2007年04月01日 ダービー卿ChT G3
優勝馬:ピカレスクコート
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月10日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:22戦6勝
- 総収得賞金
- 144,171,000円
- 母 (母父)
- フジノタカコマチ by コリムスキー(USA)
- 馬主
- 金子真人ホールディングス (株)
- 生産者
- 岡崎牧場 (浦河)
- 調教師
- 池江 泰寿
- 騎手
- 秋山 真一郎
本馬のふるさとは浦河町上向別の岡崎牧場。浦河町から向別川沿いに上流の浦河ダムに向かい車で10分ほど行った所にある。本流に入る支流沿いには綺麗に放牧地が並び、沢の奥手には900mの長いトレーニングコースを持つ育成施設がある。
これまでロングエース(‘72東京優駿)、トサオー(’59天皇賞・春)、カリスマサンオペラ(’01中山金杯)や本馬の全姉ヤマカツスズラン(‘99阪神3歳牝馬S)などを輩出し、本馬の殊勲により生産馬の重賞優勝数は18回目となる。
現在は、岡崎明弘社長のもと、次男の隆弘さんを中心に8名で繁殖牝馬9頭、育成馬8頭を飼養している。
浦河町議としても活躍する岡崎社長は、今回は選挙で忙しく、レースは自宅での応援となった。
5年ぶりの愛馬の重賞制覇に岡崎社長は「久し振りでしたね。重賞を取るというのはやっぱり大変な事だね。前走の道頓堀S(1着)から控える競馬を覚えて良くなりました。幼駒の頃から負けず嫌いの所があったから、前に行くとガムシャラに走って脚を余す事が出来なかったのでしょうかね。池江先生(泰寿調教師)が本当に上手く育ててくれて感謝しています。」と満面の笑みを浮かべる。
本馬は、昨年、あの凱旋門賞に出走するディープインパクトに帯同してロンシャン競馬場でのP.DANIER WILDENSTEIN GⅡで2着という殊勲をあげている。
岡崎社長は「あのGⅡで2着となったのは大きいですね。本馬は、金子オーナーがせり市で気に入ってくれて高額で落札してくれました。私も本馬には自信を持って上場していたので、認めて頂いたのが嬉しかったですよ。オーナーや先生、ジョッキー(秋山真一郎騎手)と皆さんに期待されて大事に育てられ、大きなチャンスを頂いているというのは、生産者にとってはこの上のない幸せな事です。」と陣営に感謝する。
本馬は、2003年北海道セレクションセール サラ1歳での落札価格3,832万円の取引馬だ。
母フジノタカコマチ(母の父 コリムスキー)は、コスモバルクを生産した加野牧場産で、「日本に長く引き継がれる牝系が好きですね」(岡崎社長)と同牧場に導入されたが、今までに13仔を産んでいる。
6番仔になる全姉のヤマカツスズランはじめ兄弟は堅実に活躍しており、本馬は第10仔、半弟の3歳クレバーデューク(父マヤノトップガン)は今年、中央にデビューしている。
既に母親は22歳、最近は無理させないように1年間隔での繁殖活動を続けているそうだが、1歳になる弟(父アグネスデジタル)が、本馬似の馬格と性格を持ち期待されているようだ。
早春に青草の見え隠れする放牧地に行くと、母親は繁殖牝馬の貫禄を見せながらもスッキリとした馬体を保っている。
案内をしてくれた隆弘さんは、「もう、この年なので繁殖も最後のチャンスになるでしょうね。今年は、(アグネス)タキオンか、ディープ(インパクト)を付けられたらと思っていますよ。」と空胎明けの母親に優しい視線を向ける。
ヤマカツスズランと本馬の活躍に、母フジノタカコマチは同牧場にとっては、ロングエースの母ウインジエストに続く代表血統後継馬となっている。22歳の母親に、本馬の姉チーサキー(父シアトルダンサー2)と妹のヤマカツアンナ(父フォーティナイナー)が繁殖馬入りして後継馬も万全の様子。
今週の桜花賞出走のウオッカなど日本に古くから引き継がれる牝系の活躍馬が目立つが、本馬の活躍に国内の牝系の充実振りも伺われる。
これまでロングエース(‘72東京優駿)、トサオー(’59天皇賞・春)、カリスマサンオペラ(’01中山金杯)や本馬の全姉ヤマカツスズラン(‘99阪神3歳牝馬S)などを輩出し、本馬の殊勲により生産馬の重賞優勝数は18回目となる。
現在は、岡崎明弘社長のもと、次男の隆弘さんを中心に8名で繁殖牝馬9頭、育成馬8頭を飼養している。
浦河町議としても活躍する岡崎社長は、今回は選挙で忙しく、レースは自宅での応援となった。
5年ぶりの愛馬の重賞制覇に岡崎社長は「久し振りでしたね。重賞を取るというのはやっぱり大変な事だね。前走の道頓堀S(1着)から控える競馬を覚えて良くなりました。幼駒の頃から負けず嫌いの所があったから、前に行くとガムシャラに走って脚を余す事が出来なかったのでしょうかね。池江先生(泰寿調教師)が本当に上手く育ててくれて感謝しています。」と満面の笑みを浮かべる。
本馬は、昨年、あの凱旋門賞に出走するディープインパクトに帯同してロンシャン競馬場でのP.DANIER WILDENSTEIN GⅡで2着という殊勲をあげている。
岡崎社長は「あのGⅡで2着となったのは大きいですね。本馬は、金子オーナーがせり市で気に入ってくれて高額で落札してくれました。私も本馬には自信を持って上場していたので、認めて頂いたのが嬉しかったですよ。オーナーや先生、ジョッキー(秋山真一郎騎手)と皆さんに期待されて大事に育てられ、大きなチャンスを頂いているというのは、生産者にとってはこの上のない幸せな事です。」と陣営に感謝する。
本馬は、2003年北海道セレクションセール サラ1歳での落札価格3,832万円の取引馬だ。
母フジノタカコマチ(母の父 コリムスキー)は、コスモバルクを生産した加野牧場産で、「日本に長く引き継がれる牝系が好きですね」(岡崎社長)と同牧場に導入されたが、今までに13仔を産んでいる。
6番仔になる全姉のヤマカツスズランはじめ兄弟は堅実に活躍しており、本馬は第10仔、半弟の3歳クレバーデューク(父マヤノトップガン)は今年、中央にデビューしている。
既に母親は22歳、最近は無理させないように1年間隔での繁殖活動を続けているそうだが、1歳になる弟(父アグネスデジタル)が、本馬似の馬格と性格を持ち期待されているようだ。
早春に青草の見え隠れする放牧地に行くと、母親は繁殖牝馬の貫禄を見せながらもスッキリとした馬体を保っている。
案内をしてくれた隆弘さんは、「もう、この年なので繁殖も最後のチャンスになるでしょうね。今年は、(アグネス)タキオンか、ディープ(インパクト)を付けられたらと思っていますよ。」と空胎明けの母親に優しい視線を向ける。
ヤマカツスズランと本馬の活躍に、母フジノタカコマチは同牧場にとっては、ロングエースの母ウインジエストに続く代表血統後継馬となっている。22歳の母親に、本馬の姉チーサキー(父シアトルダンサー2)と妹のヤマカツアンナ(父フォーティナイナー)が繁殖馬入りして後継馬も万全の様子。
今週の桜花賞出走のウオッカなど日本に古くから引き継がれる牝系の活躍馬が目立つが、本馬の活躍に国内の牝系の充実振りも伺われる。