2009年03月14日 中京記念 G3
優勝馬:サクラオリオン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月01日 07歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:28戦5勝
- 総収得賞金
- 201,411,000円
- 母 (母父)
- サクラセクレテーム(USA) by Danzig(USA)
- 馬主
- (株) さくらコマース
- 生産者
- 新和牧場 (静内)
- 調教師
- 池江 泰郎
- 騎手
- 秋山 真一郎
中京から嬉しい桜の便りが届いた。サクラオリオンが3度目の重賞挑戦で栄冠に輝いたのだ。
本馬を生産したのは新ひだか町静内の新和牧場。主な生産馬には鳴尾記念を連覇したサクラメガワンダーや関東オークス馬のサクラヴィクトリアらがいる。
色鮮やかなお祝いのお花でいっぱいの牧場事務所で、谷岡毅社長にお話を伺った。
「レース前は入着できたら良いなという気持ちで応援していました。サクラオリオンは歳を重ねてもへこたれずに頑張る馬で、7歳馬ながら重賞を勝ってくれて嬉しいです。半兄のサクラハーンも息長く活躍していて、この馬も似たような部分があるのかなと思います。入厩した頃は同じ池江泰郎厩舎のディープインパクトが調教パートナーで、もともと能力を買われていました。故障した時期もありましたが、よく復活してくれたし血統の良さも花開いたね。」
と、喜びを見せていた。
母はDanzig産駒のサクラセクレテーム。母系を辿ると国内外の重賞ウイナーが並び、母の兄弟には種牡馬として大成功を収めたゴーンウエストの名前もある。
「父のエルコンドルパサーは馬産地でかなり期待を集めていた種牡馬だし、母系も素晴らしいからね。サクラオリオンはこちらで育っていた当時も目につく存在でした。脚が長くて、スピードがあるなという印象を持っていました。」(谷岡社長)
と、幼駒時代の本馬を振り返る。
新和牧場で生産された後は浦河町のBTC(競走馬の育成場)の施設を有効利用し、ハードなトレーニングにも耐えうる馬へと鍛え上げられた。当時、携わっていた育成スタッフからは“良い馬です、走りますよ”と、将来を有望視する声があがっていたという。
BTCでの鍛錬と日本を代表する名馬とのトレーニングの末、1000万クラスまではトントン拍子で勝ち進んだが、その後はやや足踏みする結果が続いた。
谷岡社長は、
「この馬は性格的に少し気分屋なところがあって、真面目に走ってくれる時とそうでない時があるのですよ。調教を見ていてもそんな感じがしました。なので、レース中に気分を害した時は結果が良くないけど、やる気になった時は強いです。今回はこの馬の良いところが出ましたね。」
と、分析する。闘争心に火が付いたサクラオリオンの強さが存分に引き出た結果、大きな勲章を手にした。
本馬の半妹には父サクラプレジデントの2歳馬がおり、
「すこぶる順調です。早い時期にデビューできそうですよ。」
と、父同様2歳戦からの活躍を描く。1つ下の半弟には父キングヘイローの仔がおり、こちらも当然期待を寄せている。
谷岡社長が“素直な馬”という母馬サクラセクレテームは、放牧地で元気な姿を見せていた。今年は出産をひと休みして、現在は来年へ向けてどの馬を種付けしようかプランを練られているところだ。サクラオリオンの活躍を受けて本馬の血統に期待が高まる。
来年は、トレーニングパートナーだったディープインパクトの仔が注目のデビューをするが、7歳馬になった‘僚友’サクラオリオンは古馬中距離路線の新星として今輝き始めた。
谷岡社長は、
「今後も重賞を勝ってくれたら嬉しいですね。少し時計のかかる芝も合うみたいだし、来年また中京記念連覇を狙って欲しいです。」
と、望みを託した。
セールスポイントである勝負根性を武器に、今後の重賞戦線を盛り上げる存在へと成長して欲しい。
本馬を生産したのは新ひだか町静内の新和牧場。主な生産馬には鳴尾記念を連覇したサクラメガワンダーや関東オークス馬のサクラヴィクトリアらがいる。
色鮮やかなお祝いのお花でいっぱいの牧場事務所で、谷岡毅社長にお話を伺った。
「レース前は入着できたら良いなという気持ちで応援していました。サクラオリオンは歳を重ねてもへこたれずに頑張る馬で、7歳馬ながら重賞を勝ってくれて嬉しいです。半兄のサクラハーンも息長く活躍していて、この馬も似たような部分があるのかなと思います。入厩した頃は同じ池江泰郎厩舎のディープインパクトが調教パートナーで、もともと能力を買われていました。故障した時期もありましたが、よく復活してくれたし血統の良さも花開いたね。」
と、喜びを見せていた。
母はDanzig産駒のサクラセクレテーム。母系を辿ると国内外の重賞ウイナーが並び、母の兄弟には種牡馬として大成功を収めたゴーンウエストの名前もある。
「父のエルコンドルパサーは馬産地でかなり期待を集めていた種牡馬だし、母系も素晴らしいからね。サクラオリオンはこちらで育っていた当時も目につく存在でした。脚が長くて、スピードがあるなという印象を持っていました。」(谷岡社長)
と、幼駒時代の本馬を振り返る。
新和牧場で生産された後は浦河町のBTC(競走馬の育成場)の施設を有効利用し、ハードなトレーニングにも耐えうる馬へと鍛え上げられた。当時、携わっていた育成スタッフからは“良い馬です、走りますよ”と、将来を有望視する声があがっていたという。
BTCでの鍛錬と日本を代表する名馬とのトレーニングの末、1000万クラスまではトントン拍子で勝ち進んだが、その後はやや足踏みする結果が続いた。
谷岡社長は、
「この馬は性格的に少し気分屋なところがあって、真面目に走ってくれる時とそうでない時があるのですよ。調教を見ていてもそんな感じがしました。なので、レース中に気分を害した時は結果が良くないけど、やる気になった時は強いです。今回はこの馬の良いところが出ましたね。」
と、分析する。闘争心に火が付いたサクラオリオンの強さが存分に引き出た結果、大きな勲章を手にした。
本馬の半妹には父サクラプレジデントの2歳馬がおり、
「すこぶる順調です。早い時期にデビューできそうですよ。」
と、父同様2歳戦からの活躍を描く。1つ下の半弟には父キングヘイローの仔がおり、こちらも当然期待を寄せている。
谷岡社長が“素直な馬”という母馬サクラセクレテームは、放牧地で元気な姿を見せていた。今年は出産をひと休みして、現在は来年へ向けてどの馬を種付けしようかプランを練られているところだ。サクラオリオンの活躍を受けて本馬の血統に期待が高まる。
来年は、トレーニングパートナーだったディープインパクトの仔が注目のデビューをするが、7歳馬になった‘僚友’サクラオリオンは古馬中距離路線の新星として今輝き始めた。
谷岡社長は、
「今後も重賞を勝ってくれたら嬉しいですね。少し時計のかかる芝も合うみたいだし、来年また中京記念連覇を狙って欲しいです。」
と、望みを託した。
セールスポイントである勝負根性を武器に、今後の重賞戦線を盛り上げる存在へと成長して欲しい。