重賞ウィナーレポート

2004年01月25日 AJCC G2

2004年01月25日 中山競馬場 晴 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダンツジャッジ

プロフィール

生年月日
1999年06月20日 05歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:22戦6勝
総収得賞金
283,452,000円
ウォーニング(GB)
母 (母父)
ループスキークロス  by  ナスルエルアラブ(USA)
馬主
山元 哲二
生産者
野島牧場 (門別)
調教師
山内 研二
騎手
藤田 伸二
  • 1歳時のダンツジャッジ
    1歳時のダンツジャッジ


 これで通算22戦6勝。鋭い決め手を発揮して、昨春のダービー卿CTに続く2つ目の重賞を制覇したダンツジャッジ。マイル戦から中距離までをこなす万能タイプに成長した同馬の生まれ故郷・野島牧場は、日高・門別の沙流川(さるがわ)と門別川に挟まれた広い高台に位置する、立地条件に恵まれた牧場だ。
 AJCCの当日は、家族揃ってテレビで応援。直線の物凄い叩き合いを制したレース展開も「私は、4コーナーで勝ちを確信してました」と話す野島社長。周囲の距離不安の声は「母馬は長い距離もいける血統なんだよ」と一蹴する。
 ダンツジャッジの母馬ループスキークロスは、同牧場の生産馬で近親にあたる名牝ワコーチカコと同じ放牧地に放されている。野島社長は殊勲の産駒を生んだ母馬を嬉しそうに引き寄せながら、「(この母馬は)仔馬の頃、足を怪我してね。本来なら処分するところだったけど、この血統はどうしても残したいと思って繁殖に残したんだ」と語る。
 遅咲きのダンツジャッジの活躍に「馬主さん、調教師さんが大事にゆっくり使ってくれたからこそ、ここまで来れた」と感謝しつつ、今後のG1戦線に大きな期待を膨らませる野島社長。帰りがけの放牧地で、「ループスキーの1歳。これもいい、楽しみだ」と見せてくれた鹿毛の牝馬(父アドマイヤベガ)は、とても気品のある馬だった。
 取材の最後に、「ファンの方の応援に感謝してます。牧場見学は、人手不足で今は出来なくて申し訳ない」とのメッセージをいただいた。