2007年07月22日 函館記念 Jpn3
優勝馬:エリモハリアー
プロフィール
- 生年月日
- 2000年03月21日 07歳
- 性別/毛色
- せん/鹿毛
- 戦績
- 国内:44戦9勝
- 総収得賞金
- 350,431,000円
- 父
- ジェネラス(IRE)
- 母 (母父)
- エリモハスラー by ブレイヴエストローマン(USA)
- 馬主
- 山本 敏晴
- 生産者
- えりも農場 (えりも)
- 調教師
- 田所 秀孝
- 騎手
- 武 幸四郎
豪快に差し切って函館記念の3連覇という偉業を成し遂げたエリモハリアー。
昨年の強い勝ち方を再現するかのようなレース振りだったが、この1年の間には10ヶ月間の復帰への闘いがあった。
生産牧場はオーナーブリーダーのエクセルマネジメント(旧えりも農場 えりも町歌別)だが、本馬は、昨年の札幌記念(5着)後に屈腱炎を発症し厚真のトレーニングセンターに戻った。その症状は軽いものではなかったが、そこから、山本将裕社長とスタッフが、今年の函館記念を目指して治療、調整して来ただけに、この復活優勝の喜びは大きい。
厚真トレーニングセンターの事務所を訪れると、さすがに山本社長は満面に笑みを浮かべている。同牧場の瀬瀬獣医と本馬の乗り役も勤める山中厩舎長も御同席頂いた。
山本社長は、「今回勝てたのは、屈腱炎をうまく克服出来たことに尽きます。昨年はサマー2000シリーズの初代チャンピオンを期待していただけに悔しい思いをしましたから、当初から今年のこのレースでの3連覇を目指していました。最新の治療方法を取り入れ(秘密だそうです)幾度も繰り返しました。調整にも気を遣って丁寧に続けましたよ。みんなが頑張った結果でしょう。一昨日、リフレッシュにここに戻って来ていますが、疲れも無く体調も良さそうです。札幌記念(予定)を目指してシリーズのチャンピオンを狙いたいですね。」と横に居る二人を頼もしそうに見る。
瀬瀬獣医は、治療当時を振り返り「おとなしい馬なので、治療はし易かったのですが4ヶ月掛かりました。調整に入っても熱発していないか、何時も気をつけないといけない状況でしたから(レースに)戻れたことが嬉しかったですね。」とホッとした様子。
本馬は、幼駒の頃は大変うるさい馬で、デビュー前にせん馬となったことが効を奏したようだ。
馴致、調教、調整と本馬に乗り続けている山中厩舎長もさすがに嬉しそう。「普段は、本当におとなしくて、みんなに好かれています。でも、調教駆けするように、乗ると凄く走りたがる馬です。治療が終わり引き運動からじっくりと調整しようと年明けに乗り始めたのですが、コースでも、他馬が一緒だとすぐに走りたがるので1頭だけ離して調教しました。乗り味は相変わらず良いですね。」と愛馬を知り尽くしている山中厩舎長。
山本社長は、頑張っているスタッフに気を遣うかのように、これからの、本馬への夢を膨らますが、「休養明けで、まだ2戦したところで元気一杯です。夏男(?)ですので調子は上るでしょうから、先ずはサマーシリーズのタイトルに期待します。来年は、まだ記録の無いという同一重賞4連覇を狙い、ジョッキーも代えて4人のジョッキーによる4連覇というのにも挑戦したいですね。」と、せん馬として無事に永く走り続けてもらいたいという愛仔への思いやりも伺われる。
リフレッシュ中の本馬には、瀬瀬獣医の看視が続き、山中厩舎長の1時間に及ぶ引き運動が毎日行なわれている。完全復活した本馬に、同牧場の思い入れは大きい。
昨年の強い勝ち方を再現するかのようなレース振りだったが、この1年の間には10ヶ月間の復帰への闘いがあった。
生産牧場はオーナーブリーダーのエクセルマネジメント(旧えりも農場 えりも町歌別)だが、本馬は、昨年の札幌記念(5着)後に屈腱炎を発症し厚真のトレーニングセンターに戻った。その症状は軽いものではなかったが、そこから、山本将裕社長とスタッフが、今年の函館記念を目指して治療、調整して来ただけに、この復活優勝の喜びは大きい。
厚真トレーニングセンターの事務所を訪れると、さすがに山本社長は満面に笑みを浮かべている。同牧場の瀬瀬獣医と本馬の乗り役も勤める山中厩舎長も御同席頂いた。
山本社長は、「今回勝てたのは、屈腱炎をうまく克服出来たことに尽きます。昨年はサマー2000シリーズの初代チャンピオンを期待していただけに悔しい思いをしましたから、当初から今年のこのレースでの3連覇を目指していました。最新の治療方法を取り入れ(秘密だそうです)幾度も繰り返しました。調整にも気を遣って丁寧に続けましたよ。みんなが頑張った結果でしょう。一昨日、リフレッシュにここに戻って来ていますが、疲れも無く体調も良さそうです。札幌記念(予定)を目指してシリーズのチャンピオンを狙いたいですね。」と横に居る二人を頼もしそうに見る。
瀬瀬獣医は、治療当時を振り返り「おとなしい馬なので、治療はし易かったのですが4ヶ月掛かりました。調整に入っても熱発していないか、何時も気をつけないといけない状況でしたから(レースに)戻れたことが嬉しかったですね。」とホッとした様子。
本馬は、幼駒の頃は大変うるさい馬で、デビュー前にせん馬となったことが効を奏したようだ。
馴致、調教、調整と本馬に乗り続けている山中厩舎長もさすがに嬉しそう。「普段は、本当におとなしくて、みんなに好かれています。でも、調教駆けするように、乗ると凄く走りたがる馬です。治療が終わり引き運動からじっくりと調整しようと年明けに乗り始めたのですが、コースでも、他馬が一緒だとすぐに走りたがるので1頭だけ離して調教しました。乗り味は相変わらず良いですね。」と愛馬を知り尽くしている山中厩舎長。
山本社長は、頑張っているスタッフに気を遣うかのように、これからの、本馬への夢を膨らますが、「休養明けで、まだ2戦したところで元気一杯です。夏男(?)ですので調子は上るでしょうから、先ずはサマーシリーズのタイトルに期待します。来年は、まだ記録の無いという同一重賞4連覇を狙い、ジョッキーも代えて4人のジョッキーによる4連覇というのにも挑戦したいですね。」と、せん馬として無事に永く走り続けてもらいたいという愛仔への思いやりも伺われる。
リフレッシュ中の本馬には、瀬瀬獣医の看視が続き、山中厩舎長の1時間に及ぶ引き運動が毎日行なわれている。完全復活した本馬に、同牧場の思い入れは大きい。