重賞ウィナーレポート

2006年03月26日 マーチS G3

2006年03月26日 中山競馬場 晴 良 ダ 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ヒシアトラス

プロフィール

生年月日
2000年03月20日 06歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:32戦9勝
総収得賞金
428,259,000円
ティンバーカントリー(USA)
母 (母父)
タックスヘイブン  by  Alydar(USA)
馬主
阿部 雅一郎
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
中野 隆良
騎手
横山 典弘
出走馬の中では最も斤量を課せられた59kgを見事に克服。他馬をねじ伏せるようなヒシアトラスの走りに、日本時間の早朝に行われたドバイワールドCに出走していても好勝負できたのでは?と思った競馬ファンも多いのではないだろうか。

「よくあのハンデを克服してくれました。この週は中山土曜の4レースでも、半妹にあたるアクロスザヘイブン(父フジキセキ)が勝利しているんですよ。タックスヘイブンは毎年いい産駒を産んでくれていますし、改めて素晴らしい繁殖牝馬だと感じています」と社台ファーム事務局の長浜卓也さんは教えてくれる。

この兄弟のことはよく覚えていますよ、と笑う長浜さんだが、幼少時のヒシアトラスについてこんな思い出を語ってくれた。「このレースは550キロの馬体で競馬をしていた馬ですが、生まれた頃から大きな馬でしたね。初期育成を始めた頃もしっかりとした馬体が目を引いていましたね」

これで昨年の平安S以来の重賞2勝目。長浜さんは久しぶりの重賞制覇も嬉しいですが、と話した後に、「賞金を加算したことで、これからのダート重賞戦線におけるレース選びが楽になりますね。ダートのトップホースはドバイに出走した馬を始め強豪揃いですが、今の充実振りなら能力で引けを取らないはず。より大きなタイトルも期待したいですね」と話してくれた。

これからヒシアトラスが長浜さんの言葉の通りの活躍を見せてくれれば、来年の今頃は、ドバイの星空の下でレースをしていることになるかもしれない。