2007年10月28日 天皇賞(秋) G1
優勝馬:メイショウサムソン
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月07日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:19戦9勝
- 総収得賞金
- 1,065,949,000円
- 母 (母父)
- マイヴィヴィアン by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- 松本 好雄
- 生産者
- 林 孝輝 (浦河)
- 調教師
- 高橋 成忠
- 騎手
- 武 豊
レースの当日、北海道市場の敷地内にある競走馬のふるさと日高案内所の周りは、普段のレース日より多くの車が駐車していた。
隣のJRAウインズ静内に行くファンたちの車で、大きなレースのある日はファンも増えるのだが、今回は、メイショウサムソン、コスモバルクの参戦で応援に来た地元ファンの多さが伺える。
メイショウサムソンが武豊を鞍乗に大一番を快勝した瞬間、ウインズに集まった多くのファンが笑顔を見せていた。馬産地のヒーローは、何時もは来ないファンを含めて生産者・関係者も含むウインズ来た多くの地元ファンに賞賛されていた。
4日後、松本好雄オーナーの地元での恒例のお祝いから帰っていた生産者の林孝輝さんを訪ねた。
「レースの前日に雨が降っていたので、どのように影響するのか心配だったね。パドックの様子を見ると体はきっちりと仕上がっていたので、期待はあったけれどもレースでは本当に強い勝ち方をしてくれました。馬も大人になったよ。うちは何も出来ないけれども、ここまで来たら、テイエムオペラオーの記録に届いてくれたらとついつい欲も出てきてしまう。でも、無事に走り続けて貰いたいと願うのが本音だね。」と、何時もは謙虚な言葉の多い林さんも夢を膨らまして嬉しそうだ。
テイエムオペラオーは、現役時代にGⅠ7勝(皐月賞、天皇賞・春2回、天皇賞・秋、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念)、メイショウサムソンは、現在までにGⅠ4勝(皐月賞、日本ダービー、天皇賞・春、天皇賞・秋)。
両馬は、父親が同じオペラハウスで、古馬になって充実一途のメイショウサムソンには、これからのチャンスが充分にある。
この1年、林さんを悩ませているのが、本馬の母マイヴィヴィアンの産駒状況。昨年の秋には、受胎確認されていた名種牡馬フォーティナイナーの仔が落ち(流産、外見からは分からない内に胎児が無くなる事がある)、今年は、期待の新種牡馬ロックオブジブラルタルとの配合を再三試みたものの受胎できなかった。本馬の兄弟馬となる仔が2年続けて誕生できなかったことはマーケットブリーダーの林さんにとっては大きな痛手となった。
「残念だったけれど、少し早めに種付をあきらめて、今はゆっくり休養させているよ。体を作り直して来年は元気な仔を産んで貰いたいね。まだ何を配合するか、決めてないけれどそれなりの物(種牡馬)を付ける。」と気を取り直している。
母マイヴィヴィアンは、小雨の中、厩舎前の放牧地で元気な様子を見せており来年に向けて英気を養っている様子。来年の受胎が無事に行なわれるよう祈りたい。
いよいよGⅠ戦線もクライマックスとなってきた。参戦が予定されるジャパンカップ、有馬記念に地元の期待はさらに高まっている。
隣のJRAウインズ静内に行くファンたちの車で、大きなレースのある日はファンも増えるのだが、今回は、メイショウサムソン、コスモバルクの参戦で応援に来た地元ファンの多さが伺える。
メイショウサムソンが武豊を鞍乗に大一番を快勝した瞬間、ウインズに集まった多くのファンが笑顔を見せていた。馬産地のヒーローは、何時もは来ないファンを含めて生産者・関係者も含むウインズ来た多くの地元ファンに賞賛されていた。
4日後、松本好雄オーナーの地元での恒例のお祝いから帰っていた生産者の林孝輝さんを訪ねた。
「レースの前日に雨が降っていたので、どのように影響するのか心配だったね。パドックの様子を見ると体はきっちりと仕上がっていたので、期待はあったけれどもレースでは本当に強い勝ち方をしてくれました。馬も大人になったよ。うちは何も出来ないけれども、ここまで来たら、テイエムオペラオーの記録に届いてくれたらとついつい欲も出てきてしまう。でも、無事に走り続けて貰いたいと願うのが本音だね。」と、何時もは謙虚な言葉の多い林さんも夢を膨らまして嬉しそうだ。
テイエムオペラオーは、現役時代にGⅠ7勝(皐月賞、天皇賞・春2回、天皇賞・秋、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念)、メイショウサムソンは、現在までにGⅠ4勝(皐月賞、日本ダービー、天皇賞・春、天皇賞・秋)。
両馬は、父親が同じオペラハウスで、古馬になって充実一途のメイショウサムソンには、これからのチャンスが充分にある。
この1年、林さんを悩ませているのが、本馬の母マイヴィヴィアンの産駒状況。昨年の秋には、受胎確認されていた名種牡馬フォーティナイナーの仔が落ち(流産、外見からは分からない内に胎児が無くなる事がある)、今年は、期待の新種牡馬ロックオブジブラルタルとの配合を再三試みたものの受胎できなかった。本馬の兄弟馬となる仔が2年続けて誕生できなかったことはマーケットブリーダーの林さんにとっては大きな痛手となった。
「残念だったけれど、少し早めに種付をあきらめて、今はゆっくり休養させているよ。体を作り直して来年は元気な仔を産んで貰いたいね。まだ何を配合するか、決めてないけれどそれなりの物(種牡馬)を付ける。」と気を取り直している。
母マイヴィヴィアンは、小雨の中、厩舎前の放牧地で元気な様子を見せており来年に向けて英気を養っている様子。来年の受胎が無事に行なわれるよう祈りたい。
いよいよGⅠ戦線もクライマックスとなってきた。参戦が予定されるジャパンカップ、有馬記念に地元の期待はさらに高まっている。