【取材先：アストンマーチャン号の生産者・社台ファーム（事務局）】

－－－直線で早めに先頭へ抜け出し、そのままのスピードで押し切っての勝利おめでとうございます。レースの感想をお聞かせ下さい。
スタッフ：ありがとうございます。実は前のレースにウチの生産馬で石坂厩舎、鮫島騎手騎乗でパラダイスバードという馬が４角先頭から直線では後続を突き放す好内容で勝ち、上がって来た時に、石坂師が鮫島騎手に「今回のレースは完璧やった。次が本番やから同じようなレースを。」と言って送り出したのですが、本当に同じようなレースでの完勝でしたので、嬉しいのはもちろんですが、上手くいったなぁと妙に感心していました。

－－－２歳戦ではアドマイヤコジーン産駒が大活躍していますが、早速本馬で重賞を制覇しました。新種牡馬の初重賞を生産馬が勝利するということは嬉しいですよね？
スタッフ：活気付きますし、嬉しい勝利です。

－－－続いて牧場時代の様子をお聞かせ下さい。
スタッフ：とても優等生で全く手がかかりませんでした。騎乗鍛錬開始後もノーアクシデントで、イチバン進んでいる組で常に順調に調教をこなしていました。馬自身が軽くて良いスピードを見せていましたね。

－－－母ラスリングカプスについてお聞かせ下さい。普段はどんな母親ですか？
スタッフ：産駒成績も優秀ですし、当社にとってはありがたい存在です。若い頃は気性的にきついところもありましたが、現在は穏やかなお母さんです。

－－－暮れの大きなレースが目標になるのでしょうか。それまで無事に進んで欲しいですね。これから本馬には更にどんな成長を期待していますか？
スタッフ：７日に山元トレセンに調整放牧に出ました。今後の具体的なスケジュールは未定ですが、馬名の由来元となった「アストンマーチン」のような高級感溢れる走りを期待しています。

－－－ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。