重賞ウィナーレポート

2007年12月02日 阪神ジュベナイルフィリーズ Jpn1

2007年12月02日 阪神競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:トールポピー

プロフィール

生年月日
2005年01月30日 02歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:4戦2勝
総収得賞金
217,992,000円
ジャングルポケット
母 (母父)
アドマイヤサンデー  by  サンデーサイレンス(USA)
馬主
(有) キャロットファーム
生産者
ノーザンファーム (早来)
調教師
角居 勝彦
騎手
池添 謙一
 ジャパンカップダート、ジャパンカップに続き、この阪神JFの勝利でG1レースを3連勝。しかもジャパンカップに続く生産馬でのワンツーフィニッシュを決めたのがノーザンファームである。
 事務局の中尾義信さんも快活なトーンで喜びの声を聞かせてくれるのではないかと思っていたが、実際のところは冷静な表情で会話をしている時間の方が長かった。
 「勝ったとはいえゴール前は僅差となったように、力が均衡した戦いでしたからね。むしろこの勝利で我々を含めた関係者全てに、いい緊張感が生まれたことは良かったと思います」(中尾さん)
 トールポピーの全兄弟であるフサイチホウオーは、東京スポーツ杯2歳Sから共同通信杯まで重賞を3連勝して、今年の日本ダービーでも1番人気の支持を集めている。しかし、トールポピーは「フサイチホウオーの妹」という肩書き以上の動きを牧場にいる頃から見せていたという。
 また、トールポピーが育成されていた厩舎で共に凌ぎを削りあったのが、母にエアグルーヴを持つポルトフィーノ(牝2)である。現在、この2頭は同じ角居厩舎で管理されており、目に見える距離でのライバル関係はまだまだ続いていくこととなる。
 「新馬戦を勝ち上がるのはポルトフィーノの方が早かったですが、先にタイトルを取ったのはトールポピーとなりました。でも、牧場での評価はどちらも負けず劣らず高かったですし、この2頭がぶつかるレースが楽しみですね」(中尾さん)
 2頭のライバル関係に入ってくることとなったのが、阪神JFで2着に入ったレーヴダムール(牝2)。そして同じようにノーザンファームで生産された2歳牝馬たちも、次こそはと栄冠を目指している。
 「確かに僅差でしたが、それだけトールポピーやレーヴダムールにも成長力が充分に見込めると思います。馬インフルエンザの影響で入厩が遅れた馬の中にも優秀な素材がいますし、自分としては来年の牝馬クラシックがさぞかし盛り上がるのでは、と今から想像しているんですよ」
 そう話すと中尾さんは、強ばらせていた目尻を下げた。

                          日高案内所取材班