専務は笑う。
本馬は、次走予定の天皇賞に期待が掛かるが、本馬の快挙に今後の坂東牧場に周囲の期待と注目が集まる。
それ程までに実績を積む同牧場は、日高町福満の本場を中心に第五分場まで180ha以上を有し、屋根付きの1,000mダートコース、850m坂路など施設も日高でトップクラスの規模を誇る。繁殖から調教まで一貫とした競走馬づくりを行なうが、現在は繁殖牝馬が10頭、中間育成馬など100頭、調教馬130頭を飼養し、従来からの育成牧場としてプロフェッショナルの信念を貫いている。
昭和25年創業の同牧場は、40年ほど前に繁殖から育成牧場に転換したが日高の育成牧場の草分け的な存在で、現在の牧場規模まで築き上げてきた。
同牧場の代表は3代目の坂東勝彦社長で、専務の正積さんと80名のスタッフと共にこの牧場を営む。
ダイワメジャーなど強豪が参戦して注目されたこのレースをコースレコードで快勝、天皇賞へ向け大きく夢を膨らませた本馬だが、東京競馬場に応援に行った坂東専務は「パドックでは出来の良さを見せていましたが、勝つとは思っていませんでした。でも3コーナーから上り、直線に入って松岡騎手が外に持ち出した時は勝てると思いましたよ。このタイムですからフロックでも無いでしょうし、これからも楽しみです。うちは育成を中心にやっていますが、生産馬はやはり愛着があるので嬉しいですね。本馬も産まれたときから良い馬だと思っていましたが、乗り始めてから手ごたえを感じていました。」と喜ぶ。
クラシック戦線に行かずにマイペースで実力をつけて、今回につながった事に坂東専務も満足そうだ。
「繁殖は良血馬を集めて少数精鋭でこれからも続けていきます。でも、あくまでも育成が中心。」という坂東専務だが、ここまでの規模になるには様々な工夫や努力があったようだ。
しかし、専務は、「設備がある程度整えば、後は人の問題です。うちには、元ジョッキーなど騎乗スタッフも揃い、優秀なメンバーが毎日ミーティングを繰り返し二重、三重のチェックをしながら管理しています。5つの分場で分業していますが、みんなチームワークを大事にしてやってくれていますよ。」と、先ずはスタッフを称える。
本馬の母ステイヤング(母の父 サッカーボーイ)は、胆振からの導入馬。
1番仔の本馬の下に4歳全兄弟のプジュリ(中央2勝)、3歳の半弟(父シンボリスウォード 地方3勝)が現役活躍中で、1歳と当歳の全兄弟も同牧場で育てられているが、何れも専務自慢の仔たちだ。
当歳のいる第5分場に案内してもらうと、厩舎にはGⅠ馬など現役活躍馬の兄弟たちが並んでいて驚かされる。
「育て上げて競馬場に送り込んだ馬が、直ぐにレースで勝ってくれると嬉しくて仕事のやりがいを感じます。」という専務やスタッフの意気込みと、きめ細やかな管理に多くの調教師や大手牧場の信頼も厚く、預けられる育成馬も期待馬が多い。
現在、競走馬づくりに大きなウエイトを持つ育成の世界だが、「育成は注目度が低いですよね。今回本馬が勝って、こんなに多くのお祝いを頂きビックリしていますよ。競馬新聞に‘育成牧場’の欄があっても良いですよね。」と専務は笑う。
本馬は、次走予定の天皇賞に期待が掛かるが、本馬の快挙に今後の坂東牧場に周囲の期待と注目が集まる。