2008年05月31日 金鯱賞 G2
優勝馬:エイシンデピュティ
プロフィール
- 生年月日
- 2002年04月09日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:26戦9勝
- 総収得賞金
- 441,045,000円
- 母 (母父)
- エイシンマッカレン(USA) by Woodman(USA)
- 馬主
- 平井 豊光
- 生産者
- 栄進牧場 (浦河)
- 調教師
- 野元 昭
- 騎手
- 岩田 康誠
「これからは、相手も強くなりますから楽な競馬は出来ないでしょうが、ここまで来たのだから頑張って欲しいです」と栄進牧場繁殖牧場の名古屋唯男生産主任は満足そうな笑顔を見せてくれた。
昨年6月のエプソムカップ、今年の京都金杯に続く重賞3勝目。左回りの2000m戦ということで、秋の天皇賞を視野にいれる馬たちにとっては重要な位置を占めるレースだ。昨年のダービー3着馬でドバイ帰りのアドマイヤオーラや同じく重賞3勝目を狙うサクラメガワンダー。長い休養から復帰したカワカミプリンセスやディープ世代のダービー2着馬インティライミといった好メンバーを相手に堂々の逃げ切り勝ち。 道中では絡まれて先頭を譲るシーンもあったが、直線に向くとしっかりした脚取りでマンハッタンスカイ以下を完封した。「まだ種付シーズン中ですから、みんなで事務所のテレビで応援していました。最後にまた脚を伸ばしてくれたときは感動しましたよ」と当日を振り返った。
母は、平井豊光オーナーが導入した期待の1頭。現役時代は2勝とまりだったが、その母ラダナムはパンアメリカンH(米G1)、ビヴァリーヒルズH(米G1)いずれも2着の活躍牝馬。祖母ゲイスタイルはサンタバーバラH(米G1)など欧米の重賞7勝と活躍した。「穏やかなお母さんで、仔育ても上手です。こうして産駒が活躍してくれることでオーナーに恩返しができます。こうした喜びを馬に作ってもらったことに感謝です」と名古屋主任はポツリ。昨年は不受胎だったが、今年はフレンチデピュティを受胎した。「エイシンデピュティの出来が良かったこともあるのですが、オーナーからも全きょうだいが欲しいと言われています。無事に生まれるまでは気を許せませんね」と表情を引き締めた。
エイシンデピュティは「母にとっての2番仔ですが、生まれたときから期待の高かった馬です。同期生の中でも垢抜けた馬体は目立っていましたし、活躍を期待していました」(名古屋主任)という。離乳後は近隣の中間育成牧場に。そして岡山の育成牧場へと移動して競走馬としての資質を高めていった。
「離れてはいますが、みんなで作った馬です。喜びを共有できることが嬉しいですね。繁殖牧場は、繁殖牧場でしか出来ないことをしっかりと馬に教え込んで、そして次のステップへと渡していきます。そうした受け渡しがうまくいかないとせっかくの素質を生かせないケースもありますから手は抜けません」とキッパリ。それぞれの分野が責任を分担し、そして連携する。こうした個々の努力が栄進牧場を根底から支えている。
次は春のグランプリ。宝塚記念。「こうしたチャンスはお金を積めばもらえるというものではないですから、頑張って欲しいです。」とエイシンサニー以来のG1レース制覇に夢を馳せる。
「私はエーシンフォワードの応援にダービーに行かせてもらったので、この次は誰が別の人間に行ってもらおうと思っています。ここ(北海道)でも応援はできますからね」と最高の笑顔を見せてくれた。
昨年6月のエプソムカップ、今年の京都金杯に続く重賞3勝目。左回りの2000m戦ということで、秋の天皇賞を視野にいれる馬たちにとっては重要な位置を占めるレースだ。昨年のダービー3着馬でドバイ帰りのアドマイヤオーラや同じく重賞3勝目を狙うサクラメガワンダー。長い休養から復帰したカワカミプリンセスやディープ世代のダービー2着馬インティライミといった好メンバーを相手に堂々の逃げ切り勝ち。 道中では絡まれて先頭を譲るシーンもあったが、直線に向くとしっかりした脚取りでマンハッタンスカイ以下を完封した。「まだ種付シーズン中ですから、みんなで事務所のテレビで応援していました。最後にまた脚を伸ばしてくれたときは感動しましたよ」と当日を振り返った。
母は、平井豊光オーナーが導入した期待の1頭。現役時代は2勝とまりだったが、その母ラダナムはパンアメリカンH(米G1)、ビヴァリーヒルズH(米G1)いずれも2着の活躍牝馬。祖母ゲイスタイルはサンタバーバラH(米G1)など欧米の重賞7勝と活躍した。「穏やかなお母さんで、仔育ても上手です。こうして産駒が活躍してくれることでオーナーに恩返しができます。こうした喜びを馬に作ってもらったことに感謝です」と名古屋主任はポツリ。昨年は不受胎だったが、今年はフレンチデピュティを受胎した。「エイシンデピュティの出来が良かったこともあるのですが、オーナーからも全きょうだいが欲しいと言われています。無事に生まれるまでは気を許せませんね」と表情を引き締めた。
エイシンデピュティは「母にとっての2番仔ですが、生まれたときから期待の高かった馬です。同期生の中でも垢抜けた馬体は目立っていましたし、活躍を期待していました」(名古屋主任)という。離乳後は近隣の中間育成牧場に。そして岡山の育成牧場へと移動して競走馬としての資質を高めていった。
「離れてはいますが、みんなで作った馬です。喜びを共有できることが嬉しいですね。繁殖牧場は、繁殖牧場でしか出来ないことをしっかりと馬に教え込んで、そして次のステップへと渡していきます。そうした受け渡しがうまくいかないとせっかくの素質を生かせないケースもありますから手は抜けません」とキッパリ。それぞれの分野が責任を分担し、そして連携する。こうした個々の努力が栄進牧場を根底から支えている。
次は春のグランプリ。宝塚記念。「こうしたチャンスはお金を積めばもらえるというものではないですから、頑張って欲しいです。」とエイシンサニー以来のG1レース制覇に夢を馳せる。
「私はエーシンフォワードの応援にダービーに行かせてもらったので、この次は誰が別の人間に行ってもらおうと思っています。ここ(北海道)でも応援はできますからね」と最高の笑顔を見せてくれた。