2006年09月10日 セントウルS G2
優勝馬:シーイズトウショウ
プロフィール
- 生年月日
- 2000年04月02日 06歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:35戦7勝
- 総収得賞金
- 504,499,000円
- 母 (母父)
- ジェーントウショウ by トウショウフリート
- 馬主
- トウショウ産業 (株)
- 生産者
- トウショウ牧場 (静内)
- 調教師
- 鶴留 明雄
- 騎手
- 池添 謙一
本馬の5度目となる重賞制覇は、新設されたサマースプリントシリーズで初代チャンピオンの称号も手に入れる快挙となった。
最有力候補と目されながらも、このシリーズに2戦(函館スプリント、キーンランドC)して2着2回と惜敗しており、自力でチャンピオンになるには優勝しかない状況だっただけにオーナーブリーダーであるトウショウ牧場(静内東別)の喜びは大きい。
この快勝にトウショウ牧場の志村場長は「出走するレースについては、調教師(鶴留師)が馬の状態を見て決めているので、このレースに出走するのか微妙でした。それでシリーズのチャンピオンには拘っていなかったのですが、強いレースをして勝ってくれましたよね。レース直前の大雨が心配でしたが、池添君(ジョッキー)が外の良い所を上手く乗ってくれました。ゴール直前で拳を振り上げていましたが、前2走で悔しい思いをしていただけに彼も相当嬉しかったのでしょう。レース後の談話でも凄く喜んでいる様子でした。私たちもオーナーの立場として、ボーナス賞金と本賞金を合わせるとGⅠと同じ賞金になりますし嬉しい限りです。」と、オーナーブリーダーの本音も覗かせ笑みを湛える。
CBC賞の取材時には、スプリンターズSでのGⅠ制覇を目標にしている様子だったが「出走後の疲れも無く(スプリンターズSに)行けそうですね。輸送が問題で、前回は体重が減って失敗(8着)しているので気にはなりますが楽しみにしています。様子を見ながら今年か来年繁殖として戻ってくる事になると思いますが、そちらも楽しみです。」と、早くも後継馬としての期待もかかる。
本馬は4年連続の重賞制覇を果しており本コラムでも紹介してきましたが、志村場長にとっては思い入れのある一頭だ。
名馬トウショウボーイを産駒に持つ名牝ソシアルバターフライの3X3というインブリードを配して生産したスピード馬トウショウフリートを祖父に、シラオキから続く牧場の代表後継馬コーニストウショウを祖母にする母のジェーントウショウ。トモの弱い母にサクラバクシンオーを父に選んで思い描いたような競走馬の誕生となったのが本馬だ。「この仔が誕生した時にヤッターと思いましたよ」と志村場長はしみじみと当時を振り返る。それは産駒の重賞勝ちという成績から離れていた6年間の時で“すべてにチャレンジした”という苦難の時期だった。
前週、札幌日経賞でコスモバルクを制して優勝したトウショウナイトはじめ現在は重賞戦線で活躍する産駒を輩出する同牧場。その中で最も気になる一頭がスイープトウショウだが、「順調に調整が進み、毎日王冠に出走できそうですよ。天皇賞かジャパンカップで、一度あのディープインパクトと走らせたいですね。」と楽しそうに微笑む。
本馬の活躍に、益々、志村場長と牧場のスタッフのチャレンジがスケールアップしてきている。
最有力候補と目されながらも、このシリーズに2戦(函館スプリント、キーンランドC)して2着2回と惜敗しており、自力でチャンピオンになるには優勝しかない状況だっただけにオーナーブリーダーであるトウショウ牧場(静内東別)の喜びは大きい。
この快勝にトウショウ牧場の志村場長は「出走するレースについては、調教師(鶴留師)が馬の状態を見て決めているので、このレースに出走するのか微妙でした。それでシリーズのチャンピオンには拘っていなかったのですが、強いレースをして勝ってくれましたよね。レース直前の大雨が心配でしたが、池添君(ジョッキー)が外の良い所を上手く乗ってくれました。ゴール直前で拳を振り上げていましたが、前2走で悔しい思いをしていただけに彼も相当嬉しかったのでしょう。レース後の談話でも凄く喜んでいる様子でした。私たちもオーナーの立場として、ボーナス賞金と本賞金を合わせるとGⅠと同じ賞金になりますし嬉しい限りです。」と、オーナーブリーダーの本音も覗かせ笑みを湛える。
CBC賞の取材時には、スプリンターズSでのGⅠ制覇を目標にしている様子だったが「出走後の疲れも無く(スプリンターズSに)行けそうですね。輸送が問題で、前回は体重が減って失敗(8着)しているので気にはなりますが楽しみにしています。様子を見ながら今年か来年繁殖として戻ってくる事になると思いますが、そちらも楽しみです。」と、早くも後継馬としての期待もかかる。
本馬は4年連続の重賞制覇を果しており本コラムでも紹介してきましたが、志村場長にとっては思い入れのある一頭だ。
名馬トウショウボーイを産駒に持つ名牝ソシアルバターフライの3X3というインブリードを配して生産したスピード馬トウショウフリートを祖父に、シラオキから続く牧場の代表後継馬コーニストウショウを祖母にする母のジェーントウショウ。トモの弱い母にサクラバクシンオーを父に選んで思い描いたような競走馬の誕生となったのが本馬だ。「この仔が誕生した時にヤッターと思いましたよ」と志村場長はしみじみと当時を振り返る。それは産駒の重賞勝ちという成績から離れていた6年間の時で“すべてにチャレンジした”という苦難の時期だった。
前週、札幌日経賞でコスモバルクを制して優勝したトウショウナイトはじめ現在は重賞戦線で活躍する産駒を輩出する同牧場。その中で最も気になる一頭がスイープトウショウだが、「順調に調整が進み、毎日王冠に出走できそうですよ。天皇賞かジャパンカップで、一度あのディープインパクトと走らせたいですね。」と楽しそうに微笑む。
本馬の活躍に、益々、志村場長と牧場のスタッフのチャレンジがスケールアップしてきている。